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この映画、歴史に詳しくなくとも(私)人間模様を楽しめる映画でした。
一人の男に人生を翻弄される美人姉妹。

時は16世紀イングランド。
この一人の男というのがヘンリー8世(エリック・バナ)イギリスの王様。
次々王妃をとっかえたあの王様。

日本のお殿様もイギリスの王様も同じですね〜。
世継が産まれないと他の女に手を出す。あっ違った 他の女性に産ませようとする。
最初の奥様がスペインからやってきたキャサリン。
しっかりした品のある女性。ヘンリーに姉のような愛情を持っているような感じ。

その彼女を離婚させる原因になったのが、あの有名な「アン・ブーリン」
小悪魔的な魅力で、ヘンリーを誘惑し、キャサリンを追いだし、王妃の座を手に入れた女性。

ここまでは、割と歴史の教科書なんかで知ってましたが、
歴史に埋もれていた?女性、アンの妹メアリーにも焦点を当て
対照的な美人姉妹の王を巡って、姉妹の間の心の揺れ動き、姉妹の愛情、
ブーリン家の悲劇を描いたものでした。

歴史物の映画であって、ごく狭いお城の中の世界のお話。

昔はどこの国でも女は政略結婚の道具に使われるものなのですね。
どこかの政治家が“女は子供を産む機械”発言もありましたが、
昔は“道具”だった。

ブーリン家の2人の姉妹は父親と叔父によってお家安泰の為に犠牲にさせられたようなものでした。

最初に王の愛人として行かされたのは、清純無垢と言い方がぴったりなメアリー。
メアリーはすでに結婚していたのにもかかわらず、王の愛を射止め、夫の承諾も得、愛人となるのです。
本当は姉のアンの方が王に近づいていたのですが。
姉の妹に対する嫉妬はこのときに芽生えました。この時の嫉妬心が後々のアンの悲劇とつながって行くのも知らずにー。

スカーレット・ヨハンソンが、彼女の「本来の姿」?を消し去ってただ王をひたすら愛する女性を演じてました。貞淑と言い方がぴったりくるかも。

王の寵愛を受け、だんだん王を心から愛するようになっていく。
切迫流産の危機に遭ってしまい、床に伏す毎日。

そんな時、王の欲望に答えるべくブーリン家から差し出された姉、アン(ナタリー・ポートマン)
元々自由奔放の彼女。フランスでますます知性、美貌、センスが磨かれ、男への駆け引きも上手くなり、
男に嫉妬心を芽生えさせるあのテクニックは女性必見かも(笑)
ナタリー・ポートマン、彼女の美しさが存分に発揮されるところ。

ひたすら 心から王を愛するメアリーは姉に対して憤りを感じながら、どうしようもなく
ただ悲しみにくれるだけ。

対照的なこの二人の女優が見ものの映画。
どちらも美人で違った魅力があって、観てて贅沢な映画でした。

二人の感情の揺れ動きが見ててよく解るようでした。
仲の良い姉妹なハズなのに、時代の波の中弄ばれるように運命がどんどん変わっていってしまう。

そんな姉妹を悲しく見守るのは母親レディ・エリザベスでした。
何で愛する子どもたちが、家の犠牲になってこんな目に遭わなければいけないのか、と。

父と叔父は ただお家安泰のためと、娘、姪を犠牲にしても何とも思わない態度!

ゆ・ゆるせな〜〜い!(と私は心の中で叫びたい気分だった)
仲の良かった姉妹をこんなにして〜〜!

この先、お話は急展開していき、
アンの運命は坂道を転げ落ちるように、どんどん悲劇へと向かうのでした。

ここからが、ナタリー・ポートマンの泣きの演技のすごさ。

私、以前観た「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
のあの時のパドメを思い出しました。
あの時のパドメの苦痛にゆがんだ顔と重なって、こちらも胸にぐっと迫るものがありました。


以下ネタばれ(歴史上事実なので、ネタばれではない?)
これからご覧になられる方は読まれないで下さいね!







