オランダ坂から

はかなさは花月の門につるしたる金燈籠の灯より来るらし 勇

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朝食作り

 「聡明な女は、料理が上手い」と書いたのはたしか桐島洋子だったか。

しかし、「馬鹿な女は、料理が下手だ」とは書いていない。そして「馬鹿な男」の僕

は、毎朝の食事を作っている。

 僕は、朝5時に起きる。家人が起きるのは7時近くになる。家人が起きて、それから

作るとなるとお腹が空く。餓死する恐れもないわけではない。独身時代も自炊の経験

があり料理を作るのは嫌いではない。朝食といっても誇れるメニュー・レシピがある

わけではない。完全な和風である。

味噌汁、味噌は愛知、武豊産の赤の豆味噌、夏場には少しここの(長崎産)の麦味噌

を加える。具は、もう味噌汁に合えばなんでもいい。夏野菜が豊富に出始めたので茄

子・カボチャ・インゲン・ネギ等冷蔵庫に何か入っているのでそれを使う。僕は、若

い頃は具が少量の味噌汁を好んだ。それが家人に飼いならされて具沢山の味噌汁が当

たり前になってしまった。3種類は入っている。玉子焼きは、焼きというより「蒸す」

といった方が正しい。これも卵の周囲や上に色々と載せて作る。今日は、アスパラ・

ウインナ・ソーセージ・キャベツ・レタスで卵の周りを囲んだ。あとは、ヨーグル

ト、夕べの残り物や焼き海苔で・・・完成です。朝の散歩から帰り、朝食が出来上が

ると家人が起きてくる。

 そして、「量が多い。こんなに作ってもったいない」「塩分が多い」「エッ、叉、

これ買ったの?」「冷蔵庫にあるんじゃないの」というご託宣をお吐きになる。僕

は、明日も早起きして朝食を作るのだ。

 

 食卓の上にはいつも2種類のトマトがある。

このところ毎日トマトを食べている。トマト位種類が増え旨くなった野菜はない。健

康ブームもトマトの消費に貢献している。無頓着な私でさへなんとなく健康によさそ

うだと思う。昔の大きくて青臭いトマトを懐かしがる記事を読んだことがあるが郷愁

としてのトマトなら解るが子供の頃のトマトは食べられたものではない。私の小学校

低学年の夏は「鬼ヤンマ」採りに明け暮れた。畑のカボチャ、スイカを蹴散らして鬼

ヤンマを追いかけた。つかれてたまに近くにあるトマト(他所の家の)に手を出して

食べることはあったが最初の1口か2口だけであとは捨てていた。子供にトマト

嫌いが多かったのは単に不味いからであろう。

 今では果物といっていいほどの糖度もある。各地で開発が進み種類も多い。1年中

店頭にある。トマトからあの暑い夏を連想するのは難しくなっている。

初物を食すー筍・枇杷

 長崎の全国ブランドの農産物の代表に枇杷がある。

「茂木枇杷」の名前で東京の一流果物店やデパートに並ぶ。その茂木枇杷を今年初めて

食べた。今の時期に並ぶのはハウス物であり、露地物は5月過ぎになる。露地物は

今冬の寒さで大幅に収穫量が落ちるという予想が出ている。

 農水産物に名前をつけてブランド化を試みる動きが盛んであるが名前をつければ

ブランドとして認知されて販売が向上するのは幻想である。大方は2匹目の泥鰌で

名前倒れに終わる。品質、規格、宣伝と共同体あげての長い取り組みが求められる。

長崎も「長崎俵物」と称して県産品の認定を行って販路の拡大に取り組んでいるが

ほとんど中央には知られていない。県内でも浸透しているとは言い難い。叉、

これは?・・・と思うものはあまりない。どこでも手に入るものばかりである。

数少ない全国ブランドが「茂木枇杷」である。その枇杷が少し小ぶりながら12個で

250円。東京だとこの3倍はする。産地の恩恵である。

 このところ初夏のような日が続いている。


      味噌汁の月山筍のかをりかな  (楸邨)

 初物のツワブキが出始めた。

私は、この食感がたまらなく好きなので早速購入して頂いた。1把100円。

皮を剥くと灰汁で手や爪が黒くなるのが欠点であるがこの味の魅力には勝てない。

家人はそれを理由に触ろうとしない。皮を剥き水に浸し、茹でる。

それを油でさっといためて醤油、砂糖、酒、塩、酢、だしの素を適当に入れて煮る。

皮を剥く作業を除けば簡単である。私は、少し味が濃い位が好みなのだが家人が

「薄味・・薄味」とうるさいので比較的以前よりはさっぱり味にしている。

 外は雪がちらついている。寒い。ツワブキが出始めると温かくなる。

春はもうそこに居る。

ウスターソース

 ウスターソースは、大阪の「イカリソース」が初めて商品化したらしい。

そのイカリは経営不振で先年、東京の同業「ブルドッグ」に食べられてしまった。

私は、余り食べ物の好き嫌いはないほうだと思っているがこの数年ウスター・ソース

を受け付けなくなってしまった。匂い、味がダメになった。この変化はなんだろうと

思うが自分では解らない。冷蔵庫には常時1本入っているがほとんど使用しないので

減らない。子供の頃はカレーに必ずかけていた。当時は今みたいに便利なルーは市販され

ていなかったのでカレー粉を使用したその粉に澱粉を入れてトロミをつけた。

このウスター・ソースをかけることが正しいカレーの食べ方であると誰もが信じていて

疑念を挟む余地はなかった。食堂にはいってもテーブルの上には常時ソース壜が置かれて

いて誰も同じように使用していたが今ではカレーにソースをかける人は余りいない。

 これはおいしインスタントのルー出回り初めて使用が減ってきたのだろうか?

なんともこのソースの匂いが鼻につくようになってうけつけない。この嗜好の変化は

この先変わるものだろうかと思いながらもう10年は過ぎている。


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