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夜行列車はプライバシーが確保されていない
だから敬遠される傾向がある。
よって個室車両を増やすべきである。
そんな話を聞いたことがあります。
確かに開放型寝台はカーテン一枚で通路と寝台を区切っているだけなので、
プライバシーの保護はほとんどありません。
その点、個室寝台は施錠することができ、
プライバシーを守ることが可能となります。
11月に「あけぼの」に乗った際も、
B個室のソロはほぼ満席でしたが、開放型のB寝台は半分ほど空いていました。
4月に「北陸」に乗ったときも、ソロは満席でも、
開放型B寝台にはまだまだ空きがありました。
開放B寝台とB個室ソロの寝台券は、同じ6300円なので、
同じ金額払うなら個室にしようと考える方が多いことがわかります。
ですが、最近は夜行便で移動されている方が、
それほどプライバシーを重要視していないように思います。
例えば、夜行バス。
乗ったことがないので詳しくは知りませんが、
基本的に周囲の席と仕切る壁などはないと思います。
カーテンはあるかと思いますが、
開放B寝台と同様にプライバシーという点で考えると、
十分とは言えないのではないでしょうか。
さらにはカプセルホテル。
僕が泊まったことのある所では、
寝室というかカプセルには鍵がついておらず、
他の宿泊客があけようと思えば、簡単に入り口を塞いでいるカーテンを開けることができます。
視線を感じて、カーテンのほうに目を向けると、
知らない人が中を覗いているということも考えられます。
夜行列車はプライバシーが守られないから、
人々が利用を敬遠するという意見は、少し違うように感じます。
はっきり言って、
料金が高いのにそれに準じたサービスが提供されていない
と、多くの人が思っているからだと思います。
以前の記事で、夜行バスとの料金差を示しましたが、
一般の人にとって魅力的に見えるのは夜行バスでしょう。
B寝台の設備で、6300円+特急料金は、
いくら夜行列車が好きな人間から見ても、高すぎます。
これに運賃が加算されると、さらに金額は跳ね上がり、
よりいっそう夜行バスの料金が、素晴らしく見えてきます。
本当にこの金額設定にしなければ、
1回の運行に当たって儲けが発生しないのでしょうか。
「あけぼの」のゴロンとシートは、
寝台券不要の座席車扱いとしたことで、
利用者が増えているのではないでしょうか。
寝台車と比べて5800円ほども安くなれば、
一般のお客さんにも魅力に見えるでしょう。
尚且つ、座席車にも関わらず、
横になって寝ることができるというメリットを知ってもらえれば、
夜行バスにはないサービスの提供というかたちで、
アピールすることができると思います。
空席のまま走らせるくらいなら、
値段を落として、かつ乗ってもらえるようなサービスを打ち出し、
今まで利用したことがない人々にも、
興味を持ってもらえるようにする必要があるのではないでしょうか。
サンライズのノビノビ座席も結構人気があり、
指定券をとるのに苦労したことがあります。
ノビノビ座席も、カーペット上で横になって寝ることができるから、
人気があるんだと思います。(少し痛いけど)
もし普通の椅子席だったら、
そんなにまで人気は出なかったのではないかと思います。
「はまなす」のドリームカーは空いていても、
横になることができるノビノビカーペットは満席だったことがあります。
座席車なのに、横になって眠ることができるというのは、
人気の一因となっていることが分かるかと思います。
普通の座席車両を座席車として提供するだけでは、
夜行バスと比較されたときに、勝ち目はないと思います。
座席扱いなのに、横になって眠れる
列車でしかできないサービスだと思います。
1人辺りの料金収入は減りますが、
多くの人が利用すれば増益も見込めるのではないでしょうか。
何も知らない人間が、好き勝手言っているだけだとは思いますが、
少しでも利用者を増やすためには、こういったサービスの提供も必要になるかとお思います。
決して存続が約束されているわけでない「日本海」や「北斗星」でも、
「横になれる座席車」の導入を試していただきたく思います。
「きたぐに」のB寝台1両を、指定席扱いにするのも、
ありだと思います。
どんなにリクライニングするシートであっても、
完全に横になって眠れる座席にはかなわない
そう思っています。
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