憂国烈士

政治はこの国をどこへ導き、社会は何を求めるのか。

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明暗を分けた新興勢力2

既に広く語られているが、前半戦に続き後半戦でも大阪維新の会と減税日本は好対照の開票結果となった。
 
大阪維新の会
・大阪府吹田市長選  投票率 49.71%
当 井上哲也  54,662票
   阪口善雄   45,881票
   正森克也   17,832票
   石川勝     16,524票
阪口氏は4期目を目指した現職だが、8千票の差を付けて維新の会候補者の井上氏が初当選を飾った。
落選後、阪口氏は不条理という表現を使ったが、さしたる失政も無い中、風を読んだか前回は推薦してくれた
自民党と公明党から外れて自主投票となり、民主党と社民党だけが推薦する所謂、与野党相乗り候補では
なくなった。井上氏は元自民党大阪府議で自民党支持者が投票し易かったという事も有るのだろう。
 
次は秋に行われる頂上決戦、大阪市長選までこの追い風が続くか如何かだろう。それには前半戦で当選した
維新の会の大阪市議が、如何に大阪市民の支持を得る政策を市議会に上げるか如何かに掛かっている。
後は市長候補者の人選。市長選単独では現職有利と判断したか、知事選との同日選に迄、言及しているが、
平松氏と橋下氏の直接対決こそが決着を着けるに相応しい展開に思える。知事は辛坊治郎氏(本人は固辞して
いるが。)でも中田宏前横浜市長(責任逃れの人物は信用ならないが。)でも、橋下氏の信頼がおける人物で
良かろう。過半数を占める維新の会の府議らが、選挙も議会も支えてくれるはずだ。竹山堺市長の様に
裏切らない人選が求められはするが、かなり有力な候補者を求められる代理戦争より、人選は楽に違いない。
 
減税日本
・衆議院愛知6区補選  投票率 41.94%
当 丹羽秀樹    104,328票
   川村昌代     39,308票
   河江明美     14,369票
   福原真由美     7,932票
   目片文夫       3,842票
補選の為、投票率が本選に比べ30%近く下がったが、丹羽氏は政権交代選挙で落選した時よりも、2千票多く
得票し圧勝した。NHKの開票特番を見ていて興味深い出口調査結果を見たのだが、対象者に「増税と減税、
どちらを支持しますか?」という問い掛けを行い(前提条件も無く浅はかな質問である事は否めないが。)、
確か増税と回答した方が3割、減税と回答した方が6割となっていた。減税と答えた方々は川村氏に投票して
いたのかと思いきや、丹羽氏へ投票した方が多かったという調査結果だった。落選後、川村氏は「防災に関する
利権を求めた方が…。」というコメントを発していたが、実態は自分の減税というメッセージが説得力を持って
有権者に伝わっておらず、逆に今の即戦力を必要とする非常時に政治経験の無さが敬遠されたというのが、
真相だろう。敗因分析が正確に出来ない限り、何度、出馬しても落選は避けられない。民主党も減税日本への
風を読み間違えていた様だ。この程度の得票ならば、この選挙区で3度の当選経験を持ち、郵政選挙でも
11万票を獲得した前田雄吉氏を出馬させていれば、良い勝負になった様にも思える。
 
・神奈川県平塚市長選  投票率 49.88%  ・愛知県田原市長選  投票率 62.00%
当 落合克宏  46,127票             当 鈴木克幸  18,802票
   柏木徹     34,480票               河合正仁    11,850票
   水嶋一耀   19,980票               山田光弥    1,399票
前半戦の静岡市長選に続き、平塚市長選、田原市長選、共に減税日本候補は大差で破れ去った。平塚市は
元平塚市議の落合氏に、田原氏は現職の鈴木氏に敗れており、いずれも政治経験の無さが愛知6区同様、
市民に受入れられなかった様に思われる。
 
失速の感すら漂う減税日本だが、もう一度、党是である減税について実現性も含めて再検証が必要なのでは
なかろうか。財政が黒字で税収が安定している行政組織はそう多くは無く、むしろ少数だ。にも関わらず国政も
含めて減税を旗印に掲げるのは、かつて民主党がバラマキ政策を掲げていた事にも相通ずる物が有り、
非現実的と言えよう。バラマキ政策を実現するだけの財源が無い様に、減税するだけの財源もまた無い。
まずは河村名古屋市長のお膝元、名古屋市で減税を実現して、それでもなお市政に支障を来たさないか如何か
社会実験で実証する事が求められよう。その結果が無ければ、何処の市民も説得には応じないだろう。国民は
既に民主党政権に裏切られていて、再び欺くのは難しいと思われる。

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河村さん小沢さんと交流したのがマイナスでは?小沢さんは自分の減税には敏感で他人の減税には鈍感な人。なぜ今の時期 小沢さんなの?

