キース・リチャーズ・ギター考僕が中学か高校の頃、この本を手に入れた。
キース・リチャーズの写真集だ。
名目としてはローリングストーンズの写真集だが、
キース・リチャーズがメインになっている。
その名も
『THE ROLLING STONES featuring KEITH RICHARDS』
BOB GRUENというカメラマンの写真集だ。
そもそもこの写真集を知ったのが、雑誌PLAYER誌。
そこに、この写真集に無断でPLAYER別冊から転載した
キースのギター写真を載せたことへの「お詫び」が掲載されていた。
それを見て、「これは買わねば」と即購入。
当時の僕には、高級本だった。
写真集の最後に、こうしたキースのギターがあった。
僕には衝撃的な写真だった。
本物のキースのギターの写真だ!
そして、オリジナルである
PLAYER別冊『THE GUITAR3』も、
何らかの形で購入。
たしか、古本屋で買った記憶もある...
そいつは、今やボロボロで、
その上、どこにいったか分からない
...大事な本なのに...
この写真をまじまじと眺め、フェンダージャパンから出ているテレカスとの違いも発見。
ロゴの「Custom」と言う書体が違うことなどを発見した。
これは、フェンダージャパンが、1972年製のものをモデルにしているためで、
キースのは1974年あたりのモノだと思われます。
ブリッジをシェクタータイプの6wayに、ペグをスパーゼル製に交換している。
ヘッドが黄色く見えるのは、70年代のフェンダーがヘッドだけラッカーで塗装していたため、
色焼けしているから。
ここは、フェンダージャパンでは再現されていません。
このテレカスの裏には、ハーレーダビッドソンのステッカーが貼られています。
ちなみに、キースはこのタイプを2本所有していたようで、
1つは変なブリッジが付いていましたね。取り付けネジが、変な所に付いていました。
1970年あたりから使っているテレキャスター「ミカウバー」。
ごく初期から、フロントをハムに交換されており、キースにとっては、一番古い付き合い(?)。
ブリッジはシェクタータイプの6wayブラス、ペグはスパーゼルに交換されていた。
スイッチノブはストラトタイプのもの、コントロールノブもドーム型ではなくフラット型。
ピックガードが、マウンテンリングの外側で切り取られており、
直接ボディにマウントされています。
ナットは5弦分しか溝が切られておらず、「5弦ギター専用」状態。
このネック、うっすらとトラ杢が出ているんだよなぁ。
フェンダージャパンからTL52SPLとして発売されています。
似たようなスペックで、ナチュラルで、ブリッジがクロームメッキされた「マルコム」もあります。
フェンダージャパンからもTL68SPLとして発売されていますが、
どうやら、1968年製ではないという情報を、どこかで見た気がする。
でも、最近になって、カタログから姿が消えましたね。
これもフロントがハムに替えられていますが、ピックガードの上にマウントされています。
ハムのカバーはなく、ブリッジはシェクタータイプのブラス製。
ペグは、なぜかこいつだけ、シャーラーになっていた。
でも、一般的なシャーラータイプではないようで、つまみは70年代の「F」キーのような感じ。
張りメイプルで、サンバーストでありながら、バインディングが無く、
ボディには、トレモロが付けられていたネジ痕が残っています。
愛称「SUNNY」というのはあまり知られていません。
ナットは6弦分残っているので、当時はまだ、オリジナルだったのでしょう。
ギターテクによると、このギターは、6弦でレギュラーチューニングにすると、
使い物にならないくらい、バランスが悪いらしいのですが、
5弦ギターとしてはバランスが良いとのこと。
映画「夜を吹っ飛ばせ」では、カポ無しで演奏されていましたが、
最近はカポ有りの曲で使われていますね。
映画「夜を吹っ飛ばせ」で、テレカスと同様に、
レギュラーチューニングのギターとして使われていたオールローズのテレキャス。
ネックだけがフェンダー製で、ボディはシェクターのものらしい。
フェンダーは、ボディが空洞になっていますが、こいつはソリッドらしく、
めちゃくちゃな重みがあるとのこと。
ピックアップはシェクターのクオーターパウンド。
ペグはスパーゼルとのことですが、つまみの部分は小さく。
私たちが良く目にするシャーラータイプによく似ています。
僕もフェンダージャパンのオールローズを手に入れて、
ピックアップをダンカンのクオーターパウンドに交換したりしていました。
(シェクターのクォーターパウンドはハウるとの店員さんのアドバイスから)
手放さなければ良かったなぁ。
テレキャスとしては、その他、フロントをハムにしていない52年型ブロンドテレキャスを数本、
60年代のローズ指板にホワイトブロンド・ホワイトピックガードのテレキャスをレギュラーで使っていましたね。
90年の初来日では、フロントピックアップがノンカバードのハムを載せているモノを使っていました。
映画「夜を吹っ飛ばせ」には登場していませんでしたが、
キースが使用していることで有名なレスポールジュニア。
90年に日本に初来日した時、「ミッドナイトランブラー」でお目見えした時に
興奮して見入ってしまいました。
それにあこがれて、ギブソン製を買ったこともありました。
60回払いで....ハハハ(笑)
払いきらないうちに手放したような気がします...
