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旅行の後編となった。いろいろ書きたいが、二点に絞る。
”そして、恋人と電話をする。
どうしてる?平気?
大丈夫だよ。
体は?
調子は比較的いいみたい。
薬、飲み忘れてない?
うん。ちゃんと飲んでる。
よかった。
10分くらいしゃべっていたと思う。”
(本文より抜粋)
これは作者が病人であることを告白しているのである。
うつ病であるをコメントで知るいたっているが、表現者としての決意を感じとれるのだ。
この告白がすべてをプラスに変換してくれるを願っている。
また、恋人は心より心配しているのが読みとれる。
もう一つは花火をどう描写するのだろうと読みすすんで驚いた。
夜空の大輪そのものをこと細かに表現する。この先入観しか俺の頭になかった。
とこらがどうだ。家族の会話によって読者に花火を想像させる技巧をとるのだ。
これには才能を感じざるを得ないのだ。
本文を再現しますのでもう一度味わってください。
”これきれい、あとでバチバチって残るやつ。
あの色はちょっとねぇ。
おおっ!!いっぱいあがった。
すごいすごい!
こりゃ、クライマックスかなぁ?
いや、まだ来るよ!きてるよ!!
あれだ、よくある ひゅるるひゅん ってらせんになってとぶやつだ!
いっぱい上がった、終わりかな。
終わらないね。
すごいね、イベント終わったのに、こんなに花火あげてくれるんだぁ・・・
お金持ちなのかねぇ。
でも、残り全部あげちゃうつもりなんじゃない?
あ、すごいのきた!!
柳ー!!
柳だ柳だー!
枝垂れてるよぉー!
柳いっぱい!!
きれいきれい!!!
すごい!
見て!あのきらきら!!
みんな見てるって〜。
これがクライマックスだね・・・!”
(本文より抜粋)
また、短歌も花火の残像を楽しむかたちをとっている。
”秋風を まなこにあつめ 幾たびも ほむらの花を かえりみ求む”
この文章をモチーフに追体験風に俺の短歌を詠ましてもらいます。
短歌
筒焦がし夜空に花火打ち開く君のすべてをその宵奪う
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幸福点さんの短歌を読んでいると、過ぎし日の情熱を思い出します。筒・・・打ち開く、という部分も、とても色めいた歌ですね。
2005/9/3(土) 午前 1:03
Aebeeさん、よくぞこの短歌を適切に理解して頂き深謝いたします。過ぎ日の情熱を感じていただきありがとう御座います。この短歌をなにかよく理解できなかった人のため少々、注釈します。”打ち開く”は短歌技法の序詞になります。下句への誘導修辞です。
2005/9/3(土) 午前 10:21