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ブログでお世話になっている鉄砲弥八さんの記事を拝見して、俄然観たくなった映画。 トリュフォー監督の映画は好きなので、いくつか観ているけど、これは初めて。 allcinemaのデーターベースによると「トリュフォーの傑作中の傑作」なんだとか。 ストーリー展開が上手いし、モノクロの映像もそれはそれはきれいで、 一度観たら絶対に忘れられない、誰かに勧めたくなる映画かも。 一言で言えば、妻子ある文芸評論家と若いスチュワーデスの不倫の顛末を描いたものだけど、 真面目そうな文芸評論家ラシュネーが、スチュワーデスのニコルの魅力にずぶずぶと嵌っていく過程がドキドキするし、 旅行中のシーンでは、なかなか2人だけになれない、イライラさせる展開も上手い。 意外とあっさり、ラシュネーの浮気が妻にバレてしまうけど、 浮気が発覚する以前から、実は夫婦仲がよくなかったようで、あれよあれよと別居や離婚話が進んでしまう。 これ幸いと喜んでいるラシュネーと、しらーっとしたニコルの、心のすれ違いもいいよなぁ‥。 ニコル役のフランソワーズ・ドルレアックという方を初めて観たけど、 目力(めぢから)のある、おじさんがいかにも振り回されそうな、子猫ちゃんぽい女性だった。 カトリーヌ・ドヌーヴのお姉さんで、自動車事故で、わずか25歳で亡くなったとのこと。 ラシュネー役のジャン・ドザイーも初めて観たけど、 淡々とした、激情するタイプではないクールなおじさん役で、なかなか素敵だったなぁ‥。 2人の旅行先で、ラシュネーがニコルの写真を撮るシーンがあるけど、 出てくるカメラがローライフレックスだった!! いいなぁ‥、いつか欲しいもの‥。 私が初めて観たトリュフォーの映画よね、と懐かしく思って観たけど、 「懐かしいわよね〜」と既に2007年の夏に観なおしていた。 http://blogs.yahoo.co.jp/inuneko0113/49772011.html/ そんなこと、すっかり忘れていた!! というわけで3回目の鑑賞だったけど、やはりこの映画は好きだなぁ‥、何度でも観たくなる映画だよなぁ‥としみじみ。 ・どこか影のある転校生の男の子 ・友人のお母さんに憧れている男の子 ・アパートのベランダから転落しちゃったけど、無傷だった小さな男の子 ・映画館でキスしてる、オマセな男の子と女の子 ・夏休み中の林間学校でのファーストキス ・家族に置いてきぼりにされて、「お腹が空いた〜」と大騒ぎする女の子 などのエピソードが淡々とつながっていて、 子どもっていいなぁ、大人だっていいよなぁ、生きてるっていいなぁ、と嬉しくなってくる。 『日曜日 子どもは退屈』というシャンソンも味わい深いし、70年代らしいファッションも懐かしい。 さすがファッションの国フランスよねぇ、と驚いたのは、 男の子たちが着ている下着の色が、鮮やかな赤や緑だったこと。 洗濯して色落ちしないのか心配なくらい鮮やかで、こんな色の下着は日本では見たことないよなぁ‥とびっくり。 子どもたちの体型が、足が長くて背中ががっちりしていて、日本人とは大違いだし、 フランスの普通の家の食事も、大地の恵みをしっかり受け取っていて豊かだなぁ‥、と羨ましくなる。 そうそう、妻の出産シーンを撮ろうとする学校の先生のシーンで、 ローライフレックスが出てきたから、トリュフォーはローライが好きだったのかも。 今まで私が初めて観たトリュフォーの映画は「トリュフォーの思春期」だと思っていたけど、
あれこれ調べてみたら、76年4月に公開された「アデルの恋の物語」だった。 私が中学生だった頃、町の映画館では、新作も2本立てで上映していて、 「アデルの恋の物語」の同時上映は「カッコーの巣の上で」だったような‥。 76年12月に公開された「トリュフォーの思春期」は、 「カサンドラ・クロス」か「ラストコンサート」と一緒に上映されていたのかも。 その頃お世話になった映画館が、今では1軒しか残っていないなんてねぇ‥。 |

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「柔らかい肌」は今年になって高田馬場の映画館で観ました。
フランソワーズ・ドルレアック、いいですねえ。
先週はキネカ大森で「ロシュフォールの恋人たち」を観て来ました。
こっちは豪華絢爛なミュージカルで、妹のカトリーヌと共演、双子の役でした。
2011/1/26(水) 午後 2:24 [ 鉄砲弥八 ]
>鉄砲弥八さん
すてきな映画を教えてくださって、本当にありがとうございました。今晩は「アメリカの夜」をDVDで観ようかなぁ‥。しばらくトリュフォー監督作品が続きそうです。
大森までいらっしゃったんですか? 都内縦断ですね。私は大田区在住なので、どこかですれ違っているかも(笑)。「ロシュフォールの恋人たち」も近いうちに観てみます。
2011/1/26(水) 午後 6:58
ご無沙汰しています。
トリュフォー作品の中でもこれはとりわけ好き〜
ほ〜〜そうですか
<男の子たちが着ている下着の色が、鮮やかな赤や緑だった
気づきませんでした。おもしろいですね。
ちょっと前の記事ですがTBさせてくださいね。
2011/1/28(金) 午後 0:55
>Cartoucheさん
コメント&TBありがとうございました。
「柔らかい肌」よかったですよね〜。フランソワーズ・ドルレアックには到底敵いませんが、あんな小悪魔っぽい女性に一度はなってみたいです(笑)。
2011/1/28(金) 午後 1:44