******************************


どうしても男の子を産んで王の愛を掴んでおきたいアン。
王を愛しているのではない、その地位を愛しているのだけど。
その為にとった手段とは?
アンの苦悩が痛々しかったです。

しかし、時はすでに遅し。
時代はアンを処刑台へと連れ去ります。

一旦お城を飛び出した、メアリー。
姉と弟を想ってわが身の危険も顧みず、馬を駆ってお城に戻る。
颯爽としたメアリーの姿がありました。

ずっと生き続けたのは、このメアリー。

時代の波というものは、決められた運命の中でうねるように、押し寄せてくるものなのでしょうか。

その後、アンの子供こそがエリザベス女王となるのですから。
その後に続く物語は映画
「エリザベス」「エリザベス・ゴールデンエイジ」へとつながり、興味深いです。
エリザベスの気性の激しさはこのアンの気質とどこか似ている。
「エリザベス・ゴールデンエイジ」ではスペイン艦隊から攻撃されてくる。
ヘンリー8世の最初の妻はスペイン人。

イギリスが新しい教会を作った経緯も面白かったです。




監督: ジャスティン・チャドウィック
製作: アリソン・オーウェン
製作総指揮: スコット・ルーディン
デヴィッド・M・トンプソン
原作: フィリッパ・グレゴリー
『ブーリン家の姉妹』(集英社刊)
脚本: ピーター・モーガン
音楽: ポール・カンテロン
出演: ナタリー・ポートマン   アン・ブーリン
スカーレット・ヨハンソン      メアリー・ブーリン
エリック・バナ           ヘンリー8世
デヴィッド・モリッシー       トーマス・ハワード(ノーフォーク公爵)
クリスティン・スコット・トーマス レディ・エリザベス・ブーリン
マーク・ライランス         トーマス・ブーリン卿

閉じる コメント(22)

のら(ぶんちょう)さん、あそこはびっくりでしたね。切羽詰まったとしても何も・・。現実的にはあり得ない(ムリ)なことでしたけどね。だってすぐすぎるし。歴史ではヘンリーがアンに愛想をつかして、陥れたみたい?ですよ。メアリー颯爽としてましたよね。
男性陣、ホント ゆ・ゆるせ〜〜んでした(笑)
お母さんが可哀想だった。

2008/12/1(月) 午前 4:38 iruka 返信する

KARINさん、私も映画で知りました。映画おもしろかったですよ。
この二人の女優さんがそりゃキレイでね。
衣装もステキだったし、うっとりです。
歴史物の映画は衣装、小物(アクセサリー)など、目の保養にもなります。大好きです。ぽちっありがとう!!

2008/12/1(月) 午前 4:55 iruka 返信する

どこの王家に?もあるものですよねぇ〜 女の愛憎劇みたいなの
世界史が苦手でアン=ブーリンも最近知ったはるのですが、興味ありですw

2008/12/1(月) 午前 8:11 はるの 返信する

ナタリーとスカーレット、何となくイメージが逆のキャスティングのような気がしましたが、「泣き」のナタリーを選んだというわけなのですね。

「レオン」のマチルダの頃から、本当にかわいそうな役が多いですね。

2008/12/1(月) 午後 0:51 ホンキー 返信する

感想かけてないけど、私も結構前に見ましたー。ナタリーの演技はすごいですな。ゴヤに続きやるなぁーと思いました!あとドロドロした姉妹関係かと思いきや、思いの外姉妹愛が崩れていない微妙な感じがよかったです。これみるとエリザベス見たくなっちゃいますよねぇー。

2008/12/1(月) 午後 11:56 hotfuzz 返信する

はるのさん、どこの国でも同じですね〜。
アンは『1000日のアン』という映画があって、(未見)なんとなくは知ってました。エリザベス1世のお母さんなんですよね。
イギリスの歴史もはまると面白そうです。

2008/12/2(火) 午前 4:24 iruka 返信する

ホンキーさん、「レオン」で初めてナタリーを見て大人になったらどんな女優さんになるんだろうってすごく楽しみでした。
やはり綺麗で、だんだん演技もすごくなっていって、思いっきりのいい女優さんになりましたよね。
マチルダが植木をかかえて、土に植える場面、忘れられません(泣)

2008/12/2(火) 午前 4:27 iruka 返信する

ごまさん、ナタリーの演技すごかったですね。だんだんイヤな女になっていくところ。そうそう。姉妹愛、ありましたね。
去年『エリザベス・ゴールデンエイジ』見たのですが、ケイト・ブランシェット、いっちゃってました(笑)
この母にこの娘ありでしたよ。^^
でも男を誘惑するテクはイマイチ?

