オランダ坂から

はかなさは花月の門につるしたる金燈籠の灯より来るらし 勇

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 TVドラマ、「スパイ大作戦」は、1966年に放送が開始された。

時代は、東西冷戦が緊張を持っていた。片側でイアン・フレミングの007も話題を

提供していた。その犯罪撲滅組織のチーム・リーダー、ジム・フェルプス役を演じた

ピーター・グレイブス氏逝去の報が届いた。83歳である。

 「おはよう フェルプス君・・・そこで君の任務だが・・」の録音指令で始まる冒

頭の言葉と音楽は長く人気を誇っていた。展開の早さ、奇抜な作戦、登場する美女そ

こには難問を解決していく「世界のアメリカ」が存在した。このチームはいつも「正

義」であり、見えない、登場しない「当局」は「大きなアメリカ」の影があった。

 フランスの哲学者J・P・サルトルは、ベトナム戦争は「大きな豊かな国の最貧国に

対する侵略である」といって反戦運動の先頭に立っていた。ベトナムは泥沼化しアメ

リカは戦後初めて傷ついた。

 このドラマは、映画化もされたがアメリカの正義、大義を具現化したドラマであっ

た。いずれにしても同種のドラマに追随をゆるさない設定があり人気を持続したがそ

の功労者がピーター・グレイブス氏である。もってご冥福を祈りたい。

 近所の家の庭に檸檬がたわわに実っている。

そんなに大きな木ではない。人の背丈ほどであるが枝をしならせて多くの実をつけて

いる。見ているとこの黄色は眼の奥まで温かくなる。

 夏目雅子は、記者会見で「私の好きな人は、檸檬という字が漢字で書ける」という

ような発言をした。私は、変わったことを云うといぶかしんだ。私は、夏目雅子を愛

していた。それも深く愛していた。

1977年、カネボウの「クッキーフエース」のCMで鮮烈なデビューをした。夏の

太陽の下、小麦色の健康な肢体が飛び跳ねた。上品な笑顔から真っ白い歯が浮んでい

た。

 そこに登場してきたのが「伊集院静」という男であった。電通という会社で夏目雅

子の担当であった。「商品に手をつける」というのは当時はどの業界においても大罪

である。「憎き伊集院!」「なめたらいかんぜよ!伊集院!」それもあろうことか彼

は×1である。私にも妻がいたが・・・。私の愛は届いてない。それから作家として

デビューした彼の本も何冊か読んだ。小気味のいい文体が踊っていた。

行間から彼の人柄も解る。負けた。この男は文体と同じように「小気味のいい人物で

あり、男がほれる人物」であるのが理解できた。野性味あり危険な匂いもしている。

これでは夏目雅子がほれてもしかたがない人物であると感じた。美人薄命は彼女のこ

とを云う。2人の関係は悲しい運命が待っていた。

しかし、しかしである。かすかな救いがあるとしたら彼女は人生の終末な時期をこの

男と濃密な時間を持てたのではないか。私がかってに愛した稀有な才能を持った女優

はこの一時期は幸福な時間であったにちがいないのだ。伊集院は、その後、再々婚し

「夏目雅子」は彼の心の奥底に封印している。そして私は、今だに「檸檬」という漢

字は書けないでいる。

高倉健さんは何処?

 高倉 健さんは、テレビにほとんど出ない。

これが素晴らしいのだが今は映画俳優といっても映画では食っていけないのだからし

ようがない。そのなかで健さんは数少ない映画俳優であるから伝説もできる。

小林稔待氏にでも聞けば様子は解るにちがいない。この小林氏との関係はどう表現し

たらいいだろうか。師弟、親分子分、義兄弟、親子、先輩後輩・・・どれもあてはま

らないがこの要素は全て包含しているような気がする。無論、健さんはそんなことは

しないが「念待 この池に飛び込め」といえば寒中であろうがこの人は躊躇なく飛び

込む。面白いエピソードがある。ある日、健さんは小林氏や気のおけない連中と飲ん

でいてまだ売れていない頃住んでいたアパートを見に行こうと話しがまとまり皆で

行く。アパートそのものは無かったが古びた表札は当時のままであった。健さんはそ

れに触り「いいなあ」と呟いた。後日、健さんのところへ工事人の格好をした小林氏

が新聞で包んだその表札を差し出した。

オリックスの仰木監督は、健さんの高校の後輩である。健さんの前では直立不動であ

った。健さんからいただいたローレックスの腕時計をいつも着けて喜んで「これ健さ

んの・・・」と自慢していた。

仰木さんのお姿が彷彿としてくる。健さんと関係した人は皆心が温かくなり自慢す

る。

 健さんがフラッと現われる伝説のある店が全国にあるようだ。健さんはコーヒー好

きである。函館にそれこそ年に1−2度現われる喫茶店を知っている。そこへ行けばお

会いできる確率は0ではない

鉄腕アトムの住民票

 私は、鉄腕アトムの正式な「住民票」ー新座市発行ーを所有している。

密やかな自慢である。私たちの世代は、「鉄腕アトム世代」である。手塚マンガとともに成長してきた。

アトムの生誕は2003年であるから実際に手塚先生が漫画で描いた生活の中にいることになるが生活の

機器は似たような物が登場しているが理想とした世界には程遠く今だ銃声の音が世界でなり響いている。

 日本は、国旗を鉄腕アトムに変更し国歌もあの陰々な暗い君が代から鉄腕アトムの主題歌に変更したほ

うが憲法の精神をより具現化でき世界から喝采をあびるのではないか。

マイケル ムーア監督

 マイケル ムーア監督が新作の映画「キャピタリズム〜マネーは踊る〜」の宣伝で来日している。

朝日新聞のインタビューに答えている。以下は、その抜粋である。

 「・・・そうなんだ。無知を強いるシステムの中で育てられたからね。ほとんどの米国人はイラク

がどこにあるか知らないんだよ。位置もわからない国に侵攻し、後で調べればいいと思う国なんだ。

そんな国が世界のナンバーワン・パワーを持っていていいと思う? 僕があなたの国の人間だったら

怖いと思うけどね」

 「米国人の明るい人柄も好きだし、中西部の風景も大好きだ。そうだな、今度は米国の好きなところ

ばかりを描いた映画を作ろうかな でも 今直さなきゃいけない部分が多すぎる。米国を愛している。

今みたいに世界に対して負の影響力ではなく、もっと良い影響力を持つ国だと思われたい。僕は

こうした映画を作り続けているんだ。」

 

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