22才の別れ

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                                                             涙そうそう カズ22歳パート2                                




『カズ、お前の夢は何なんだ?』

『兄貴と一緒にバイクでアメリカ大陸横断する事!!』

『へえー、私も一緒かい?!』

『もちろんだよ、俺兄貴に一生ついて行くって決めたんだ!!』

『一生だなんて勝手に決めるなよ』

『絶対ついて行く、もう決めたんだ!!』



今日はあいつの誕生日

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 皆さんはギターの名曲『アルハンブラの想い出』という曲をご存知ですか。
スペインのアルハンブラ宮殿の面影を綴ったトレモロ奏法の代表曲です。

私はこの曲を聴くと死んだあいつを想い出します。
今日11月11日は22歳で亡くなったあいつの誕生日なんです。

やっとまた私と同じ歳になりました。(毎年無理やり?!あいつにも歳を取ってもらっています)
22歳と4ヶ月2週間で亡くなってからもう30年近い年月が経ちます。

亡くなる半年前、この曲を是非マスターしたいと私にしきりに語っていました。
ほとんど毎日のように彼は仕事の後に練習していたようです。

初心者にとっては相当難しい曲です。
そう簡単に弾き熟せる曲ではありません。

でも毎日毎日、本当に獲り付かれた様に練習していました。
フォークでいうアルペジオの技術の高等版とでも言うような奏法技術です。

もしかしたら自分の死期がわかっていて、それであんなにも急いでいたのでしょうか。
彼が事故で亡くなる2週間前でしょうか、まだ完成ではないけれど聴ける様になって来ました。

私がお祝いという事で、彼を飲みに連れて行った事を憶えています。
たかが一曲弾けるようになったからといって、バカみたいにふたりで大騒ぎして何軒もハシゴしました。

当時私と彼は、お互いに妹と暮らしていました。
歩けないほど酔っ払った彼を彼の妹に届け、私もそーっと自宅に帰り妹に見つからないようにベッドに
入ったものでした。

あの頃のふたりは、同い年だけど性格が正反対でいつも喧嘩ばかりしていました。
その度に私が折れて彼を酒飲みに連れて行きました。

彼と彼の妹、私と私の妹4人で何かお祝い事があると銀座のスエヒロに行っては乾杯をしていました。
永久になんてあるはずないのに、こんな暮らしが続けばいいのにとふと思った事もありました。

あれから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


今日はあいつが死ぬ間際に一生懸命練習した『アルハンブラの想い出』とあいつが好きだった
『22歳の別れ』を聴きます。
http://www.youtube.com/watch?v=D75aWxycd_I


あいつの事は過去記事でこちらに書いてあります、宜しければどうぞご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/iori_dreams21/13505493.html


ざまあみろ、お前をいつまでも若いままにはしておかないよこれからも!!!

コージー・コーナーで買ったこのケーキ、さすがにひとりで1回では食べ切れそうにありません。
最近ダイエット?!を気にし始めた今日この頃の私です。

22才の別れ

 私は、つい数年前まではこの歌を聴くのが嫌だった。
カラオケで歌われているのを聴くのも嫌だった。

私が一年に一度、歌うのがあいつの命日3月25日。
一日、何十回というくらいCDかけて歌う。

途中、詰まって声が出ないのに歌う。
なぜ、?!

あいつが好きだった歌だから。
あいつに聴かせてやりたいから。

19歳で知り合って22歳で亡くなったあいつがすごく好きだったから。
命日くらいはあいつに嫌というくらい聴かせてやりたいから。

同い年だけど、一生兄貴についてゆくと誓った大嘘つき。
せっかく22本のローソクを立ててやったのに。

たった22本のローソクで逝ったあいつ。
いつも残される側、いつも いつもひとり残される。

何度も立ち直れないと思った。
何度ももう二度と元気になれないと思った。

悔しいからこの歌の最後をあいつの遺言だと思って守ってるんだ。
人から後ろ指さされようが私はこのままで生きていく。

絶対にこのままで生きてやるんだ。
あの世で逢ったら、まず想いっきりぶん殴ってやるんだ。



 ひとつだけ こんな私の我がまま聴いてくれるなら
     
                貴方は貴方のままで変わらずにいて下さい そのままで






      22才の別れ             伊勢正三 作詞/作曲


     あなたに さよならって 言えるのは 今日だけ
     明日になって またあなたの 暖かい手に
     触れたら きっと 言えなく なってしまう  そんな気がして

