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TPP参加への各議員の意思表示での第三弾、昨日は自民党の反対派を取り上げたが、今日は反対派に名前を
挙げなかった方々(賛成派?)に言及しよう。自民党で反対の意思表示をしなかった国会議員は35名。個々に
名前を挙げて行くと、
○衆議院
麻生太郎(福岡8区) 総理経験者として影響が有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
安倍晋三(山口4区) 総理経験者として影響が有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
甘利明(比例) 自らの勉強会を立ち上げたばかりだが、路線は未だ分からない。
石破茂(鳥取1区) 日本の農政に関して改革の要有りと考えているのだろう。
石原伸晃(東京8区) 自民党幹事長として賛否両論有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
伊吹文明(比例) 他の派閥の領袖が反対に回る中、何故にそうしなかったのだろうか。
衛藤征士郎(比例) 衆議院副議長として賛否両論有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
鴨下一郎(比例) 東京都地盤の衆議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
岸田文雄(広島1区) 閣僚経験者として思う処が有るのだろうか。
小池百合子(比例) 小泉改革路線継承派としては新自由主義派なのか。
小泉進次郎(神奈川11区) 父君の純一郎氏は明確に新自由主義派だっただけに、主義主張も世襲か。 河野太郎(神奈川15区) 小泉改革路線継承派としては新自由主義派なのか。
近藤三津枝(比例) 主義主張は全く不明。
塩谷立(比例) 党総務会長として影響が有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
下村博文(東京11区) 東京都選出の衆議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
菅義偉(神奈川2区) 小泉改革路線継承派としては新自由主義派なのか。
平将明(比例) 東京都地盤の衆議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
谷垣禎一(京都5区) 自民党総裁として賛否両論有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
中川秀直(広島4区) 小泉改革路線継承派としては新自由主義派なのか。
西村康稔(兵庫9区) 自民党下野後の総裁選に出馬したものの、当時も今も主義主張は全く不明。
平沢勝栄(東京17区) 東京都地盤の衆議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
福田康夫(群馬4区) 総理経験者として影響が有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
松浪健太(比例) 大阪府地盤の衆議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
茂木敏充(栃木5区) 党政調会長として影響が有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
柳本卓治(比例) 大阪府地盤の衆議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
○参議院
