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消えた息子・第2部 1(父親)
息子の名は鈴木学、その父親の名前は佐々木恭一
学があまりにも恭一に似ていたから・・・
僕は死刑に成ると思った、母を殺したから。
18才の恭一は本気でそう思っていた。
母恭子は、プライドが高く真面目で几帳面な性格は誰も人を寄せ付けなくなった。
父圭介は名古屋に単身赴任先から離婚を求めていた。
そんな事から恭子は、生活保護を受けずに無理をしながら恭一を高校に通わせていた。
圭介は離婚話しを境に金を送らなくなった。その事を会社に云って給与の一部を家族に来る様に手続きを取る事も恭子は拒んだ。
恭一は高2の冬休みから羽根布団屋でバイトを始めた。
バイトは製品の梱包や片づけと単純作業で小遣い程度貰っていた。
春休みの4月に恭一は車の免許を布団屋が取らせてくれて、本格的に仕事をするようになった。
学校が終わると、夜まで恭一は配達の仕事に励んだ。
母親に月5万円振り込む様にした。母親が喜ぶと思ったからだ、恭子は勉強もせずバイトに明け暮れる息子が許せなくなっていた。自分が苦労しても大学くらい出して遣りたかったからだ。
恭一は解っていた母親の稼ぎでは大学には行けない。
それより、今の職場は学校よりも楽しかった。
恭一は口を利くのが苦手であったが、職場の指導で相手の心理を着いて喜ばせる会話法を学んでいるうちに話し上手に成った。
呑み込みの早い恭一は布団屋の店長に気に居られ高校を出てもここで働くことを勧められた。
幼い時から母親の監視と云う躾の厳しさから、元々言葉の遅い恭一は学校に行くまでほとんど話さなかった。恭一は小学2年まで特殊学級に居たが、知能テストでとんでもない数字が出た為普通クラスに移ったが、他の子と折り合いが悪くいじめの対象に成っていた。
父圭介は見かねて、恭一を競馬場に連れて行き「恭一、馬の名前を叫んで応援するんだぞ!」恭一は圭介の肩車に乗せられて張り切って大声をあげた。
恭一は何をしても可愛がってくれる父親と居られるだけでも嬉しかった。
圭介は競馬場の雰囲気が好きだった。パドックを歩く馬を観るのは周りの人々とは違った優雅さが圭介を別の世界に連れて行ってくれた。レースを決めて応援する時限を行ったり来たりする世界を楽しむであり、賭けは別物だと思った。
恭一と来た日、珍しく勝った。その金で恭一と食堂で「かつどん、2つ、ビールとコーラ」頼んだ。恭一は「お母さんに言わないで食べていいの」心配そうに言った。「じゃ、電話してくるな」恭一はホッとしていた。
この日父には普通の子供の様に話していた。圭介は恭子の存在が恭一の言葉を取り上げて居るのを実感した。
「お母さんにお土産に海苔巻きを買って帰ろう」と圭介が言うと、コクリと恭一はうなずいた。本屋で乗り物の図鑑と吊るしのミニチュアカーの消防自動車を買い与えた。
恭一は、家に着くまでミニカーを本の上で走らせていた。
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店長妄想劇場2
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店長妄想劇場、「消えた息子」母親目線のブログ風にして書いてみました。
第2部で父親目線で「消えた息子」を小説風に書いてみたいと思ってます。
第2部で父親目線で「消えた息子」を小説風に書いてみたいと思ってます。
内容、登場人物は全て空想でフィクションです。
だから、全部ウソで〜す!www
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