2008/12/2(火) 午前 4:39 iruka 返信する

スカーレット・ヨハンソンとナタリー・ポートマンとはお美しい2人の共演ですよね。。この作品、私ども田舎では上映ない。。残念であります。。DVDでの鑑賞となりそうです。。

2008/12/2(火) 午後 11:43 sei 返信する

seiさん、そうですか。それは残念ですね。
その二人の出演は贅沢ですよね。
ぜひ、DVDで!
私は映画館にあまり行かれないので、残念です・・。。

2008/12/3(水) 午前 7:39 iruka 返信する

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イギリスの歴史というとむずかしく聞こえますが、ヘンリー8世って
今なら週刊誌をにぎわすような人で、とても興味深く見られましたね。この姉妹の確執も興味深かったです。
TBさせてくださいね。

2008/12/4(木) 午後 11:54 car*ou*he*ak 返信する

Cartoucheさん、はは。>週刊誌をにぎわすような人
面白い!確かにほんとですね。毎回表紙になってそう。
姉妹であんなことになるなんて、可哀想すぎました。
姉妹は仲が良くなくっちゃね。TBありがとうございます!
私もさせて下さいね!

2008/12/5(金) 午前 2:25 iruka 返信する

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mcjmb019 への書き込みを見て訪問しました。私は、mcjmb019 さんとお友だちです。古い記事へのコメントで恐縮です。
この映画は良かったですね。私は、男性の立場から感想を書きました。(11/2記事にしました)

2008/12/14(日) 午後 0:54 ひろ 返信する

ひろさん、はじめまして!コメントありがとうございました。
こういう映画は大好きなんですよ。
感想拝見しました。
いい映画でしたね!またいつでもお寄り下さいね!

2008/12/14(日) 午後 3:23 iruka 返信する

この作品を見ながら、思ったことは、「これは大奥の話みたいだな」ということと、「設定を変えれば昼メロだな」ということ。
でもこの作品は、深みがあっていい作品だと思います。
まさに、「翻弄される美人姉妹」というサブタイトルがつきますね。
トラックバックのお返しをさせてください。

2009/1/4(日) 午後 10:01 [ てるてる ] 返信する

てるてるさん、昼メロにならなかったのは映像が重厚であったこと、
本当の歴史があったということ、なのでしょうね。
時代が違っていたなら、アンは単なるセレブ妻として、お買いもの三昧、遊び三昧、メアリーは良き妻、母として姉妹仲良くしていられたのにね〜。あの時代のセレブたちは大変でしたね。(笑)
TBありがとうございます!

2009/1/5(月) 午前 5:16 iruka 返信する

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エリザベス女王誕生の秘話がわかりました。

2009/4/5(日) 午前 2:20 mossan 返信する

mossanさん、「エリザベス」のあの気の強さはお母さん似だったんですね〜。

2009/4/5(日) 午前 7:28 iruka 返信する

詳しい解説で映画が蘇ります♪さも姉妹を一家安泰の道具として扱う
親たちですが、姉妹もまた自分たちの立場に逆らわずたくましく生きようとしてましたね。貴族も大変だ〜庶民でよかったわん♪
TB&ぽち

2011/6/19(日) 午前 0:06 pony 返信する

ポニーさん
嬉しいお言葉ありがとうございます♪
ほんと、姉妹もたくましかったですね〜。
生きていかなきゃなんないですもんね〜。
一度あんな衣装着てみたいって思いましたが(無理、入んない笑)
やっぱり庶民の暮らしがいいですよね。愛憎の世界は映画だけで十分!(笑)TB&ポチ、ありがとうございます♪

2011/6/19(日) 午前 7:47 iruka 返信する

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