尾辻秀久(比例) 参議院副議長として賛否両論有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
川口順子(比例) 小泉改革路線継承派としては新自由主義派なのか。 北川一成(大阪府) 大阪府選出の参議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
山東昭子(比例) 主義主張は全く不明。(キャリアだけは長いのだが。) 中川雅治(東京都) 東京都選出の参議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
中曽根弘文(群馬県) 党参院会長として賛否両論有るが故に旗幟を鮮明にしなかっただけの様な。
中村博彦(比例) 主義主張は全く不明。
丸川珠代(東京都) 東京都選出の参議院議員としては下請け町工場の製造業優先か。
丸山和也(比例) 党の内部改革に熱心だが、これもその一環なのか。
三原じゅん子(比例) 経済政策における主義主張は社会民主主義でも新自由主義でも無い様だ。
黄色で示した谷垣総裁以下、現在、党の要職に在る方々や衆参副議長を務める方、更には総理経験者
(森元総理を除く。)の方々は賛否両論のいずれにも組しない為に、態度を明確にしなかっただけで、これで
ほぼ党内がTPP反対一色に染まる事はほぼ決定と言えるので、一気に傾くだろう。後は青字の小泉路線
継承者と緑字の選挙地盤都合の方々だけが、条約締結承認の採決まで初志貫徹し、党議拘束で止むを得ず
反対に回るというシナリオだけが浮かび上がって来る。要は自民党内には新自由主義者を含む自由主義者など
ほとんど居ないという事だ。みんなの党が幾ら待っても合流者など現れるはずも無いのも致し方有るまい。
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今日は昨日に続いてTPP参加か否かについて自民党議員への検証を行おう。自民党所属全国会議員201名の
内、参加反対を表明した議員は166名と全体の3/4を越える。以前から言われて来た事だが、実は自民党には
新自由主義政策を推進する者よりも社会民主主義政策を掲げる者の方が多い。顔触れを確認して見ると、
○衆議院
逢沢一郎(岡山1区)、赤沢亮正(鳥取2区)、秋葉賢也(比例)、阿部俊子(比例)、石田真敏(比例)、
伊東良孝(北海道7区)、稲田朋美(福井1区)、井上信治(東京25区)、今津寛(比例)、今村雅弘(比例)、
岩屋毅(比例)、江渡聡徳(青森2区)、江藤拓(宮崎2区)、遠藤利明(比例)、大島理森(青森3区)、
大野功統(香川3区)、小里泰弘(鹿児島4区)、小野寺五典(宮城6区)、小渕優子(群馬5区)、
梶山弘志(茨城4区)、加藤勝信(岡山5区)、加藤紘一(山形3区)、金子一義(岐阜4区)、
金子恭之(熊本5区)、金田勝年(比例)、河井克行(比例)、川崎二郎(比例)、河村建夫(山口3区)、
北村茂男(比例)、北村誠吾(比例)、木村太郎(青森4区)、高村正彦(山口1区)、古賀誠(福岡7区)、
後藤田正純(徳島3区)、斎藤健(比例)、坂本哲志(熊本3区)、佐田玄一郎(比例)、佐藤勉比例)、
塩崎恭久(愛媛1区)、柴山昌彦(比例)、新藤義孝(比例)、菅原一秀(比例)、高市早苗(比例)、
高木毅(福井3区)、竹下亘(島根2区)、武田良太(福岡11区)、武部勤(比例)、竹本直一(比例)、
橘慶一郎(富山3区)、田中和徳(比例)、棚橋泰文(岐阜2区)、谷公一(比例)、谷川弥一(比例)、
谷畑孝(比例)、田野瀬良太郎(奈良4区)、田村憲久(比例)、徳田毅(鹿児島2区)、永岡桂子(比例)、
長島忠美(比例)、長勢甚遠(比例)、中谷元(高知2区)、二階俊博(和歌山3区)、西野陽(大阪13区)、
丹羽秀樹(愛知6区)、額賀福志郎(比例)、野田聖子(比例)、野田毅(比例)、馳浩(比例)、
