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「血液型 X の健診」 月島衣音 最近、体調が思わしくない。貧血気味なので、医者に行った。 血液型を聞かれ、「分からない」と答えると、その場で採血して調べてくれた。 ところが、結果を見て医者が眉を曇らせた。 「あなたX型ですね」 「ハア? なんです? そのX型って」 「A,B,O,AB、どれにも当てはまらないX型というのがあります」 「知らなかった」 「ちなみに、容疑者Xもこの型と思われます」 「ほう、X型ってのは献身的な性格なんだ」 「それは分かりませんが、血液型を知ってあなたが貧血気味だという理由が分かりました」 「え? ど、どういうことです?」 「あなた、最近、奥さんから酒の量を減らされてませんか?」 「ど、どうして分かるんです?!」 「やはり! 実は、X型の人の血中アルコール値が下がると貧血症状を起こすんです」 「ということは?」 「X型の人の貧血は致命的です! 毎日、輸血を必要とします。でも、輸血ってのは大変なことです」 「それはそうです!」 「そこで、『 経口輸血 』 という簡便な方法を採ります」 「なんです? その 『 経口輸血 』ってのは?」 「X型の人だけに可能な、血液に代わる溶液を口から摂取するという、特殊な輸血方法です」 「ほう! つまり、血液代わりにお酒などを飲みなさいということですね?!」 「その通り!」 「帰ったら、奥さんに頼んで晩酌の回数を増やしてもらってください」 「はい〜っ♪」 病院から帰って、医者に言われた通りかみさんに説明した。 するとなぜか、いきなりほっぺたをひっぱたかれてしまった。 「お医者さ〜ん! かみさんに分かってもらえる上手な説明の仕方、教えてくださ〜〜〜〜〜い!!」 〈ion〉 ★ 「あんた! O型ですから!!」
ひえ〜っ! かあちゃん! 知ってるの?! 自分でも知らなかったオイラの血液型。 |
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ああっ、たまらなく好き、ionさんぶちかましてくれるなぁ。
X型って...!
私も経口輸血したくなっちゃったじゃないか!
これまたポチっ!
晩酌の量じゃなく、回数っていうのが、リアルでオモロ〜♪
2008/9/24(水) 午前 0:15 [ an71 ]
こんにちは。面白いですねぇ、笑ってしまいました。日本酒ではなくて、血の色のワインではだめですか。でも、この小説はもしかして、現代版「饅頭怖い」なのでしょうか。
2008/9/24(水) 午後 3:06 [ 文学の散歩道 ]
☆an71pmさんありがとうございます。聞いたら、今度学会で発表するそうです♪「経口輸血」
2008/9/25(木) 午前 0:50
☆文学の散歩道さんありがとうございます。おお〜ッ!「赤ワイン」とは、考えが至りませんでした♪次期改訂にぜひ採用ご許可を♪
2008/9/25(木) 午前 0:54
私もX型になりたい。(笑)
2008/9/30(火) 午前 11:27