     わたしには 鏡に映った あなたの姿を 見つけられずに
     わたしの 目の前にあった 幸せに すがりついて しまった


     わたしの 誕生日に22本の ローソクをたて
     ひとつひとつが みんな君の 人生だねって 言って
     17本目からは 一緒に火を つけたのが きのうの ことのように

     今はただ 五年の月日が ながれすぎた春と いえるだけです
     あなたの 知らないところへ 嫁いでゆく わたしにとって

     ウウウーウウウ・・・・

     ひとつだけ こんなわたしの わがまま きいてくれるなら
     あなたは あなたのままで 変わらずに いてください そのままで

22歳の別れ

        3月25日(水)  本日は曇り一時雨  異状なし  出発まであと9日

 私には20数年の間、嘘を吐き通している事があります。



20数年前のあの日の今日も小雨が降る肌寒い日でした。
私に彼のひき逃げ事故の知らせが届いたのは朝の5時過ぎた頃でした。

すぐに現場に駈け付けた私は救急車の手配をしながら雨の中横たわる彼に傘を差し出しながら
異様に腫れて膨らんだ彼の頭部を眺め白い彼の吐息を見つめていました。


どれだけの時間が経ったかわからない頃、やっと救急車が到着し
運び込まれる彼をただ呆然と眺めていました。


病院に到着し、処置をする前に彼は息を引き取りました。


彼の実家がある石垣島の両親に電話をかけようと電話ボックスに向かいながら
なんて言えばいいんだろう。


『カズが今、交通事故で亡くなりました。』

寝ぼけ気味の彼の母の声が一瞬止まり、その後嗚咽に変わりました。



彼の両親が彼のもとに着いたのは翌日の夕方の頃でした。
それでもやっとの思いでチケットを手配して急いで来たそうです。


彼の母の第一声が
『カズはいつ死んだの。』

『私が来た時には息はしてませんでした。』

『そう、じゃあカズは苦しまなかったのね。』

『はい、残念ですが即死状態でした。』




あれから20数年、彼の命日に彼のお墓があり生れ育った石垣島を訪れるようになった。


『カズ、あの時の嘘はあれでよかったんだろうか?!』



生前、彼と知り合って付き合った期間は3年程です。

たったの3年でした。



今、彼の両親を私は石垣の父さん、母さんって呼んでいます。

母の日、父の日にはささやかですが贈り物を送ります。

『なぜ私達にこれまでするの。』って母さんに聞かれた事があります。


もしカズが生きていたら当然彼がします。

彼がしたであろうその万分の一でも彼に代わってしてあげたい。

それと父さん、母さんへのあの時の嘘に対しての罪滅ぼしかも知れません。





カズが生前、すごく好きだった歌があります。


     伊勢正三の“22歳の別れ”という歌です。

同い年のくせに私の22歳の誕生日祝いの時に

『いいなあ、22歳が一番好きさ。自分も早くなりたいなあ。』だって。


ほんとうにおかしな男でした。
クソが付く位の真面目で純情な男でした。


彼が一番好きだったあの歌を彼の遺言だと勝手に決めて生きています。


   ひとつだけ こんな私の我がまま聴いてくれるなら
     
                貴方は貴方のままで変わらずにいて下さい そのままで


私はこれからも欠点だらけのこの性格や性分を変えずに生きていきたいです。

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