浜田靖一(千葉12区)、林幹雄(比例)、平井卓也(比例)、福井照(高知1区)、古川禎久(宮崎3区)、
古屋圭司(比例)、細田博之(島根1区)、保利耕輔(佐賀3区)、町村信孝(北海道5区)、松野博一(比例)、
松本純(比例)、三ツ矢憲生(三重5区)、宮腰光寛(富山2区)、村上誠一郎(愛媛2区)、村田吉隆(比例)、
望月義夫(比例)、森英介(千葉11区)、森喜朗(石川2区)、森山裕(鹿児島5区)、山口俊一(比例)、
山本公一(愛媛4区)、山本幸三(比例)、山本拓(福井2区)、山本有二(高知3区)、吉野正芳(比例)
○参議院
愛知治郎(宮城県)、青木一彦(島根県)、赤石清美(比例)、有村治子(比例)、石井準一(千葉県)、
石井浩郎(秋田県)、石井みどり(比例)、礒崎陽輔(大分県)、磯崎仁彦(香川県)、猪口邦子(千葉県)、
岩井茂樹(静岡県)、岩城光英(福島県)、上野通子(栃木県)、宇都隆史(比例)、衛藤晟一(比例)、
大家敏志(福岡県)、岡田直樹(石川県)、岡田広(茨城県)、加治屋義人(鹿児島県)、片山さつき(比例)、
金子原二郎(長崎県)、岸宏一(山形県)、岸信夫(山口県)、熊谷大(宮城県)、小泉昭男(神奈川県)、
鴻池祥肇(兵庫県)、小坂憲次(比例)、佐藤信秋(比例)、佐藤正久(比例)、佐藤ゆかり(比例)、
島尻安伊子(沖縄県)、末松信介(兵庫県)、鈴木政二(愛知県)、関口昌一(埼玉県)、世耕弘成(和歌山県)、
高階恵美子(比例)、伊達忠一(北海道)、谷川秀善(大阪府)、塚田一郎(新潟県)、鶴保庸介(和歌山県)、
中西祐介(徳島県)、中原八一(新潟県)、西田昌司(京都府)、二之湯智(京都府)、野上浩太郎(富山県)、
野村哲郎(鹿児島県)、橋本聖子(比例)、長谷川岳(北海道)、林芳正(山口県)、福岡資麿(佐賀県)、
藤井基之(比例)、藤川政人(愛知県)、古川俊治(埼玉県)、牧野京夫(静岡県)、松下新平(宮崎県)、
松村祥史(熊本県)、松村龍二(福井県)、松山政司(福岡県)、水落敏栄(比例)、溝手顕正(広島県)、
宮沢洋一(広島県)、森雅子(福島県)、山崎力(青森県)、山崎正昭(福井県)、山谷えり子(比例)、
山田俊男(比例)、山本一太(群馬県)、山本順三(愛媛県)、吉田博美(長野県)、義家弘介(比例)、
若林健太(長野県)、脇雅史(比例)、渡辺猛之(岐阜県)
政権交代選挙で比例復活当選を遂げられた方々が比例扱いなので選挙区が分かり難いが、民主党同様、
地方に限らず都市部選出の議員でも反対している方が居る。また目立つのは小泉路線継承を謳っている
方々が多く名を連ねている点だ。基本的に新自由主義政策だった小泉路線を継承するとしながら、TPPへの
参加反対表明は明らかに矛盾している。要は主義や政策など如何でも良く、小泉人気に肖りたかっただけ
という事なのか。更に言えば政策の是非以前に単に政府与党が推進する政策だから反対とする方々は
居ないと言えるだろうか。かつての社会党の様にただ反対だけ声高に叫んでいても、生産性は全く無い。
仮に今、自民党政権だったら自民党議員はTPPに対して如何、反応するだろうか。民主党よりも日米同盟
重視と言いながら、米国からのTPP参加の呼び掛けを拒絶する事は出来るのか。有力な資金源で密接な
関係に有った経団連の意向を無視出来るのか。その様に考えた時、上記にある方々が胡散臭く見えて
しまったりするのだが。
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今週25日に、全国農業協同組合中央会がTPP反対の請願に賛同した国会議員の氏名を公表した。
全356人は国会議員総数722名のほぼ半数を占める。政党別に見ると自民党166名(所属議員201名)、
民主党120名(所属議員408名)、公明党25名(所属議員40名)、共産党15名(所属議員全員)、社民党10名
