今井美樹・制作スタッフ日誌

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今井美樹×塩谷哲「PRIDE」
2007/12/11@乃木坂SONYスタジオ 2スタ

さて、11月の末に大野雄二さんとのピアノデュオを終えて、本日は3つ目のセッションになるはずでした。ところが、前日の12/10急遽、河野圭さんの体調不良でレコーディングが延期になるトラブルが発生。2月14日リリースの作品はクリスマスにはあがっているのが、本当の予定・・・

今回のピアノデュオアルバムのコンセプトは、20年目以降の「これからも唄い続けたいレパートリーを、”ヴォーカル×Piano”で極限まで魅力を絞り、新しい魅力の引き出しと生まれ変わり」でした。最近のレコーディングや楽曲で縁のあるピアニストとコラボレーションするのが企画の始まりでした。5人のピアニストから始まった企画が、小曽根真さんとの出会い(詳しくはまた、後日。)などで結果、7人の素敵なピアニストとのアルバムに成長しました。

さぁ、大変。〆切は決まっているのに2人増えた工程をどうしようか?

と、いった矢先のレコーディング延長でした。「ピアノとヴォーカルの一発録りなんだから、すぐできるでしょう!」と思っていらっしゃるかもしれませんが、ところがどっこい!!普段、いろいろな音に囲まれてオケはできているので、それが重なって味になっていたり、良い雰囲気になっていたりするのです。音が少ないほど、シビアすぎて本当に今井さんも大変なんです。ピアノも声も生ものですから、完璧が2つ合わさっても、すばらしく聴こえなかったりするもんなんです。そこは、プロデューサーとしてもシンガーとしても責任感の強い今井さん。朝の3時は当たり前、いつも最後まで唄いきって、Mixを見届けて帰られてました。

前置きは長くなりましたが、2つ目のセッションとなった塩谷哲さんとの「PRIDE」。このあたりから今井さんが、このレコーディングの大変さを改めて再認識したセッションだったのではないでしょうか。

イメージ 1塩谷哲(しおのやさとる)さんとは。。。
東京芸大作曲科出身。オルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニストとしての活動(93年国連平和賞受賞、95年米グラミー賞ノミネート)を経てソロ活動を開始、現在まで10枚のオリジナルアルバムを発表する。自身のグループをはじめ、世界的ジャズピアニスト小曽根真との共演、SING LIKE TALKINGの佐藤竹善や矢井田瞳、渡辺貞夫、コブクロ、絢香、松たか子らとのコラボレートの他、モーツァルトのピアノ協奏曲などのクラシック演奏、05年愛・地球博にてビッグバンドを率いたステージを演出するなど、活動のジャンル・形態は多岐に渡ります。

JAZZのファンの今井さん。塩谷さんの事を知って、ラブコールを送り続けていました(羨ましいです。)。塩谷さんもビクターさんとアーティスト契約を結んでいらっしゃいますし、日本にとどまらないライブ活動や、ライフワークのイベントなどでとにかくスケジュールがあわない多忙な方です。はじめて、ラブコールが届いたのが2006年11月にリリースした『Milestone』の時でした。

アルバムの骨子が見えてきて、楽曲の並びや、残りの楽曲の絞り込みをしている時に川口大輔さんの楽曲があって、「ムードのある形で収録したい」という事になりました。その時に、ギターリストの田中義人さんがアレンジで、塩谷さんとの初セッションも実現しました。「真夏の幻」です。実は、この曲もSONYのスタジオで録り、一日でレコーディングを終えてしまった奇跡で、今回のセッションを暗示していたかもしれません。それ以来になりますが、定期的な交流が始まり、昨年は”塩谷哲トリオ+田中義人”の形でSTBのSPライブが実現するなど、素敵なセッションを重ねさせてもらってます。

さぁ、レコーディング。”セルフカウ゛ァー”がコンセプトなので、曲選びからレコーディングは始まっています。みなさんの知っている曲であればあるほど、ファンの方の思い入れも強く、原曲のイメージを崩して、新しい構築は大変な作業になります。それこそが、本作で超えたい大きなヤマなのですが、どのような曲をピアニストから提案いただけるかは今井さんにとってもドキドキしながら、期待している事でした。

 そして、「PRIDE」。

さすがです、そう来なくっちゃ!
塩谷さんの素敵な音の雰囲気と、聴き手がはっとするフレーズ。とにかく色気がすごいんですね。ブースに入る前に、今井さんとコードや進行の確認。もう、世界が変わってます。生かしたいフレーズや、コードの小さな修正を加えていよいよレコーディングに入りました。
 
出来は言葉では表現できないです。スタジオにいた誰もが幸せな顔をして帰途についた事だけ記させて下さい。ぜひ、ご自宅で確かめていただきたいと思います。さぁ、まだまだ出会いの旅は続きます。

(EMI MUSIC 服部恒)

■「I Love a Piano」特集ページ
http://www.imai-miki.net/i_love_a_piano/index.html

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