2011/4/27(水) 午後 1:23 ひやく

なんかかなりきつそうですね。
国民の心をつかめなかったのでしょうね。

2011/4/27(水) 午後 8:13 思考回路 Laurant

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パティシエイトォ♪さんへ

大村愛知県知事率いる日本一愛知の会が県議選で惨敗しましたから、
愛知県規模で減税を行うのは、名古屋市が成功してからでしょうね。
その名古屋市もこれだけ市外で減税日本が負け続ければ、一時は大人しく
なった野党市議らが反転攻勢に出る事は充分、考えられます。河村氏も
欲に目が眩んでしまったかもしれません。其処がポピュリズムだとか、
政策ではなく選挙対策だと批判される所以でも有ります。民主党同様、
減税日本もまた市民が何を望んでいるかを理解出来ていない気がします。

2011/4/27(水) 午後 11:31 [ 憂国烈士 ]

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ひやくさんへ

河村氏は元々、新進党、自由党と小沢氏と共に歩んだ経歴が有りますし、
市長選初出馬も当時、党代表だった小沢氏の後押しが有っての事なので、
以前から懇意にしていたのは周知の事実なのですが、同日選の翌々日に
小沢氏を大村新知事と訪ねたのは拙かったかもしれませんね。

2011/4/27(水) 午後 11:43 [ 憂国烈士 ]

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思考回路さんへ

急速に党勢を拡大しようとしたか、しないかの違いですね。河村氏は
国政にまで欲張り、橋下氏はあくまで大阪府内に留める、この戦略の
違いがそのまま結果として表れてしまった様です。

2011/4/27(水) 午後 11:46 [ 憂国烈士 ]

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内緒さんへ

権力を握った者の驕りを感じているのではないでしょうか。確かに就任
当初に比べ、良く言えば自信に満ち溢れる、悪く言えば強引で傲慢な
言動が増えて来たのは事実です。彼は大阪府の財政を黒字に転換しました。
彼の言う大阪都を実現して大阪が活性化するか否かが、彼への評価の
分かれ目になります。失敗すればそれで終わり、成功すればその先の
道も開けて来ますが。

2011/4/27(水) 午後 11:52 [ 憂国烈士 ]

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内緒さんへ

大阪都までは実現出来たとして、日本第二の都市の座を取り戻せるかと
言えば、其処は難しいでしょう。仮に首都機能の一部が移転されたと
しても、首都圏という巨大都市から多くの人間が移動するとは思えません。
また広域連合で都市部以外の地域が統治下に加われば、歳入より歳出が
多くなりますから、行き詰まる可能性は高くなります。彼はその答えを
用意しているでしょうか。

2011/4/29(金) 午前 0:23 [ 憂国烈士 ]

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消去法で自民ですか。いまいちですね。

2011/4/29(金) 午後 10:32 散位 アナリスト杢兵衛

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私の周りの橋下知事賛成派は、東京を意識して、首都機能云々とか言っている人はいないです。
東京有事のときに何かできることがあれば、くらいにおもっている人はいますが、他都市と張り合うと言うよりは、大阪が少しでも良くなってほしいと思って賛成している人がほとんどだと思います。
彼の公務員給与削減・社会保障費の削減は、身に降りかかってくる人も含めて、ある程度受け入れられています。
合理的な説明が、功を奏していると思います。
合理的と思えない政策は、やはりあまり前に進んでいないように思います。
私としては、日本の近未来実験場のような感覚で彼の大阪運営を見守っています。

2011/4/30(土) 午前 0:23 [ きいろいけむり ]

こんにちは
やはり全体的に投票率が40パーセント台という点が気になります。
投票したい人がいないのか、投票したい政党が無いのか、政治に期待
出来ないのか?政治に対する関心が無い訳ではないのに投票行動には
なかなか向かない。やはり対立する者同士争点が無ければ判断は困難
だとも思います。 有権者が選ぶ優先順位のうち政策を第一に考える
方が何%位いるのか判りませんが、人間性重視派と他の方より良さそ
うだからという消去派と知人友人職場からの頼まれ派が地方選挙では
多い様にも思います。投票率が50%だと仮定して4人に1人の支持
で当選できますので投票率が低い選挙にも大いに問題ありですね

2011/4/30(土) 午後 3:44 [ - ]

