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平成28年が終わる。
今年も災害と戦争、テロが眼につく1年であった。無論、明るい材料がなかった訳ではない
。ブラジル、リオデジャネイロでのオリンピック、日本選手の活躍、米大リーグ、イチ
ロー選手の3000本安打。ノーベル賞連続日本人受賞。
1971年ジョン・レノンは、戦争も無い宗教もない平和な世を想像してごらんーとある種
理想を謳いあげた。現実は、戦争は国と国との戦いという概念を破壊するテロが欧米主要
都市で多発する時代となった。戦争は非日常の世界であったがテロは日常の中にある。
日本がこの危険にいつ巻き込まれるか秒読みといっていいかもしれない。このテロには、
宗教と民族が深く関わっている。宗教の根底は、「寛容」「癒す」「許す」から人の
幸福が生まれることだと思うがテロリストにはこれが無い。憎悪だけである。この憎悪
の再生産を発生させる土壌に「差別・貧困・教育」の問題があるが果たしてその
3つを解決してテロは収まるか最近、疑問に思えている。1つの解決でも大変であるが
戦争から得るもの、独裁政治から得るものは自国民の血と涙の犠牲だけであることを
話し合い続けていくしかないかもしれない。ジョンレノンが謳いあげた25年後にサミュエ
ル・ハンチントンは名著「文明の衝突」で「民族・文明・宗教が国家の政策を規定する
ようになる」と書いたが英国のEU離脱も単に経済問題と捉えるよりはこの流れが基底
に潜んでいるのかもしれない。米国のトランプ新大統領も、米国先導で築いて
きた秩序を変更しようとしている。日本は、戦後70年戦争をしていない。主要国で
は日本だけである。この貴重な経験を他国にも宣伝して行く必要があるが安倍政権の
動きはこれと逆行した動きであり危険な兆候であるいっていい。中国、韓国を見れば
解るが権力者は自分の身の安全の為に自国民を「日本は侵略者でありその機を伺っている
と」外に眼を向かわせる。中国はインドと戦争しチベットを侵略しベトナムへも参戦して
いる。韓国もベトナム戦争へ参戦し農民家族を多数虐殺している。国内ではそれこそ
米軍のために慰安所を設置し慰安婦を管理している。こういう国には何度も同じ話しを繰
り返し説得を図るしかない。貝塚茂樹氏も中国に対しては1度言ってダメなら2度・3度
繰り返すのが重要で黙ると認めたことになると書いている。
身近なところで心痛めるのは児童虐待と親の子殺しである。児童虐待は10万件を超えて
いる。この根底にも「貧困の連鎖と教育」の問題がある。親が自分の幼子を
殺す!このNEWSがTVで流れるとチャンネルを変える。
もっと気楽に育児・教育で相談できる行政の対応のアッピールがいる。
校内イジメでも学校、教育委員会はどうも責任回避に走る傾向が強い。そして世間の
常識に疎い、不勉強な教師がそのまま校長になっている。
教師と学校管理・経営は分離する必要があるかもしれない。教師のポストは、主任ー
教頭ー校長、その間に教育委員会経験が入る人もいるが人事管理、運営、マネージメント
にはほとんど無知である。教師は学力向上、生徒の人格形成のプロになる。学校運営
は分離し、やはりその道のプロに任せた方がいい。子供の家庭訪問の体験で解ったことは
私と日常会話も出来ない先生がいたことだ。唖然とした。今、一番遅れているのは、公立
の小・中・高の教育現場であるといっていいかもしれない。
来る年は、誰しも平穏な年を願う。
親がわが子を殺すことのない世であってほしいと願う。政治・行政に危険な兆候が出たら
NOと云う存在でありたい。そいういう仲間を増やすこともいる。敢えて、書けば
都庁の記者クラブは、都知事・石原慎太郎に対して眠っていた。惰眠にふけっていた。問
題意識も所有していなかった。としか思えない。舛添に対しても同じである。この世紀の
品性下劣問題が明るみになったのは週刊誌報道である。一番身近な都庁記者クラブは、疑
問さえ提示していない。
これから益々、個人の行政監視機能を充実させていかないといけない時代になった
のは確かなことで来る年の展望を開いていけたらなと思う。
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