ISAAC’S GUITARS

ギターに留まらず、音楽に関する話題です。特に機材面を中心に進めていきたいと思っています。

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ストラップ

ストラップ

皆さん、ストラップにはこだわっておられますか?
立って弾くときの疲れを軽減させたり、おしゃれとして個性を見せたりと、ストラップは陰の役者ですよね。

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僕は、80年代のライブエイドで、キース・リチャーズがボブ・ディランとトリをつとめたときの印象が強く、
赤いストラップが基本でした。
キースが、オールドのマーチンD-18を抱えている姿も、かっこいい!

この時の印象から最初の頃は無名の布で出来た赤いストラップを使っていました。
クラプトンも、赤いストラップ御用達でしたね。
その影響もかなりあると思います。

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それから、82年の映画「夜を吹っ飛ばせ」で、
革製のストラップを付けているキースにあこがれ、
同じようなタイプを使っていたこともあります。

(ちなみにこれはストラップを前後ろ反対に
 付けちゃってるんですよね。
 でも、それがまた
 かっこよく見えてしまったのですが....)


この写真、
懐かしい方もおられるのではないでしょうか

今の僕と同じくらいの年齢でしょうけど、
不健康ですよねぇ。
まぁ、70年代に比べると顔色は良いですが...











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その後、ストーンズも90年にシルエットを使うなどして、
ミュージックマンと関係を持つようになり、
アーニーボールのストラップを使っていましたね。
これはエリック・クラプトンも使っています。
お陰で、僕の家にはアーニーボールのストラップが腐るほどあります。
そして有り難いことに安いんですよねぇ。
さらに、同じタイプのストラップがダダリオなどから安く出てましたが、
それでも、本家と言ったってたかだか千円くらいでした。

僕はアコギもエレキも、ほとんどこのアーニーボールです。
手持ちとして30本は下らないでしょうね。

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こういう、三色タイプも
使って人気が出ました。
かく言う私も持っています。


















ところが、90年代後半あたりから、キース・リチャーズが気になるストラップを使っているではありませんか。
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革製のストラップでありながら、ピンのあたりがスリムになっています。
このスリムさが、とっても使いやすそうです。

でも、どこを探しても同じタイプはない。
話題にもあがってきません。

しかし、やっぱり高いんです。
15,000円くらいします。











ちょっと、スリムさは足りないのですが、一年ほど前に購入したのが、LEVY'Sのもの。
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僕にしては、かなり高い買い物でした。
MSS100というタイプだったと思います。

パッドが入っていて、
なかなか高級感のあるストラップです。

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こいつは、さすがに大量購入は出来ません。


ただ、難点は、長さがスタンダードであるということです。
ちょっと低めにギターを構えたい僕としては、ほんのわずかではありますが、短い...。
アーニーボールのストラップは、長いんですよね。
(初期の頃は、短かったんです!!)

もう一つ、最近になって購入したのが、同じくLEVY'Sの安いタイプ
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一応革製です。
でも、裏側がケバケバで、
黒い服を着てこれを肩に掛けると
肩に一杯色んなモノが付いてきます。

そして、MSS100よりも、ほんのわずか短い。
スペック的には同じ長さのはずなのですが...



















なんか、良いのないかなぁと探している今日この頃です。

ナット交換・調整について

僕は、何を隠そう「ナットフェチ」です。
新しいギターを手に入れたり、誰かのギターを手にしたりすると、ナットをまじまじと見てしまいます。
いわば、ナットを見ることで、そのギターの造りの良さを判断しているのかもしれません。

安物のギターは、やはりそれなりの処理しか為されていないことが多くあります。
そして、なんか響きが悪いなぁとか、チューニングが合わないなぁといった時に
このナットに原因があることもしばしばあります。

今から数年前、僕は初めてナットの交換を自分でやりました。
その時の音の違いにビックリしたものです。
それはアコギだったので、尚更そう思えたのかも知れません。

今日は、僕がナットを調整あるいは交換するときのこだわりを紹介したいと思います。
それが、ギターメンテナンスの世界で正しいかどうかは分かりません。
けれども、色んな情報を集め、それらを総合し、かつ、自分自身の経験に基づくものです。

僕がナット交換をする事の意味は、いくつかあります。
①摩耗・劣化により、溝が深まり、ビビリが発生する
②材質の向上
③自分のプレイアビリティ(操作性)に合わせるため

①と②については、普遍性があります。
ナットは消耗品です。
ですから、古くなって、機能を果たせなくなったナットは交換すべきです。
コレクターならまだしも、オリジナルにこだわって、ボロボロのナットを付けたままにすることは良くありません。
また材質を替えることで、良い効果をもたらすこともあります。
安物のギターは、プラスチック製が使われています。
それにはそれの良さもあるでしょうが、好みの問題として、自分にあった材質のモノに交換することは
ピックアップを交換する事ほどの差はないにせよ、有効です。

弦幅
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まずは、個人的なことから...
僕は、新しくナットを作成するとき、
弦の幅を広くすることがほとんどです。

