憂国烈士

政治はこの国をどこへ導き、社会は何を求めるのか。

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明暗を分けた新興勢力

一昨日の統一地方選では地域新党の動向に注目が集まっていた。一つは大阪都構想を掲げた橋下大阪府
知事率いる大阪維新の会が大阪府議選、大阪市議選、堺市議選でどの程度の議席を獲得するかで、もう
一つは大村愛知県知事が率いる日本一愛知の会や、河村名古屋市長が率いる減税日本が提唱する中京都
構想や地方減税に対し、愛知県議選で如何なる結果を残すかで、各住民の賛同度を測るのだが、その
結果には賛否を示す府民、市民、県民の関心も高いかと思われた。
 
●大阪府議選  投票率46.46%
            候補者数   当選者数   当選確率   選挙前数   議席増減
大阪維新の会       60        57      95%       29       +28
公明党            22        21       95%        23        -2
自民党            32        13       41%       23       -10
民主党            33        10       30%        20       -10
共産党            38         4       11%       10         -6
みんなの党          2          1       50%         0        +1
社民党             1          0        0%         1        -1
諸派              1         0        0%          0         0
無所属            17          3       18%         6         -3
元々、議会第一党だったが、今回の選挙で議席を倍増させ過半数を獲得した。皺寄せは民主党と自民党を
中心に万遍なく他党に及んでいる。
 
●大阪市議選  投票率49.27%
            候補者数   当選者数   当選確率   選挙前数   議席増減
大阪維新の会       44        33      75%        12       +21
公明党            19        19     100%         20        -1
自民党            23        17       74%        20        -3
民主党            24         8       33%         18      -10
共産党            24         8      33%        14       -6
みんなの党           1         0       0%          0          0
無所属             10         1      10%          2         -1
候補者数がほぼ過半数の議席数に等しかった為、選挙前から過半数獲得は困難だったが、議会第一党の
地位を確保した。対象的に平松大阪市長の与党、民主党は大きく議席を減らし、今後の議会運営に暗雲が
立ちこめる結果となった。
 
●堺市議選  投票率49.42%
            候補者数   当選者数   当選確率   選挙前数   議席増減
大阪維新の会       15        13      87%         7        +6
公明党            12        12     100%        13        -1
共産党            10         8      80%         8         0
自民党            11         7       64%          4        +3
民主党            12         5       42%         10        -5
みんなの党          2          0        0%         1         -1
諸派              1         0        0%          0         0
無所属            15          7      47%          9         -2
候補者数が思う様に確保出来ず、結果が案じられたが、公明党、共産党の地盤が強い地域にも関わらず、
見事に議会第一党を獲得した。橋下知事と距離を置き始めていた竹山堺市長はこの結果、態度を変えるの
だろうか。
三選で過半数を確保出来なかった事に橋下知事を敗北宣言し、大阪都構想を白紙に戻して公明党らとの
政策協議を模索するとしているが、彼のショックは投票率に有るのだろう。いずれも50%を下回り、府民、市民の
政策への関心の薄さ、理解の低さが反映されている。彼は投票率の低さも自分の責任と認めている。では
愛知県は如何だったのだろうか。
 
●愛知県議選  投票率42.01%
            候補者数   当選者数   当選確率   選挙前数   議席増減
自民党            56        49      88%        54         -5
民主党            45        26       58%         35         -9
減税日本           19        13       68%           1       +12
公明党             6          6     100%            7        -1
日本一愛知の会     24         5      21%            1         +4
みんなの党          2          0       0%          0          0
共産党             4          0       0%          0         0
諸派              2         0       0%           0         0
無所属            17          4      24%           1         +3
県議選だけに大村知事の率いる日本一愛知の会が躍進しなければならないのだが、擁立した候補者は友党、
減税日本を上回るものの、当選者は半分にも満たない惨敗となった。減税日本と統一会派を組む予定だが、
議会第一党の自民党の半数を軽く下回り、第二党の民主党にすら届かない議席数では、今後の議会運営には
かなりの厳しさが予想される。推薦、支持をして当選した自民党候補者の協力を受けざるを得ない状況だ。
一方、減税日本は名古屋市内の選挙区中心に候補者を擁立し、確実に名古屋市を制圧下に置くべく手を打って
いる。次期衆院選では独自候補を擁立するかもしれない。名古屋市議会の対立が愛知県下に飛び火した感も
有る今回の騒動、日本一愛知の会の政策の分かり難さや、自民党候補者との主張の相違点、度重なる選挙
疲れも有ってか、投票率は過去最低を記録した。
 
政党や政策と言うよりは個人の魅力に有権者は反応している様だ。力強いリーダーを待ち望んでいる様にも
見えたりするのだが、それは国政の影響か。

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