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先月(2015.5.30)の末、テレビを見ていて、
「ETV 特集・選「墨に導かれ 墨に惑わされ〜美術家・篠田桃紅」
という番組で、篠田桃紅という書家を知った。
なんでも、川は三本の縦線で構成されているが、「私は三本以上
も線を描きたい、だから書いている」という書道の先生である、
と私は認識した。
幼少のころ書道はたしなんだが、そういう心の叫びは私にはおこら
なかった、のが悔やまれた。
なるほど、書の究極の姿というのはそういうものか?と、また、
ぱっとしなかった書道の習い事のぱっとしない所以も、この日
明らかになったのである。
ところで、読書の記録。
title: その日の墨
author: 篠田桃紅
publisher: 河出文庫
p.94 「日蝕の電話」より引用
今日は、夏至ということで、太陽系の中心におわします太陽さん
ネタです。
『電話が鳴ったので受け取った。
ふと台の前の壁に不思議な影が映っているのに気がついた。
扇面のような ...
仄明るいそれは木漏れ日か、水の影かのようでもあるが、...
ふと「日蝕」と気付きそうになり...
あけた障子の上の方に、小さな穴が開いていた。これである。
先だってテラスの梅の鉢を動かした時、小枝が障子を刺した
のであろう。
十月二日(1978年)午後4時半。
...
翌日の新聞に新宿上空の欠けた太陽の写真が出て、撮影時刻
は四時三十二分とあった。』
とある。
その日の新宿上空の太陽の賭け具合の朝日新聞の
スクラップも載せる。
確かに欠けている写真があった。
日蝕があった。
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