オランダ坂から

はかなさは花月の門につるしたる金燈籠の灯より来るらし 勇

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食中毒・鯖寿司

 寿司が好きだということは前にブログで書いた。

その寿司のなかで鯖寿司で3回あたった。宝クジなら歓迎だが鯖寿司で食中毒になるのはもうこりごりで

ある。1回目は名古屋駅前の地下街の寿司屋、2回目は江東区の普通の寿司屋、3回目は銀座の1流店。

自分でも情けない。鯖寿司は、京都で途中下車して「いづうの鯖寿司」を買うくらいすきである。

 近藤啓太郎氏のエッセイを読むと不思議なことが書いてある。「近くの港であがる鯖はあたるが鴨川に

揚がる鯖にあたることはない」というのがそれである。鴨川に居住して鴨川をひいきにするのはわかるが

近藤氏の書いたことが本当なのかは試していない。

 鯖は食べて3時間くらいで症状が出てくる。名古屋であたったときには家の畳でそれこそのた打ち回っ

た。トイレから帰り横になると激痛で横になっていられない。又、便意でトイレに行く・・これのくりか

えしで2時間くらい我慢した。あと5分あと5分・・で救急車を呼ぼうで2時間たつとだんだん痛みが

引いてきた。江東区の寿司屋は、免許の更新の帰りに寄りそのまま会社へ出た。食べたのは3回とも

「1人前の寿司」でその中に鯖寿司は1つだけである。やはり3時間くらいして体調が変化してきた。

トイレの鏡で顔をみていたら5円玉大のふくらみが顔中にできてきて自分の顔が鏡の中で変形していく

のがわかった。この時は肩をかりやっとの思いで医者に辿りついた。この医者は検診でお世話になって

いる医者なので看護婦諸嬢とは顔なじみである。この時には心配して声をかけてくれた。3ケ月後に

1流店の寿司でかつぎこまれたときには、大笑い、嘲笑の的にされた。「デパートを仕事さぼって

見ているからよ」たしかに何回か見られている。これには理由がある。検診の度に看護婦諸嬢に軽口を

たたいたので一気に復讐の的にされたのだ。採血する女性に「・・・ちゃん!君の先祖は貴族?」

「?」「ドラキュラ伯爵じゃあないの?」「・・!もう1本採血しますか!」一度は側にあったメジャー

でバストを測ろうとして顰蹙をかった。こういうことを毎年やっていたので全員が寄ってきて大笑い

にされた。N先生は「・・もう体調が変わっているかもしれませんのでこの先5年は鯖寿司は控えて

下さい。1流店は自信があるので酢であまり締めていない場合があります。それと・・さんのその日の

体調もあります。疲れ気味とか・・」という診断を下してくれたのでその後は好きな鯖寿司を封印した。

3回も激痛を経験すれば馬鹿でも解る。

 今は無論食べている。シアワセをその度に実感している。

この世に寿司がなかったらボクの幸福度の指数はだいぶ下がることになる。

大村湾のなまこ

 大村湾は、なまこがおいしくて「大村湾なまこ」のブランドで売り出しているが漁期は12月1月の

2ケ月しかない。激減した漁獲量の回復を目的に制限しているらしい。

 昭和45年には728Tあった漁獲が今は150T位しかとれない。貴重品になってきた。

今、魚屋の店頭に並んでいるが結構値段も高い。私は、料理屋で出されれば食べるが購入して家で料理

したことはない。実は、料理の仕方を知らなかった。皮を剥いて・・・?面倒なイメージと食べなれて

いないためにそんなに欲しいものではない。それよりこのなまこの内臓からつくる塩辛「このわた」の

方が興味があった。このわたは私の育った近くの海で獲れるのが天下1級品で鳴り響いている。しかし

これなどはもう珍品・貴重品・高級品になってしまって手に入らない。

 なまこは、きれいに水洗いして内臓をとりそのまま適当な大きさにきればいいらしい。ナーンダ。

無知とはおそろしい。あと残りわずかな漁期しかないが今年は1匹買って食べてみよう。

青磁の器(丼)

