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毎日休まず一話づつ掲載している、「ドキ出来ショート」は、基本、一話完結ですが、連作になったシリーズ物もいくつもあります。 その中でionが気に入っているシリーズ物の一つ、「時間屋シリーズ」がまとめて読める書庫を用意しました♪ 現在は、シチュエーションを変えて新作 「時間屋シリーズ」が連載中です♪ 「時間屋シリーズ」
「時間屋(1)…序章」─ドキ出来ショート(241) 「時間屋(2)…時効よ止まれ!」─ドキ出来ショート(242) 「時間屋(3)…別れた女?!」─ドキ出来ショート(243) 「時間屋(4)…命削る消防士!」─ドキ出来ショート(247) 「時間屋(5)…妖怪・雪隠ばばあ」─ドキ出来ショート(255) 「時間屋(6)…新人女優、最高の演技」─ドキ出来ショート(259) 「時間屋(7)…最後の海水浴」─ドキ出来ショート(262) 「時間屋(8)…おんなじ夢」─ドキ出来ショート(374) 「時間屋(9)…灰色の時間さえ」─ドキ出来ショート(380) 「時間屋(10)…病魔」─ドキ出来ショート(792) 「時間屋(11)…汚い掛け軸!!」─ドキ出来ショート(1879) |
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2011年01月10日
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「兄ちゃん」 月島衣音 ボクが、物置に入って、面白いモノがないか探していた時のこと。 隅に大きな段ボール箱を見つけた。 「何だろう?」 開けてみると、中にあったのは、古びた旧式のロボット。 そう言えば、今は引退しちゃったけど、パパは昔、ロボットの開発に携わっていたって話だ。 ボクの遊び相手に、試作中のヤツをうちに持って来たのかも知れない。 おぼろげに記憶が残っている気がする。 「これって、なんか面白そう。 動かないかな?」 最近、ラジコン機やゲーム機の遊びも飽きてきた。 物置に入ったのも、何か遊ぶ面白いモノでも見つけたかったからだ。 ボクは、重いロボットを箱から引っぱり出して、庭まで運んで行った。 ロボットのあちこちを探し、どこかスイッチでもないか調べてみる。 見ると、ロボットの左手首の内側に、桜の花のマークがあって、「R-001」と刻印されている。 その桜の花のマーク、最近どこかで見たような気がする。 ハッキリ覚えがない。 そんなことより、今は、このロボットの起動スイッチがないか、見つけるのが先だ。 その時、うしろで声がした。 「見つけたのかい? オマエの兄ちゃんを」 振り返ると、パパがそこにいた。 「え? 兄ちゃんって、 ヤッパ、コイツ、ボクの遊び相手だったんだ?」 「違う。 子供のいない我が家に、家族にって連れてきた第一号さ。 壊れて、物置入りになった」 「え? 第一号って何? 子供がいないって…、ボクがいるじゃないか」 言いながらボクは、思わずボクの左手首の内側を見た。 そこに、ロボットと同じ桜の花のマークがあり、「R-002」と刻印されていた。 「オマエは、第二号だよ」 〈ion〉
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