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最近、学校の校長、教頭、先生、他公務員等が痴漢、セクハラ、買春等で
逮捕されるのは日常茶飯事でさして驚かないが、これには驚いた。
それもこの男は、市の幹部であり、保険福祉部の次長だという。高齢者の福祉の
担当窓口でもある。名前が善行ときている。ここまで来ると漫画であるが80代女性の
下着を脱ぎとろうとしたある。そして市長はHP上で高々と「老人に住みよい街
造り」を掲げている。
紀ノ川市を調べてみたら人口6万余の大阪に隣接するさして特徴もあるとは思え
ない田舎町である。紀ノ川が流れているので合併でこの名にしたとある。紀ノ川と
云えば有吉佐和子の出世作であり、この川のごとく女性三世代の清冽な生を描いた小
説である。この腐臭のする犯罪は小説紀ノ川の世界と余りにも次元が異なる。
酒が入っていたと報じているがなんの言い訳にもならない。
酒飲みの不祥事はすぐに酒の所為にする。私も飲む。記憶が飛んだことがある。
気がついたら家の門の乳母車の中で寝ていた。しかし、こんな行為は意識が正常な
時から計画していないと出来ない。だとしたら80代の女性の下着を剥ぎ取ろうと
いう60に近いこの男の日常は異常であったと想像する。まだ余罪があるのでは
ないか?田舎町の伝統的保守性と「家」意識に隠匿された余罪と行為があるのでは
ないか?
この男の犯罪は、初犯だとすれば多分、執行猶予で刑務所に入ることはないが
怖いのは地元にいる限り末代までこの事件の詳細な噂が消えることはないという
田舎町の特性であろう。親族が事件をおこせばこの男のしでかした犯罪が口の端に
上る。この男が本当の罰を受けるのは牢屋から出てからのことだろう。
それも一生続くことなる。
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