この写真は、
元々付いていたナットとの比較です。

1弦と6弦を見てくださると、明確だと思います。
僕は指が太いのかなぁ。
少し広げた方が弾きやすいです。
これはまさに、人それぞれでしょうね。

僕の場合には、せっかく交換するのだから、
こうして弦と弦の間隔を
少しだけ広めに取るようにしています。

0.5mmの違いで随分変わるモノですよ。

溝の深さ
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次は弦の溝の深さです。
これは、既存のナットを調整するときにも
やっていることです。

巻き弦は、少しだけナットから顔を出させます。
つまり、溝を浅くすると言うか、
その溝に合わせて、ナット上面を削ります。

もちろん、あまりに浅すぎると
弦がナットからはずれてしまいます。



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この写真は、アコギです。
巻き弦の響きをこうやって活かしていきます。

埋もれてしまったりすると、
響きを殺してしまうことがあります。

安いギターは、落とし穴に落ち込んだように
弦が埋もれているモノが多くあります。
そういったものは、
ナットの上面を削るようにしています。



弦溝の角度(正面から見た角度)
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次ぎに、弦溝の角度についてです。
フェンダー系ならば、真っ直ぐで良いのですが
3対3ヘッドのギターでは、
ペグに流れるラインに角度が必要な場合が
多くあります。

どこでその角度を付けるかということは
色々とあるのでしょうが、
僕はナットのお尻と言いましょうか、
フレットボード側で角度が付くようにしています。

この写真では、3弦4弦(中央2本)がそうです。





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これは、マーチン系のアコギです。
この辺になると、真っ直ぐなのは
2弦と5弦だけです。

  / | \ / | \

↑ 極端ですがこんな感じに溝を切っていきます。


...オット、こうやってアップな写真をみると
3弦と4弦の間隔が広いなぁ。
さっきのエレキの写真は逆に狭いけど...
...まぁ、素人作業ということです。

 ちっちゃいことは気にするな、
    それワカチコワカチコォ〜(古っ!)

弦溝及びナット上面の角度(横から見た角度)
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ここでは横から見た角度について語ります。

僕は、ナットと弦の接点は出来るだけ
少ない方が良いという考えの人間です。
この点は賛否両論あるようですが、
僕は少なくしています。

極端な話し、ナットのお尻、つまり指板側に
しっかりと弦のあたる「接点」を設けたならば、
後は出来るだけ、弦を逃がしてやります。
つまり、ヘッド角度以上の角度を溝に付けます。
いつまでも、ナットに弦が乗っかっていて
オンブにダッコされているのは頂けません。
早いところ自立させましょう。

ナットそのものの上部も出来るだけ削ります。

弦とナットとの接点
ちなみに、この「接点」は、とても重要で、先日ナットを交換したレスポールカスタムは、
この接点が、ナットの真ん中あたりにある状態でした。
つまり、ナットの溝が、ヘッド側から指板側にかけて、山型になっていて、
当然、この「接点」は、その山の頂上になります。
と言うことは、ナットのヘッド側と指板側との中央あたりに「接点」が来ることになるわけです。
ですから、当然チューニングが合いません。
なにせ、1〜2mmも接点がズレることになるわけですから....。
かといって、この山を削って、指板側に接点を設定しようとしたら、今度は溝が低くなりすぎて、ビビリます。
そこで、ナット交換に至ったという次第です。

ちなみに、この「接点」はヘッド角度の付く屈折点にもなります。
ブリッジからナットにかけて真っ直ぐだった弦が、その「接点」で角度が付けられてペグへと流れていきます。
そのタイミングで、先述したナット溝の角度を付けておくことで、三次元での屈折点が一つで済みます。
正面からみた角度にしても、横から見た角度にしても、一つの「接点」で屈折を終わらせるようにしています。
正面の角度が真っ直ぐで、横の角度もアマイと、ナットの頭とお尻とで、二回屈折することになります。
そうすれば、弦の響きが損なわれると僕は考えています。

ただ、こうして弦の接点を小さくすればするほど、当然、消耗も激しくなります。
そこで、ナットの材質には耐久性のあるものが求められるようになるわけです。
そしてまた、「消耗品である」と割り切っていく必要もあるように思っています。

溝の高さ(深さ?)
ナット作りの難しさ、神経を使うところは、当然溝切りです。
深すぎると、当然びびりますし、浅すぎると、弾きにくい。
この微妙なさじ加減が大変難しい。
0.1mmや0.01mmといった、微調整の世界です。
何度も何度も弦を付けて試し、外しては調整し....その繰り返しです。
一般的には、「2と3フレットの間を押さえて、1フレットと弦との間に、ほんのわずかな隙間が出来るくらい」
と言われていますが、僕もそれに倣っているものの、
ギター本体の個体によっては、通り一辺倒にならないモノもあります。
逆にもっと高めに設定したり、1フレットに干渉する位深めにすることもあります。
このあたりは、本当に「個体差」だと思います。
それと、自分自身の弾き方によっても変わってきます。
プレイアビリティに大きく影響する部分なだけに、逆に、自分で調整することの楽しみもあります。
強いストロークをする人は、ある程度高めに設定しないと、開放弦で1フレットにあたってビビルし、
あまり高すぎると、ローコードが押さえにくかったりします。
また、弦高との関係もありますから、弦高を高く設定する人と、低く設定する人とで、
ナットの高さも変わってくるのではないかと思います。
僕は比較的高めなので、ナットも、ちょっとだけ高めの方が良いですね。

