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大阪府貝塚市にある、屠畜から販売までを家族で手掛ける精肉店のドキュメンタリーで、 評判がよかったので、前から観たかった映画。 屠畜シーンを初めて観たので、ちょっとびっくりだったけど、 手際のよさ、チームプレイの見事さ、清潔感に溢れていて、 生きていた牛が「牛肉」になっていく過程が、淡々と描かれていた。 仕事も日々の生活も「家族全員揃って」が当たり前なのも、淡々と描かれていて、 今の日本人の多くが忘れてしまったものがたくさんあるなぁ、と感じた。 部落解放問題にも触れていて、 家族それぞれが多くの差別を経験した中で、自分たちの手で次第に社会を変えていった過程が判ったけど、 それも力むことなくさらっと描かれていたので、ちょっとあっさりし過ぎかなぁ。 部落解放問題を知らない世代には、この程度の描写で充分なのかしら、とも思ったり…。 向井理と片桐はいりが、恋愛に不器用な姉と弟を演じていて、 向井くんとの擬似デートを楽しめるようなシーンが多く、年甲斐もなくきゅんきゅんしてしまった。 たまたまCSを観ていたら、夏目雅子の「なめたらいかんぜよ」のキメ台詞のシーンだったので、 気になって、最初から観てみた。 若い役所広司がちょろっと出演していてびっくり。 どの登場人物も濃いキャラだよなぁ…。 観終わった後、原作も読んでみた。
映画では夏目雅子目線で、「花子の生涯」は端折っていたけど、 原作は最後の最後まで丁寧に描かれていて、壮絶な人生だったことがよく判る。 実話ではないものの、当時の高知にはこんな生き様の人々がいたんだろうなぁ、 男も辛いけど、女も大変だよなぁ…。 |

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