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河村〜小沢路線は、名古屋市民にとって不幸ですね。さすがに橋下知事は愚かではありませんね。新しい市民政党が誕生する事を祈っています。

2011/5/1(日) 午前 9:50 [ 熱海の爺 ]

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アナリスト杢兵衛さんへ

丹羽氏の場合、この選挙区で国会議員にもなっていますから、或る程度の
支持票は固めていて、其処に低投票率が加われば、簡単に当選出来る
という訳です。民主党は前田氏を立てるべきでした。

2011/5/1(日) 午後 2:01 [ 憂国烈士 ]

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きいろいけむりさんへ

基本的に法人税収を上げなければ、橋下府知事は新政策の財源が確保
出来ません。石原都知事が地方分権など言わず、新政策を実行し、大村
愛知県知事が減税に言及出来るのも、法人税収あればこその話だったり
します。その意味では他の地方自治体同様の状況下にある大阪府で、
削って伸ばすという偉業が成し遂げられれば、模倣や参考にしようとする
自治体は後を絶たなくなるでしょう。仰る様に壮大な社会実験という
訳です。

2011/5/1(日) 午後 2:09 [ 憂国烈士 ]

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大室寅之祐さんへ

郵政選挙や政権交代選挙でも70%に届かない投票率を見るに、約30%の
方々は政治に全く興味は無いと考えて良いでしょう。そして20%から
30%の方々は明らかに投票で状況が変わると判断した場合のみ、投票を
する人々、地方分権の進んでいない地方自治体では、目に見える変化が
中々、得難いのが事実ですし、そもそも行政との距離が近い自治体での
変革を、望んでいない方も居たりします。
皮肉な物で国政での1票格差が有る都市部の方が総じて投票率は低く、
地方は争点が無くとも道徳観で投票率が高かったりします。もはや参政の
権利ではなく義務にした方が良いかもしれません。裁判員制度などは
司法参加を義務化したものですし。

2011/5/1(日) 午後 2:22 [ 憂国烈士 ]

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熱海の爺さんへ

バラマキ政策の小沢氏に減税政策の河村氏、どちらもポピュリズムとも
言えますが、既存の価値観や体質を破壊する手腕には、期待したい部分も
有ったりします。何もしない、何も出来ない政治家よりは良いでしょう。
民意にそぐわぬ行動を取れば切り捨てれば良い迄の事ですから。

2011/5/1(日) 午後 2:26 [ 憂国烈士 ]

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政治家を目指しているのですか?
興味があるのであれば立候補しましょう。
やってみたら、わかると思います。
国民はバカではないのです。
任せられる人間を選んでいます。

2011/5/1(日) 午後 11:54 田中邦衛

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あなたの文章には的確性を感じます。
勉強をしているのですか?それとも政治家に憧れているのですか?
国を良くするのも私たちです。他力本願ではなく、私たちの生き方や考え方が世の中を良くするのでは?
政治家ばかり批判しても仕方が無いのでは?
減税対策も必要ですが、
この国の為に働いている人たちの減給はキツイでしょう。

2011/5/1(日) 午後 11:58 田中邦衛

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花村蒼孟さんへ

政治家の近くに居た経験が有るので、内情は一般の方よりも良く理解
しています。故に政治家を目指した事も憧れた事も有りません。
貴殿は普天間基地問題を鳩山前総理に任せられますか?尖閣諸島問題を
菅総理に任せられますか?選挙では其処まで人間の能力は計れないで
しょう。私は他力本願などしていません。貴殿の仰る政治への考え方を吐露
している、それが私の生き方です。批判だけでなく称賛もしますが、
残念ながら現実に即し、批判の方が遥かに多い、それだけの事です。
この国の為に働く、大変、結構な事です。しかしそれだけで納税者よりも
高給を食む理由には成りません。官尊民卑思考など捨て去り、平均的な
年収とすべき、それが公僕の有るべき姿でしょう。

2011/5/2(月) 午前 0:35 [ 憂国烈士 ]

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減税が非現実的だというのは必ずしも正しくありません。それを実際にどれだけやるかは別問題でどうして増税から話が始まるのかのアンチテーゼです。

2011/5/5(木) 午前 6:56 tad

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tadさんへ

名古屋市は市債の償還が終了していませんし、今年度も市債を発行して
います。河村市長は民間の資産を活用すべきと発言していますが、それは
行政組織が行うべきものでは無いでしょう。借金をして減税、借金をして
バラマキ、ポピュリズムとして批判される所以だったりします。

2011/5/5(木) 午後 2:33 [ 憂国烈士 ]


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