(所属議員全員)、国民新党4名(所属議員7名)、たちあがれ日本4名(所属議員5名)、新党日本1名(全員)、
新党大地1名(全員)、新党改革1名(所属議員2名)、無所属9名となる。自由貿易か保護貿易かという
二択において、政党単位で行動出来ているのは賛同者が一人も居ないみんなの党と、全員が賛同者の
共産党、社民党だけの様だ。問題は寄せ集めの二大政党である民主党と自民党、両党とも賛成論者と
反対論者が居て、両党共、党内に社会民主主義者と新自由主義者の双方を抱えている事が分かる。
今日は民主党の反対議員について検証しよう。民主党の賛同議員120名は自民党に比べて少ないが、100名
近く居る政務三役は賛同の意を表明出来ない為、実際の賛同者はもっと多いだろう。政務三役からたった6名が
賛同すれば国会議員の過半数がTPP参加に反対となり、国家としての日本はTPPに参加しない事になる。
民主党でTPP参加への反対を表明した議員は、
○衆議院
相原史乃(比例)、赤松広隆(愛知5区)、石井章(比例)、石関貴史(群馬2区)、石田三示(比例)、
石津政雄(茨城2区)、石原洋三郎(福島1区)、石森久嗣(栃木1区)、石山敬貴(宮城4区)、今井雅人(比例)、
内山晃(千葉7区)、大泉博子(茨城6区)、逢坂誠二(北海道8区)、太田和美(福島2区)、大谷啓(大阪15区)、
岡島一正(千葉3区)、岡本英子(神奈川3区)、奥野総一郎(千葉9区)、梶原康弘(兵庫5区)、
勝又恒一郎(比例)、加藤学(長野5区)、金子健一(比例)、川島智太郎(比例)、川内博史(鹿児島1区)、
川口博(秋田2区)、川口浩(比例)、川村秀三郎(宮崎1区)、木内孝胤(東京9区)、菊池長右エ門(比例)、
京野公子(秋田3区)、工藤仁美(比例)、熊谷貞俊(比例)、黒岩宇洋(新潟3区)、黒田雄(千葉2区)、
桑原功(比例)、小泉俊明(茨城3区)、古賀敬章(福岡4区)、小林興起(比例)、小林正枝(比例)、
小山展弘(静岡3区)、斎藤恭紀(宮城2区)、坂口岳洋(山梨2区)、阪口直人(和歌山2区)、
佐々木隆博(北海道6区)、階猛(岩手1区)、篠原孝(長野1区)、杉本和巳(愛知10区)、
瑞慶覧長敏(沖縄4区)、首藤信彦(神奈川7区)、空本誠喜(広島4区)、高野守(比例)、高橋英行(比例)、
高松和夫(比例)、橘秀徳(神奈川13区)、田中美絵子(比例)、田名部匡代(青森3区)、玉置公良(比例)、
玉城デニー(沖縄3区)、玉木雄一郎(香川2区)、中後淳(比例)、道休誠一郎(比例)、中井洽(三重1区)、
永江孝子(比例)、中川治(大阪18区)、中島政希(比例)、中津川博郷(比例)、中野渡詔子(比例)、
仁木博文(比例)、野田国義(比例)、萩原仁(大阪2区)、橋本清仁(宮城3区)、橋本勉(比例)、
畑浩治(岩手2区)、樋口俊一(比例)、福嶋健一郎(熊本2区)、福島伸享(茨城1区)、福田衣里子(長崎2区)、
松野頼久(熊本1区)、水野智彦(比例)、三宅雪子(比例)、宮崎岳志(群馬1区)、宮島大典(長崎4区)、
三輪信昭(比例)、村上史好(大阪6区)、矢崎公二(長崎4区)、谷田川元(千葉10区)、柳田和己(比例)、
山岡達丸(比例)、山崎摩耶(比例)、山田正彦(長崎3区)、山田良司(比例)、横山北斗(青森1区)、
鷲尾英一郎(新潟2区)、和嶋未希(比例)、渡辺浩一郎(比例)、渡部恒三(福島4区)、渡辺義彦(比例)
○参議院
植松恵美子(香川県)、大河原雅子(東京都)、大久保潔重(長崎県)、小川敏夫(東京都)、
川上義博(鳥取県)、川崎稔(佐賀県)、小西洋之(千葉県)、小見山幸治(岐阜県)、今野東(比例)、
佐藤公治(広島県)、高橋千秋(三重県)、武内則男(高知県)、田城郁(比例)、谷岡郁子(愛知県)、
徳永エリ(北海道)、友近聡朗(愛媛県)、外山斎(宮崎県)、平山幸司(青森県)、舟山康江(山形県)、
