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◆ヒント◆当時、砂糖は貴重品。貴族などが好んで食べたという。砂糖菓子の1つに、こんぺいとうがある。「こんぺいとう」は、もともと日本でできたものではなく、ポルトガルから伝わった南蛮輸入菓子である。
◆答え◆ 1569年(永録12年)、日本にキリスト教布教のためにやってきた宣教師ルイス・フロイスが、時の権力者、織田信長に布教許可をもらうため、ポルトガルから持ってきたこんぺいとうを献上、信長はこれを好んで食べていたという。また、信長は若い頃、人目もはばからず栗・柿・瓜などをかぶりつくように食べていたというから、甘いものが嫌いではなかったようだ。
ちなみに、当時、ポルトガルでも貝や魚の形をした小粒のお菓子を司祭や貴族が食べていた。こんぺいとうの作り方は,江戸時代に井原西鶴が書いた「日本永代蔵」(1688年)に記されている。そこには,「胡麻に砂糖を入れたものを煎りながら乾燥させ、更に鍋に入れ暖めると胡麻から砂糖が吹き出してこんぺいとうになる」と記されている。今の作り方に近い製法が書かれてあるのが「古今名物御前菓子秘伝抄」。それには,「砂糖を煮て溶かしたものを平鍋に入れた芥子の実に少しずつかけていく」とある。あまり知られていないかもしれないが、こんぺいとうは作るのに時間と手間がかかり、直径2cmのこんぺいとうを作ろうとすれば、2週間ほどかかった。
◆アクセス◆写真は、JR安土駅南広場にある城郭を思わせるような建物が、城郭資料館。信長が築城した安土城のひな形が20分の1で再現されている。安土城は、金箔瓦、外観5層内部7階で、内部は狩野氷徳の襖絵や異国文化の調度で飾られていた豪壮華麗な城。宣教師ルイス・フロイス(1532-1597)が本国に送った書簡に書いたことでヨーロッパ中に紹介された。ちなみにローマ宣教師によって献上されて、日本で初めて珈琲を飲んだのも信長といわれる。この信長が飲んだローマコーヒーは、この城郭資料館で味わうことができる。滋賀県蒲生郡安土町。JR琵琶湖線「安土駅」下車徒歩1分。大人200円(入館とコーヒーセット券400円)。学生150円。小人100円。
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