こいつはグローバーペグ。
ブリッジはバダス製、コントロールノブはテレキャスタイプ。
この他にも、チェリーレッドの同じタイプのジュニアも、かつては使っていましたね。
一時期(70年代)、レスポールスペシャルを手にしている写真も見たことあります。
その他にも、「THE GUITAR3」には、ロン・ウッドのブロンドストラトや、ノントレの2トーンサンバーストのストラト、
ミック・ジャガーのSG等が掲載されていました。
ロン・ウッドのブロンドストラトは、その後キースの手に渡り、チャックベリーの映画「ヘイルヘイルロックンロール」の
リハーサルで登場、その後、ストーンズのライブでも、ミスユーで使われていますね。
ノントレのストラトは、ボディがリフィニッシュされていて、キレイでしたね。
そうとう鳴りの良いギターだそうです。
黒いゼマイティスは、オールドPAFが三基載っていて、
でも、めちゃくちゃ音の悪いPUだとギターテクが言っていました。
レスポール型のゼマイティスもありましたね。
全面に彫刻板が貼り付けてあるヤツ。
ミックのSGは、映画「夜を吹っ飛ばせ」にも出てきていたもので、マエストロアームが付いていました。
ペグはグローバーに交換され、ピックアップカバーがなく、スイッチのカバーも付いていませんでした。
ただ、マエストロアームの下に、ストップテイルピースを付けた後も残っていました、
僕の持っているSGは、ストップテイルピースタイプのモノにマエストロを取り付け、
スイッチカバーを取り外し、ミックタイプにしていますが、PUカバーを外すまでの勇気が無く、
ペグもクルーソンタイプで、ぱっと見は、どちらかというと、普通のSGです。
それから、その本に載っていた他のギターとして、集合写真にだけ載っていた1958年(59?)のストラト。
メイプルネックに3トーンサンバーストという、ほんの僅かな期間のストラトがありました。
僕が持っている3トーンサンバーストのメイプルも、その影響です。
記憶が定かではありませんが、トーカイのストラトも、フロイドローズを取り付けていたものがありました。
あれはロンウッドが使っていたと思うのですが、キースがオールドストラトにフロイドを付けようと言い出して、
ギターテクがそれを止めて、トーカイ製に改造を施したという話が載っていた気がします。
そのほか、最近ではES345やES355がメインに使われていますが、
僕個人としては、あまり歓迎していません。
何となく、キースにはフェンダーを使って欲しいなぁという勝手な願いがあります。
一時期、サティスファクションにレスポールを使っていましたが、
あれはヒストリックコレクションだったようです。
「ミカウバー」の登場あたりから、キースの使うギターは大きく変わりました。
それまでは、いろんなギターを使っていて、ハイドパークでは何とフライングVまで使っていましたよね。
昔の写真で印象的なのは、やはりアンペグのクリスタルギター。
材質が材質なだけにめちゃくちゃ重たいということを聞いたこともありますが、
グレコのコピーでも良いので、一度手に入れてみたいものです。
それから、3PUのレスポールカスタム。
ボディに彫刻のようなものが入っていたように思います。
こいつは、僕はオービルを持っています。
あと、ドクロの入った5弦専用のゼマイティス。
この前、お茶の水をぶらついた時に、売っていたので、触りたかったけど、拝むだけで帰ってきました。
...このあたりのギターは、キースのギターが大量に盗難にあったものの中に入っていたようで、
その後目にすることはありません。
ゼマイティスだけは、もう一度作り直してもらったようで、最近でも、キースが持っている写真を見ますね。
あぁ、そうそう、90年代は、ミュージックマンのシルエットを忘れてはなりませんでした。
あのころ、あんなにべた褒めしていたのに、めっきり出番がないのはどういう事???