増子輝彦(福島県)、松浦大悟(秋田県)、水戸将史(神奈川県)、米長晴信(山梨県)
各議員の選挙区は地方とは限らず都市部の議員の名前も結構多い。巷で言われている様な選挙区の
支持者の為に反対のポーズを取っている訳では必ずしも無さそうだ。やはり民主党の基本は社会民主主義、
関税の完全撤廃による自由貿易政策を取るのはかなり厳しそうだ。野田総理は党内を纏める事が出来る
だろうか。
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以前から既定路線とされて来た大阪府市のダブル首長選、22日未明に橋下徹大阪府知事が今月末日付けの
辞職願を浅田均大阪府議会議長に提出し、大阪市長選への出馬を明言した。未明にずれ込んだのは21日の
議会審議が紛糾した為だが、橋下氏の後任知事は府議会運営を円滑に裁く事は出来るのだろうか。
大阪維新の会は外部に人材を求めたが調整は不調に終わり、最終的に候補に残ったのは大阪維新の会
所属の浅田府議長と、大阪維新の会幹事長の松井一郎府議、知事と議長の同時失職は拙いだろうとの
判断で、松井府議に白羽の矢が立った。松井府議はかつて自民党に所属していた府議、党の政務調査会長も
務めていた人物で、大阪維新の会への完全移籍に関して当然、自民党側からの反発は強い。また府議9年目で
府政に関しての理解は高いが、府下全体への知名度は低い。その為、松井氏が大阪維新の会の公認候補者
として名前が挙がった直後から、対抗する自民党と民主党でも一旦は頓挫しかけた候補者選定が本格化した。
自民党は党所属の丸山和也参議院議員に出馬打診を行った。丸山氏は兵庫県出身で高校卒業迄は兵庫県
在住、大学以降の活動拠点である東京で都知事を目指した事は有るが、大阪府との接点は無い。テレビ出演で
全国的な知名度は高いものの府政については素人同然、丸山氏本人や大阪府民は如何なる判断、評価を下す
だろうか。民主党は10日程前にはアートコーポレーション社長兼関西経済連合会副会長の寺田千代乃氏、
元大阪市助役での大平光代氏、サントリーホールディングス社長の佐治信忠氏で候補者選定を進めていると
報じられたが、いずれも擁立調整に失敗した様だ。(そもそもこの種の話は名前を明らかにした段階で失敗する
確率の方が高いのだが。一人に絞って交渉するのならまだしも三人も名前を挙げてしまっては、本人に出馬の
意思が有っても手を挙げ辛いはずだ。)今は先日、九電やらせメール事件の再発防止で設けられた第三者
委員会委員長として報告書を提出した郷原信郎氏に出馬を要請している。郷原氏は元東京地検特捜部検事で
今は弁護士、時折、テレビに出演もし、知名度も無い訳ではないが、出身は島根県、その後の経歴でも大阪府
との関連性は無い。また司法畑を歩んで来ており、行政畑の経歴は無く、手腕は未知数だったりする。丸山氏と
郷原氏がほぼ同時に手を挙げれば、どちらかを下ろしての候補者一本化は難しくなり、民自公の共闘は
覚束無い。この共闘が出来るか如何かが、大阪維新の会の松井氏と真っ当に戦う事が出来るか如何かの
分かれ目となるだろう。
市長選の方は大阪維新の会の橋下氏と、民自公三党からの支持を取り付けつつある現職の平松邦夫大阪
市長の一騎打ちだが、平松氏は支持と交換に橋下氏の大阪都構想に対抗して打ち出した特別自治市構想を
取り下げる事となった。特別自治市構想は大阪市の大阪府からの独立が謳われており、大阪市選出の府議が
必要無くなる為、自民党府議団の反発を買った為だ。結果的に既存政党、守旧勢力側に立つことになって
しまった平松氏、独裁的、独善的と批判されながらも新党を率い、構造改革を断行しようとする橋下氏に
打ち勝つ事は出来るだろうか。大阪府民、市民の審判は来月27日に下る。
