オランダ坂から

はかなさは花月の門につるしたる金燈籠の灯より来るらし 勇

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 海舟の「氷川清話」は、勝の晩年側近がまとめたものである。

まあホラ話しが多いがキラリと光るものもある。その中で今の時流にあっているものを見つけたので

書いておきたい。


     「全体、改革ということは、公平でなくてはいけない。そして大きいものから

      始めて、小さいものを後にするのがよい。いいかえれば、改革者が一番に自分を

      改革するのさ」

 第2弾の「事業仕分け」が論議されているが国会議員の「仕分け」がいる。定数削減、企業献金の

廃止の改革が先にいる。小沢幹事長の首切りもできない民主党に「政治と金」の問題も解決でき

ない。起訴された議員がのうのうとまだ職にいる。日教組から大金の裏献金をうけていて未だ議員

バッチをつけている。選挙運動にいくらかかったのか知らなかった議員が国政をやる資格がないと

考えるのが常識である。独法関連法人の「やりたい放題」を見るとこの国はいかに「木端役人」が

国を我々の税金を食べ崩壊しつつあるのがわかる。国家財政が破綻したギリシャは、労働人口の実に

25%が公務員であり平均給与も労働者平均の7倍もあるという。日本の明日を見る思いがする。

 独法の単一事業の廃止より独法、関連法人の大胆な廃止がいる。

 

 私は、明治以降の家族史を書いた。

父の弟は、早稲田大学を卒業して満州中央銀行に奉職し満州に渡っている。戦後引き

上げて来てしばらく実家に逗留した。その調査で私とあまり歳がはなれていない子が

引き揚げの途中、満州国錦州市光復区において短い生を終えた。昭和20年10月のこと

である。私はこの事実を戸籍で知った。

 藤原てい氏は、戦後「流れる星は生きている」を出しベスト・セラーとなってい

る。この著作は、それに加筆したものである。夫は、作家の新田次郎。この時には気

象庁の技官として新京中央気象台にいた。

昭和20年8月9日、ソ連は日ソ不可侵条約を破棄し満州への侵略を始めた。

子供は、正広氏が5歳、正彦氏2歳、咲子氏は1ケ月。この家族構成も叔父一家とよくに

ている。正彦氏は、数学者となり最近定年を迎えている。各種社会問題にも積極的に

発言しておられる。

この逃避行のことを数年前に同じ引き揚げ体験者五木寛之氏と文芸春秋誌上で語って

おられる。藤原一家は朝鮮半島を南下した。夫は、現地に残務整理で残る。叔父一家

は大連に出たようである。苦難は想像を絶する。飢え、病気、日本人同士の猜疑、諍

い、零度以下の寒さ、暴漢、ソ連軍への恐怖、金が尽きる、幼い子供達、市場での野

菜屑ひろい、同行者の死、死、発狂。
 
 この著作にも、関東軍の家族が真っ先に移動したことが書かれている。本来、日本

国民を守るべき関東軍は逃避し国民は満州平野に棄民にされたのである。これを読む

と国家は国民を守らないのがよく解る。今でもこの逃避行を語ろうとしない人がいる

のも解る。人間の限界を見てしまったとしかいいようがない。中国残留孤児の方々は

日本という国家が棄民にした方々である。

藤原一家は、幸運にも日本に帰還できた。これは、運と藤原てい氏の紙一重の「気丈

夫」が一家を守った

としかいえない。私の叔父一家もこれと同じ苦難を乗り越えて私の家まで辿りついた

が途中で幼子を亡くし、叔母は過労がたたり私の家で亡くなった。


 注・「大東亜戦史全10巻の8巻朝鮮編」富士書苑刊に収録

 注・新田次郎(1912−1980)作家・気象学者、著作「強力伝」「武田信玄」「八甲   田死の彷徨」他

 注・妻・藤原てい(1918−)「流れる星は生きている」

 注・次男・藤原正彦(1943−)数学者・エッセイスト・お茶の水女子大名誉教授・   「数論」専門「若き数学者のアメリカ」「遥かなるケンブリッジ」「国家の品    格」他

