犬と生活(犬の店ワタナベ)

ジャパンケネルクラブ公認トリマーの店

店長妄想劇場

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 小説を書いてあるブログを読んで、私には書けないがブログ風お話にしたら書けるのではないかと思って挑戦してみた。

内容は全部ウソ(フィクション)です。

 世の中には、有る事ない事言う方が居るが、この「消えた息子」話は無い事無い事です。

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店長妄想劇場、消えた息子17 想いで

2015年4月22日

 もう1年以上過ぎても息子からの連絡が無い。

近所の公園の桜を観ると思いだす。
「たあぁたん」息子(学)は言葉が遅く、3歳くらいまで「かあさん」と発音できなかった。
後で知るのだが父親の奴(恭一)も言葉が遅かったそうだ。

桜の花びらを拾い集めて、おもいっきり息を吐かせて花びらを小さな手の平から散らせた。息子は笑顔で何度も何度も花びらを散らせては喜んだ。

自然に呼吸を覚えたのか、それから徐々に発音が良く成り自然に言葉が出るようになった。

 居なくなる年まで桜の日の思い出を息子に話した。
「何時も聞てる・・・」と答えが返ってくる様な気がして独り言。

店長妄想劇場、消えた息子16 母の日

母の日に、息子が小学5年生の時私の似顔絵とカーネーションの造花をくれた。
倉庫に残しておいた息子の絵を持ち出して飾った。

卒業式の総代は弟が行なった。息子が居たら、2人のどちらが総代に成ったろうか?などと思ってしまう。
弟はT大理3に行っている。きっと居てれば同級生兄弟だったろうと想像ばかりが頭に浮かぶ。

息子からの連絡は未だない。
イメージ 1

 店長妄想劇場、消えた息子15
  3月が終わろうとしているのに息子はとうとう帰って来なかった。
 家は売却した。母屋は解体され土地が4つに区分された。
 
 叔母の家に引っ越すつもりであったが、もし息子が帰った来たらすぐに連絡が付くよう東京に居る事にした。
 昔の家なので庭が十分あったのが幸いした。倉庫部分15坪は残しておいた。
 粗雑な建物の倉庫に水回りと寝るだけの部屋を増設し、持っている鍵で開く様に母屋の玄関のドアを取り付けた。

 私が東京に留まろうと思ったのは、上野駅で走りだした電車から息子らしき姿を見たからだ。
 私は電車の扉のガラス窓を叩きながら息子の名を叫んだ、微かに聞こえたのかも知れない。
こちらを振り向こうとした姿が見え、高い鼻の天辺が見えた。

 きっと息子は、帰って来る。
絶対帰って来る。
母としての望みなのだ。

「次回から妄想劇場・第二部・消えた息子の父親話、死んだ母親の説明もしたいと思います。」
の心算でしたが15話を書きました。
第2部の一部をワードに書いてそのままです。

今日、フィギュアさんに感想を書いていただいて、続きを書かなければと思い立ちました。

店長妄想劇場、消えた息子14
 
 私が病院を止めた時に、私を追う様に奴も病院をやめた。奴から妊娠の話をしたのは、病院を止めやすくする為の奴にすれば小業の様なものだったのだろう。
 そして奴は何所に居るのか解らなくなった。
 
私の出産は叔母の家の傍の小さな産院でした。
元々は助産婦の母親と看護婦で助産婦の娘と親子で経営していたが、年齢のいった男性の産婦人科医の方と娘が結婚して産院に成った。
 人の良い産婦人科医はとても親切で安心でした。
 私は高齢出産の為帝王切開になる確率が高いので助手の先生を呼んで下さった。
 そこに来た助手は奴だった。
 
奴は苦しんでいる私に脅した事を詫びた。私は身籠持っていたから怖さが増した許せる物でもなく、なぜそこまで脅したのか解らなかった。
奴は、家庭を恥部と思っている部分をかき回されるのに異常に腹が立ったと言った。
子供の幸せを願いたいから、認知と名だけは奴の希望で許したが、尋常で無い脅し方に2度と会いたくなかった。子供を取られるのではないかと不安も有ったからだ。
 
 人の良い産婦人科は若い奴を大いに気に入り、奴に人工授精の話を持ちかけた。
産婦人科医には種が無かった。
 程無くして、産婦人科医の妻は妊娠した。しかし、表向きは人工授精だが、実際は奴と妻が関係を持って妊娠したのだった。
 
その子が息子の弟。産婦人科医は子供が小学生の時に亡くなった。
不思議なのは産婦人科医の妻の旧姓が私と字が違うが同姓同名。妻は奴の素性を調べ始めた。弟には、戸籍上は違うが医学的解るのを避けて父親の話しをしてあった。
妻は奴に脅かされるのを回避するために奴を調べた。

次回から妄想劇場・第二部・消えた息子の父親話、死んだ母親の説明もしたいと思います。
店長妄想劇場、消えた息子13
 
奴は家の中を観回して、廊下の西側から庭を眺めた。
夕日が奴を照らし、彫りの深い顔は美しいシルエットを浮かび出した。
それから、20年近く経った同じような夕日に廊下に立っていた息子は同じシルエットを浮かび出しながら言った「もうこの夕日は観られない」家を売ったら、もうじき解体されるからすべて思い出は心に刻むしかない。
息子と若いころの奴は似ていたのだ。
 
奴は言った「環境が人間を変えるから、お腹の子幸せだな」奴はそれから家に来る事は無かった。
 
奴は集合住宅に住み、父親は名古屋に単身赴任しているとの話であるが、実際は名古屋に別の家庭をも持っていた。
母親は碌に仕送りをしてくれない亭主に我慢して働いていたそうだ。
奴は高三の時バイト先で車の免許を取らせて貰った。大学に行かずに働く予定にしていたが、母親は夜学でも良いから大学に行かせたかった。
夏休みにバイト先から車を借りて名古屋に行くと近所の人に話していた。母親は先に名古屋に行って、初めての一人遠出のドライブと奴は嬉しそうに話していたそうだ。
半年後の2月に母親の遺体が○湖から上がった。
奴を調べて解った事だった。そして、もっと調べる事が出来なくなった。

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