結局、「スポンサー」やっただけなんちゃうん???
でも、流行りましたよねぇ。
ところが、キースの持っていたヤツのハムバッカーがシャーラー製ということまでは分かっていても、
あの白いピックアップカバーなど、型番などを調べ上げることが、僕には出来ませんでした。
95か98年あたりは、シングルカッタウェイのレスポールジュニアを使っていましたね。
TVカラーとサンバースト。
キースには、歯切れの良いシングルコイルが似合います。
それから、P-90の二基載せたテレキャスも使っていましたね。
いくらテレキャスのフロントをハムに替えても、結局使っているのはリアPUだけ。
男は黙って!みたいな感じで、僕は好きですね。
最近、斉藤和義が、リアピックアップだけ付いたゴールドのレスポールを使っていました。
彼も、キースに影響受けているんじゃないでしょうか。
もともと、歌うたいではなく、ギタリストですからね...
そのほか、スタジオでフルアコのES350ナチュラルを使っているキースの姿はかっこよかった。 アコギについては、キースさんも色々と使っておられるようですが、
ピックアップはどうにかして欲しいなぁ。
せっかくオールドのマーチンとか使ってるのに、聞こえてくるのは、安いエレアコと同じようなペレンペレンの音。
一時期、サンライズのマグネットピックアップを使っていたこともありましたね。
アンペグのアンプを持っているという理由だけで、「お坊ちゃま」ビル・ワイマンをバンドに加えたという 逸話が残っていますが、アンプについては、昔のことはよく分かりませんね。
映画「夜を吹っ飛ばせ」ではメサブギーを使っていました。
そのキャビネットは今でも使っていますね。
でも古いタイプで、エンブレムは「MESA BOOGIE」ではなく「Boogie」だけです。
最近では、フェンダーツインですね。
クラプトンと、キースが、競い合って世界中で乱買しているとのことで、どこもかしこも品薄(!?)。
でも二人のツインは、違いますよね。
キースのはスピーカーが横に並んだ「ビッグボックス」
クラプトンは、斜めに並んだタイプ。
モノホンを僕ら庶民が手に入れる事など、決してないでしょうね。 キースと言えばテレキャス、テレキャスと言えばキース....
そんな印象が薄れつつある昨今です。
最近では、ギターを持たないでソロを歌ったりすることもあるみたいで、
時代は変わりつつあるなぁと思います。
もちろん、良い年の取り方をしているので、どの時代のキースも大好きなのですが、
ステージ上のキースは、80年代の「夜を吹っ飛ばせ」時代のキースが一番好きですね。
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細かいところまで迫ったレビューですね♪
キースオタクではなく、やはりキースへの愛情が伝わってきます(^^)
僕はES-355を手にしているキースを見て「カッコイイ!」と思って、色々とキースについて調べ始めたクチです^^;
でも僕の中ではキースと言うとテレキャスというイメージが強いです。
2012/1/21(土) 午後 11:44
TOHRUさん、
確かにキースのES-355は捨てがたいんですよねぇ。
「かっこいい」と思っちゃう、その気持ち良く分かります。
しかし、単なる固定概念からくる「願望」というか、「欲望」が、「君はテレキャスだろ!」と言わせちゃうんですよね。
昔は、キースがストラトを持っている写真を見ただけで、ビックリしたことありましたからね。
でも、単なる好みだけではなく、プレイスタイルとしても、シングルPUでカッティングをしているキースが好きです。
ES-355を弾くようになって、「あぁ、キースもオッサンになったなぁ」と思いました。
ギターが変わると、プレイスタイルも変わっちゃいますからねぇ
2012/1/23(月) 午後 11:14 [ ISAAC ]