オランダ坂から

はかなさは花月の門につるしたる金燈籠の灯より来るらし 勇

社会

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 国は、東京23区の大学の定員増を向こう10年認めないという。

地方活性化策の一環だという。真にトロイ策だといえる。こんな政策で地方が活性化し

地方の大学が救済されることはありえない。

 東京には、人・物・金が集まっている。若者にとってこれほど魅力的な場所はない。

過日、北陸を基盤として成長した大企業経営者が「その県で生まれてその県の大学を

出て他県を経験していない奴は採用しない」と発言し物議を醸した。「言い訳」を

発表せざるをえなくなった。私には、誠に正論であると思うがおかしな世になった

ものである。この経営者は、人間・人物を否定しているのではない。グローバルな時代

これからは「広い視野をもった人材」が必要である他県を知らない人間にはこれが欠けて

いるというだけの話である。企業としては至極当然の企業行動である。

 私の経験からも、その県の大学を出てその県の地方銀行の支店長しか経験のない奴に

ロクなのはいないという感覚がある。県内では変なエリート意識がある。地銀でも日本

橋の路地裏辺りに「東京支店」を設けているが、無論、仕事はない。情報収集か数少ない

地元企業の出先の仕事か県人会組織の集金、上京する役員のお供位で東京の企業には

相手にされない。東京の信金・信組以下の仕事しかない。せいぜいグループ都銀のおこぼ

れ融資の相乗り位である。この東京支店経験者は、県NO1といえども相手にされない

悲哀を実感しているから帰郷しても話しができるが県内支店長しか経験がない奴は話し

にならないほどレベルが低いのが多い。

 私も田舎から東京へ出た。

とてつもない頭のいい奴、当時でも外車のスポーツカーで通学しくる奴、

東京には巨大な格差と悲哀と希望と絶望が混在している。孤独があり友情もある。

差別もあり偏見もある。美もあれば醜もある。こういう他所では経験できない場所で青年

期の多感な時期を過ごすことはなによりも幸福へつながるヒントを得ることが出来る。

 それを持って故郷へ帰るのもいい。絶望の淵で故郷へ帰るのもいい。又、外国へ出る

のもいい。

 若者は、無理してでも田舎を捨て東京・TOKYOへで出ようではないか?


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