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以前から既定路線とされて来た大阪府市のダブル首長選、22日未明に橋下徹大阪府知事が今月末日付けの
辞職願を浅田均大阪府議会議長に提出し、大阪市長選への出馬を明言した。未明にずれ込んだのは21日の
議会審議が紛糾した為だが、橋下氏の後任知事は府議会運営を円滑に裁く事は出来るのだろうか。
大阪維新の会は外部に人材を求めたが調整は不調に終わり、最終的に候補に残ったのは大阪維新の会
所属の浅田府議長と、大阪維新の会幹事長の松井一郎府議、知事と議長の同時失職は拙いだろうとの
判断で、松井府議に白羽の矢が立った。松井府議はかつて自民党に所属していた府議、党の政務調査会長も
務めていた人物で、大阪維新の会への完全移籍に関して当然、自民党側からの反発は強い。また府議9年目で
府政に関しての理解は高いが、府下全体への知名度は低い。その為、松井氏が大阪維新の会の公認候補者
として名前が挙がった直後から、対抗する自民党と民主党でも一旦は頓挫しかけた候補者選定が本格化した。
自民党は党所属の丸山和也参議院議員に出馬打診を行った。丸山氏は兵庫県出身で高校卒業迄は兵庫県
在住、大学以降の活動拠点である東京で都知事を目指した事は有るが、大阪府との接点は無い。テレビ出演で
全国的な知名度は高いものの府政については素人同然、丸山氏本人や大阪府民は如何なる判断、評価を下す
だろうか。民主党は10日程前にはアートコーポレーション社長兼関西経済連合会副会長の寺田千代乃氏、
元大阪市助役での大平光代氏、サントリーホールディングス社長の佐治信忠氏で候補者選定を進めていると
報じられたが、いずれも擁立調整に失敗した様だ。(そもそもこの種の話は名前を明らかにした段階で失敗する
確率の方が高いのだが。一人に絞って交渉するのならまだしも三人も名前を挙げてしまっては、本人に出馬の
意思が有っても手を挙げ辛いはずだ。)今は先日、九電やらせメール事件の再発防止で設けられた第三者
委員会委員長として報告書を提出した郷原信郎氏に出馬を要請している。郷原氏は元東京地検特捜部検事で
今は弁護士、時折、テレビに出演もし、知名度も無い訳ではないが、出身は島根県、その後の経歴でも大阪府
との関連性は無い。また司法畑を歩んで来ており、行政畑の経歴は無く、手腕は未知数だったりする。丸山氏と
郷原氏がほぼ同時に手を挙げれば、どちらかを下ろしての候補者一本化は難しくなり、民自公の共闘は
覚束無い。この共闘が出来るか如何かが、大阪維新の会の松井氏と真っ当に戦う事が出来るか如何かの
分かれ目となるだろう。
市長選の方は大阪維新の会の橋下氏と、民自公三党からの支持を取り付けつつある現職の平松邦夫大阪
市長の一騎打ちだが、平松氏は支持と交換に橋下氏の大阪都構想に対抗して打ち出した特別自治市構想を
取り下げる事となった。特別自治市構想は大阪市の大阪府からの独立が謳われており、大阪市選出の府議が
必要無くなる為、自民党府議団の反発を買った為だ。結果的に既存政党、守旧勢力側に立つことになって
しまった平松氏、独裁的、独善的と批判されながらも新党を率い、構造改革を断行しようとする橋下氏に
打ち勝つ事は出来るだろうか。大阪府民、市民の審判は来月27日に下る。
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2011年10月23日
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