オランダ坂から

はかなさは花月の門につるしたる金燈籠の灯より来るらし 勇

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 平成の始め頃であったろうか。

私は、帰省した実家の茶の間で兄と雑談をしていた。兄が「この町の町会議員は、ほとんどの漢字が

読めなくて議会事務局がその議員に渡す資料は全てルビをふっている」と話した。

私は、咄嗟に「なんでそんな馬鹿が当選するのだ」と言おうとしたが止めた。その家は、私の実家から

歩いていける距離であり、この町で育った私は十分に田舎の因習を熟知している。地縁、血縁、家の格

で選出される江戸期以来のしがらみが田舎は未だ続いている。麻生という総理が漢字の読み間違いで

有名になったがこの議員はその比ではない。

 先日、仙台市会議員の欧州視察旅行をTVで隠し撮りしていた番組があった。

昼間から賭博場へ入り、ビールを飲み、視察はそれこそ建物を眺めるのが実情で実体は慰安観光旅行に

等しい。TVクルーが映しているのを察知すると慌てて横断歩道にしゃがみこんで長さを計るふりを

する始末である。もう漫画である。帰国して「ビールを飲んでいませんでしたか?」と質問されて

平然と嘘を言う始末である。仙台市会議員は、1600万の給与を税金から取り、過去20年間議員が出した

条例は「落書きはやめよう」1本だけである。痴呆(変換間違い⇒地方)議員の役割は、条例を提出して

所属している市町村の平安と発展に寄与するのが役目である。それさえも理解していない議員がゴマン

といる。行政側の出した条例にYESかNOかの投票をするのが議員だと思っている。クイズではないと

いいたくなる。それも議会質疑はあらかじめ問答が出来上がっていて読み上げるだけである。これでは

行政の監視機能も働かない。

 今、河村名古屋市長が名古屋市議の改革を提案して頑張っている。給与の半減、定数の削減。

私から見れば「至極当然、当たり前」の改革だと思うが名古屋市議はこぞって反対している。

こんな楽で高給が保障される仕事はない。平成の大合併でたしかに地方自治体は半減となり、議員も

削減されたが合併して10万の市が誕生したとする。行政側は、議員のご機嫌取りに近在の既存の10万

市の給与を調べて報酬のアップを計っている。議員側は誰も反対しない。

 そして、この前の全国町村会長の不正に代表するよに長期政権は必ず腐敗する。国会議員のみならず

居住している市町村議員の実態をよく把握して報酬、定数、政務調査費などの削減をはからないと

無能議員が税金を食べて跋扈するばかりである。一部の地方で報酬を日当制にしている自治体もある。

一生懸命がんばってやっている議員もいるかとは思うが私が見る限り金と組織があれば「地方議員は

馬鹿でもできる」現状は、全国津々浦々同じ問題である。

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