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総理編、両院議長編に続く世襲の検証、第三弾は幹事長編、55年体制以降の自民党幹事長、09年政権交代
後の民主党幹事長を追ってみた。幹事長を経て総理や両院議長に就任した方々は除外している。
●自民党
川島正次郎 世襲無し
橋本登美三郎 世襲無し 二階堂進 世襲無し 内田常雄 世襲無し 斎藤邦吉 世襲無し 田中六助 > 甥 武田良太 衆議院議員 ※現在も血統は継続中。 金丸信 世襲無し 安倍晋太郎 < 義父 岸信介 総理 ※現在も血統は継続中。 > 子 晋三 総理 小沢一郎 > 父 佐重喜 建設相 ※本人現役。 梶山静六 > 子 弘志 衆議院議員 ※現在も血統は継続中。 三塚博 世襲無し 加藤紘一 > 祖父 幹雄 西田川郡議 ※本人現役。 > 父 精三 衆議院議員 野中広務 > 弟 一二三 園部町長 古賀誠 世襲無し ※本人現役。 山崎拓 世襲無し 武部勤 世襲無し ※本人現役。 中川秀直 > 義父 俊思 衆議院議員 ※本人現役。 伊吹文明 世襲無し ※本人現役。 細田博之 > 父 吉蔵 運輸相 ※本人現役。 大島理森 > 父 勇太郎 青森県会議長 ※本人現役。 > 叔父 夏堀源三郎 衆議院議員 石原伸晃 < 父 慎太郎 東京都知事 ※本人現役。 > 弟 宏高 衆議院議員 ●民主党
小沢一郎 上記
枝野幸男 世襲無し ※本人現役。
岡田克也 > 義父 村上信二郎 衆議院議員 ※本人現役。 > 義兄 村上誠一郎 規制改革相 頂点迄、後一歩の所まで辿り着いた方々だけに無念の思いから、子孫に夢を託すのかと思いきや、意外にも
世襲をしていない方が多かったりする。また多くは今も現役で今後の身の処し方が焦点となるであろう。親子に
総理就任者が居る安倍氏だが、彼の場合はリクルート事件と自身の病という個人の能力とは別次元の問題
だけに不運だっただけとも言える。一方、石原氏は今後、総理に就任する事が有ったとしても、父君を越える
成果を残すのは難しい様に見える。彼もまた最近の世襲総理同様、世襲政治家の評判を落としている一人と
言えるだろう。
三回に渡って検証して思うのは、世襲と中選挙区との関係だ。戦後まもなくは戦前に大政翼賛会参加の
議員が公職追放され、選挙制度も改正された為、新人候補者が大量に流入した。公職追放が解かれて
選挙に出馬しようとも地盤は既に他人の手に渡り、しかも国を誤った方向に導いたと評価されていては、
当選するのも難しかったろう。その後、55年体制により自民党独裁となった状況下での中選挙区は、自民党
候補者同士が議席を争う場と化した。政党では差別化が図れないので、政治家個人を売り込まざる得なくなり、
その為には高度成長も手伝ってかインフラ整備という名の地元への利益誘導で、優劣を決める様になった。
また選挙の際の活動資金の提供や応援弁士の派遣など選挙指南役として派閥の役割が重要となったのも、
この中選挙区における党内競争に端を発する部分が大きい。その様な環境で議員が政界引退を決心した時、
今迄、氏名を売り物にして来た以上、事務所を支えた秘書や地元を支えた系列地方議員では役不足と
後援会が判断し、同じ氏の親族を担ぎ出して世襲は常態化した。
小選挙区が導入されて15年、中選挙区時代に地元に根を張った世襲制は、劇的に当選議員が入れ替わる
事により、段々と世襲議員が淘汰されて行く事になるだろう。また選挙区割りにより既得地盤を奪われた議員が
居た様に、今度の一票格差是正に伴う選挙制度改革で更に地盤を奪われる議員が出て来るに違い無い。
有権者が思考力、判断力を取り戻し、政党の実行力や政策の優劣、候補者の能力を見極めて、自らの代表を
選ぶ時代を望みたいものである。
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