ナット材
ナット材には色んなものがあります。
象牙、牛骨、プラスチック、タスク、グラフテック、ブラス.....
僕は、言うほどそれらを試した事はありません。
象牙が一番良いとされていますが、それは堅さや耐久性からくるものでしょうね。
当然、音はそれぞれの個性があるでしょう。

イングウェイさんは、ブラスナットが好きですね。
僕は、ゴチャゴチャ言わずに、一番出回っている牛骨を使っています。
グラフテックは、黒いと言うことが好きになれない理由です。
使ったこともありませんが....
アコギは、先述の通りタスクを使うことが多いです。
でも、変色と耐久性の弱さが難点だと感じています。
総合的に考えても、牛骨は安くて安心...

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特にこだわりはありません。
たまたま手元にあるのはこれです。

ビンテージとか、オイル漬けとか、
色々ありますが、
僕は普及しているものを買っています。

これはたまたまピックボーイです。
近所の楽器屋にはこれしかありません。
ちょっと遠出をすれば他にも選択肢はあります。

オイル漬けというのは、一度使ってみたい。
あの色合いがたまりません。

僕が買うにあたっては、
ちょっと大きめのサイズを買います。
この写真も、結構大きいサイズのモノです。
削るのが大変ですが、ちっちゃすぎて、また買いに行かなければならないということを避けたい。


ナット交換用工具
偉そうなことを言っていますが、工具としてはタイしたものを持っているわけではありません。

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真ん中のヤスリ以外は、
右側のナット溝用ヤスリを買ったときのセットです。

右側の4本セットが大事ですね。
アコギ用の3〜6弦用のヤスリですが、
エレキには3〜5弦用のものを使っています。

もっと高いヤスリもありますが、
僕にはこれで充分です。

左側の三角ヤスリは1〜2弦用と言うことでしたが
三角に溝が切れるのはイヤなので
真ん中のヤスリを使っています。

左側のヤスリは、
ナットを取り外した後のネック側の溝掃除や
ナット整形に使っています。







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これって、なんて言うんでしたっけ?
万力??

こいつは、ナットの整形の時に使います。
これにナットを挟んで、ヤスリで削ります。

ちっちゃくて安いヤツです。














ナット交換の実際
先日、ここにアップしたと思いますが、この流れで交換したときの写真を載せておきます。
何せ素人作業です、笑ってやってください。

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まずは、当て木を当てて、ハンマーでコツン!
この力加減はなかなか難しいです。

しかも、L字型にナットが付いているギターは楽ですが、
フェンダー系や、マーチン系など、
溝にナットが埋め込まれているモノは、神経を使います。

実際、先日もフェンダー系のナット交換の際に、
溝を破壊してしまいました。
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→これがその傷跡です


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ハイ、うまいこと外れました


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ナットを取り外したところには、接着剤が残っていたりして
デコボコしていることがあります。
ヤスリで、綺麗に削り取り、真っ直ぐにして上げましょう。
この作業大事です。





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新しいナットを削って、大きさを揃えていきます。
黒い印を付けているのは、フレットボードと底面を示すためです。
まずはそこを丁寧にやって、直角を出しておきます。
直角がでたら、「ココは削るな!」と自分に言い聞かせるために
このような印を付けています。

しかし、大きめのナットを買ってくると、この削る作業が大変です。









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ある程度の形になったら、弦の溝を付けます。
元々付いていたナットを参考にして、自分なりの幅に合わせて
溝の印を付け、削っていきます。

この作業用に、溝の間隔の付いた定規のような工具もありますが、
僕は持っていません。

いずれ買おうかなぁ。
そうしないと、上の方に写真が残っているヤツみたいに、
弦間隔が広かったり、狭かったりすることになっちゃうんです。


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かなり端折りますが、ある程度の事まで出来たら
タイトボンドで接着します。
僕はこうして、シャブカポで押さえつけて乾燥を待ちます。

もちろん、押さえつけたときにはみ出てくるボンドは
濡れたタオルなどで拭き取るようにしています。




あとは、実際に弦を張ってみて、微調整を繰り返し、最終的に整形して、ヤスリをかけ、磨き上げて完了です。

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ちなみに、取り外したナットは取っておくようにしています。
個体によっては、別のギターに使えることもありますからね。













番外編
キース・リチャーズ仕様の5弦ギターの1本は、ナットも5弦用にしています。

イメージ 11 6弦の溝がありません。

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これは、タスク製のブリッジサドルです。
ロングサドル用のものは
なかなか手に入りません。


イメージ 13

オクターブピッチも合わせています。
このブリッジの部分においても
ナットと同様「接点」を小さく取っています。

このギターはブリッジピンもタスクです。

そして、ブリッジにある弦溝も
僕の方で削っています。



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