 時々、醤油ラーメンを食べたくなる。

ここは、チャンポン・豚骨ラーメンが主流の地域であるからあまりない。あってもいかにもメニューに載

せているだけという体裁の店が多いので味は望めない。しょうがないから自宅で作る。そこでこのラーメ

ンを入れる満足な丼がないので探した。デパート・スーパー・陶器屋などを探したが近くのホームセンタ

ーに中国製の青磁の丼を見付けた。普通のラーメン屋でもたしか使用しているのを見たことがある。安物

である。しかしこれが使いやすい。片手で持った時の掌の感触が実に気持ちがいいのである。

 青磁は、「陶器の宝石」と言われ本来は高級なものである。中国、朝鮮から伝来した。

大阪に居住していた時に、アメリカ領事館・裁判所・東洋陶磁美術館はこの順序で回る散歩コースであっ

た。この東洋陶磁美術館は垂涎の世界の名品がある。倒産した安宅産業の安宅英一が収集したものを

住友銀行が処理の一環で大阪市に寄贈してできた世界に誇る青磁・白磁などの朝鮮・中国陶器の名品が

揃っている。安宅が倒産した原因の1つとなった収集品である。伝説に残る英一の買い方は、業者が5点

を持参する。内3点は名品であるが他2点は首をかしげる物であったとしてもまとめて買う。解って

いて買う。業者に安宅は買ってくれると評判が立ち名品が集まったという。選んでねぎって買っていては

世界に誇る名品は集まらないというのが業者の話しであるが真実は解らない。いずれにしても安宅が倒産

して多くの人が迷惑し人生が変わった人が出たがこの「収集品」だけは紛れもなく安宅英一でないと集ま

らなかったそれを住友が私することなく大阪市に寄付をしたことは歴史に残る。

 これを機会に我が家に青磁の器が他にあるか調べてみた。花器が1つ、5客の湯のみが1揃い

この2つだけでありいずれも安物である。器は使い勝手が重要だ。どこのデパートでもコーナーをもっ

ている京都のブランドがあるがこの器はみてくれだけで2度と使うつもりはない。3セットは知人に上げ

た。

この丼はいい。我が家の「名品」にしよう。

葱・ネギについて

 ネギが旨くなってきた。

ネギの季語は当然、冬だ。


     幸不幸葱をみじんにして紛る    莵絲子


 関西人は、上京するとあのうどんの黒い醤油色のつゆに驚くが私は、うどんの薬味

にあの大きな「白ねぎ」が刻んで付いてくることだった。東京は、なんと粗雑で乱暴

なところであるかと思いをめぐらした。あこがれの東京であったがこのうどんについ

てくる薬味だけは今でも慣れていない。江戸っ子なんて云うが3・4代さかのぼれば、

地方の次男、3男坊が先祖である。東京は全国の田舎者、次男、3男坊が造ったとい

っても言い過ぎではない。石原慎太郎の家は、親父が四国の貧農の出で親父は14歳で

丁稚に出ている。銭湯は何故か北陸の福井が多い。親戚をたよって職に就くというの

が普通のことであったからそうなるのが自然である。そう考えて安心した。


 私の育ったところは、ほとんど「わけぎ」で用を足した。このわけぎほど便利な物

はない。、緑の部分も十分に旨い。京野菜の「九条ネギ」も旨いがやはりこの1回り

小さいわけぎの方が慣れている。

 ここ長崎は、3種類(白ネギ・わけぎ・小ねぎ)のネギが常時スーパーに並んでい

るので実に便利である。このところの味噌汁には、わけぎか小ねぎのどちらかを入れ

ている。

うどんと煮干

 うどんをこのところよく食べている。

うどんは、戦前から昭和の30年頃までは「ごちそう」の部類であり「ハレの日」に食したものだ。

寿司の地位向上(屋台⇒高級店化)とは裏腹に今では「立ち食いの主力」となってしまった。

家で祝儀、不祝儀をやると寄り合いの所属集落にうどんを配った。この役目は子供の仕事であり持参

すると5円ー10円の駄賃をくれた。この仕事だけは張り切ってやったものでした。

 私の在所は、前の海、太平洋の「地引網」が代表する産地だったために鰯はいくらでも獲れた。沢山と

れても干しかにするか煮干にするしか用途はない。今では夢みたいな話しである。そのためにダシは全て

煮干を用いた。一番馴染んだ味と云える。ここ長崎は、うどんより「ちゃんぽん」「皿うどん」の文化で

ある。最近、五島うどんが有名になりつつあるがダシが異なりうどんも細い。東京で見かける「そば屋」

が長崎にはほとんどない。1軒うどんで有名な店があり過日訪問したがうどんは細くブツブツに切れる。

およそ慣れ親しんだうどんではない。時々、在所で市会議員をしている甥が地元のうどんを送ってくれる

。当地の倍はある太さでこれだこれだと溜飲を下げている。ダシも煮干(いわし)をしばらく水にひたし

て作る。これが一番旨い。私にあっている。大阪、船場に「きつねうどん」発祥の店と云われる「松葉屋

」がある。ここも食べているが私には京都でふらっと入ったうどんの味が忘れられない。店名も場所も

覚えていない。最近では、西部池袋線の中村橋の駅前にある「富士見庵」が記憶に残っている。この店は

昭和元年が創業で今の場所から富士山がよく見えたから店名になった。

 うどんは、子供の頃の味を求めて自分で試行錯誤して作る。

みりんなどは当時は使用していないとみえて入れない方が近い味が出る。うどん玉までは作れないので

市販のものでできるだけ太いので我慢している。




      


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