図書館の利用について

 便利な世の中になったものである。

日々、調べ物をやっているので図書館利用が欠かせなくなっている。最低限の物は購入するが、場合に

よっては対象とする本の2行か3行のために大枚を払っていたら家計が破綻する。それでなくても家人

の眼がうるさい。

 家のPCで、遥か北海道の稚内市立図書館の蔵書を調べることが出来る。

普通の本であったらこの本を借りることが出来る。今日はこのことを書こうと思います。

長崎市の場合、市内に県立図書館と市立図書館の本館があります。合併市でありますから併合された

旧町にあった町営図書館は市の分館になっています。長崎市立図書館は、3年前に再建されたので

明るい気持ちいい図書館になりました。

 市立図書館を利用する場合登録して会員証であるカードを取得すれば借り入れを行うことができます。

市立図書館の蔵書は、自宅のPCで解ります。あるいは、図書館備え付けのPCで調べることができま

す。なければ、借り入れ用紙に「書名・著者・出版社」などを記入して提出すると全国の図書館の中から

探し出してくれます。国会図書館でも同じです。無論、無料です。他県の図書館の本ですと「館外もち出

し禁止」と制限がつく場合があります。これは、最寄の図書館内で見て下さい。自宅には持って帰れ

ませんという条件です。その図書館に蔵書があっても「貴重本」などは図書館の判断で貸し出しを

禁止していますのでその図書館までいって見るしかありません。

 昔の図書館は、索引カードの中から蔵書の有無を調べるしかなかった。PCはこういう使い方は

最高の機能を発揮する。他県借り入れの費用を一度担当者に聞いてみたことがある。本の送料だけが

依頼図書館の負担であるらしい。今、図書館は民間委託の経営が多くなってきた。長崎市も委託している

。調べてみると「館外持ち出し基準の不明」「図書館専用の無用な高額図書の購入」などの問題がある。

沢山の本を蔵書する上で止むを得ない面があるが図書館の本は裸にして保存している場合がある。

本は全てが文化である。私の調べ物の分野であると、箱・カバー・帯に誰が、何を書いてあるかも

対象であるので本はあるが箱はない、カバー・帯もない本をみると情けなくなる。装丁なども含めて

発売当時の姿で保管してあると在り難い。全集・叢書・シリーズ物などは「月報」が添付されている

のが多いがこれがない。処分したのか、盗られたか、この月報は、最初に本に貼付するのが望ましい。

中身よりもこの月報を探す場合があるのです。現に今もあるシリーズの月報を探している。

 図書館も利用すればするほど不満は多いが今回はPCのお陰で探書、借り入れは便利になったことは

上記の通りで日々の利用は欠かせない。

絶滅危惧種・新刊書店

 少年期から書店に行くのは私の楽しみの1つであった。

乏しい小遣い、あるいは参考書を買うと云って親からせしめたお金で1冊の文学書を購入することは

罪悪感より好奇心を満足させてくれた。その書店が危機的状況である。先日も新潟市で120年の歴史の

ある老舗が廃業した。平成21年の書籍、雑誌の年間総売上は21年ぶりに2兆円を下回り1兆9356億円という

数字が発表された。これには、各種の問題を内包している。1、不況の影響 2、若者の本離れ

3、少子化 4、最大の読書人口である団塊世代の退職 5、ネットの影響 6、魅力的な新刊が少ない

7、本の価格が高い。売れない理由はいくらでも上がるがでは対策はとなると難しい。これらは1書店で

解決できる問題ではない。

 片方でアメリカのネット書店であるアマゾンは脱税するほどの収益を上げている。商店街を散歩する時

には私はかならず市内NO1の書店によるがあまり客は入っていない。店頭で持っていたが行方不明のレ

イチェル・カールソンの「沈黙の春」の再刊本を見つけたが「家でネットで探そう」と考え棚に戻した。

私もほとんど書店で購入することはない。駅前商店街にある夫婦でやっているような書店が一番苦しい。

店頭在庫が少ない。その書店に依頼しても届くのが遅い。アマゾンであれば4日で届く。送料も掛か

らない。これでは競争にならない。古本を買えば価格が安い。新刊されて1ケ月もすれば古書店NETで

買える。これでは商売にならない。

 街を散歩する時に書店に寄ることは私の行動パターンであり街から書店が消えることは寂しいことであ

る。いくらネットで買えるといっても書店でしか味わえない興奮があるが買わない客の勝手な願望でもあ

る。

日本霊異記

 「日本霊異記」は、正確には「日本国現法善悪霊異記」という。平安時代の初めに編まれた。

編者は、薬師寺の僧、景戒といわれている。記載内容は奈良時代のことで一番多い説話は、仏教のありが

たみを説いたものである。その中の一説に次のような話しが載っている。

 大阪の泉北郡の僧は、お堂にある吉祥天女像に愛欲の心が生まれ1日6度のお勤めの時に「天女に似た

女性を私にください」と祈った。すると、ある日、天女の像と交わった夢を見た。翌日、見ると、像の

裳の裾が不浄に染みてけがれていた。誰にもこのことを話さなかったが弟子がこのことに気がつき

村人に言いふらした。その後、礼をつくさなかったので弟子を寺から出した。とある。

 これは、信ずれば、願いは通じると読むべきか、多淫な人を責めるべき説話なのか迷う。

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