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私は藤川玲子25歳OL。
「とらばーゆ」を見続けて1週間。
いまだ、「これだ!」という会社に出くわさず。
今日は1週間ぶりに今の玲子のカレ、田中正一との
デートであった。
先週正一とのデートの途中、喫茶店でお茶を飲んでいると、
「ちょっと寄っていこうか?」
と言われ、
玲子は何の疑いもなく「ホテル」と思っていたら、
正一は喫茶店の窓越しに見える向かいの店を指差しながら、
「あそこ。あの店ちょっと寄っていこう。」
玲子は一瞬、
「私って欲求不満?性欲の塊?そしてカレは変態?」
などと心の中で自問自答していた。
玲子は今動物園前のホームでいつものように
あたりを見回していた。
そしてそこにいつもの痴漢たちがいた。
今日は4人もいた。
玲子は不安もあったが、掃除当番で時間に余裕がなかった
こともあり、半ば諦めたように、電車に乗り込んだ。
玲子の不安は悲しきかな、当然のように外れることはなく、
4人一緒に乗り込んできた痴漢たちにすぐさま取り囲まれた。
玲子は、カレの正一の趣味に合わせて、この日もマイクロミニ
のような、黒いスカートだった。
痴漢たちの手が、まるで千手観音のように、前からも後ろからも
何本も玲子のスカートの中をめがけて伸びてきた。
玲子はまたもや暢気に「1,2,3・・・7,8・・・11,12?」
と伸びてきた手の数を数えていた。
「手が多すぎる!ほんまに千手観音?」
と心の中でつぶやいた。
玲子の周りにいた数名の男たちも、取り囲んだ痴漢たちに
触発され、便乗犯が2、3名ほどいたようだ。
またたく間に、そのたくさんある手が玲子のパンティーの中に
潜入し、玲子の恥部を撫で回しはじめた。
しばらくすると、一つの手が玲子のパンティーの紐をとらえた。
玲子は、嫌な予感がした。
「また、ずりおろされる?ひょっとしたら、完全に外される?」
そしてすぐさまその手が、玲子の嫌な予感を超越した。
その手は、玲子のパンティーの紐をゆっくりと左、そして右と
外したかと思うと、その剥ぎ取ったパンティーを玲子に分かるように
見せ、男はそのパンティーを自分のズボンのファスナーを外し、
その痴漢のパンツの中にしまいこんだ。
玲子は返してほしかった。でも、声にはできなかった。声にならなかった。
そのパンティーは先週正一に買ってもらったものだった。
そのパンティーで玲子は正一と燃える筈だった。
しかし、運命は変えられた。
「私の運命の赤い紐、それは正一への贈り物だったの!」
玲子は、心の中で泣き叫んだ。
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