|
よしひこジャパンとはなでしこジャパンがW杯で優勝した際に記者からコメントを求められた当時、財相の
野田氏が発した言葉(当然ながら笑いは起こらず。)だが、ようやく閣僚人事が発表された。
・首相 野田佳彦 54歳 衆議院議員五回生 野田グループ 元財相
・総務 川端達夫 66歳 衆議院議員八回生 川端グループ 元文科相 幹事長人事や官房長官人事で既に名前が挙がっていた川端氏、中間派の大物では有るが此処まで名前が
出続けるのは、表向き自主投票だったグループが実は野田支持に纏まった論功行賞人事か。何故、総務相に
治まったのかが全く分からない。
・法務 平岡秀夫 57歳 衆議院議員五回生 近藤・平岡グループ 前内閣府副相
一時は代表選出馬も検討した平岡氏、菅グループとの兼任だけにこちらも論功行賞人事か。弁護士出身
だけに適任では有るが、検察審査会の在り方を巡って小沢グループとの対決が待っている。
・外務 玄葉光一郎 47歳 衆議院議員六回生 玄葉グループ 前国家戦略相
地方分権に精通しているだけに本来ならば彼が総務相として相応しいだろう。政策通とは言え、外交は
未知数なだけに防衛相も代えて2+2に臨む位ならば、前任者の松本剛明氏で良かった気もする。松本氏は
野田グループを離れて行った人物が故に許さなかったのだろうか。
・財務 安住淳 49歳 衆議院議員五回生 前原グループ 前国対委員長
前日迄は岡田前幹事長が就任するとされていた。(その様に報道した新聞も有る。)蓋を開けてみれば
安住氏だったのだが、彼は先日、漆原公明党国対委員長から軽いと窘められた人物、発言内容で株価や
為替が乱高下する財相が無事、務まるかは甚だ怪しい。田中角栄氏以来の40代での財相と聞いて不安は
高まるばかりだ。
・文部科学 中川正春 61歳 衆議院議員五回生 羽田グループ 元文科副相
日本新党繋がりだろうか。或る意味、昇進人事でも有る。
・厚生労働 小宮山洋子 62歳 衆議院議員四回生 参議院一期 前原グループ 前厚労副相
こちらも昇進人事なのだが、小宮山氏は野党時代のネクストキャビネットで各所に名前が挙がっており、
(厚労相は無いのだが。)早くから入閣願望を示していた。念願が叶った訳だが厚労省は今や最も予算を
消化する省庁、業務も多岐に渡っており、前任の細川氏は力量不足も指摘されていた。相当、心して
掛からなければならないだろう。
・農林水産 鹿野道彦 69歳 再任 衆議院議員十一回生 鹿野グループ 元農水相、元総務庁長官
代表選に対する明解な論功行賞人事だが、彼は代表選を機に自らのグループを立ち上げた。所謂、反TPPの
農水族議員集団で有り、その代表者を農水相に就けたのは誤りだったかもしれない。震災や原発事故で
東北の第一次産業が風評被害も含め壊滅的なダメージを受けており、復興には欠かせない人材で有るのも
事実では有るのだが。
・経済産業 鉢呂吉雄 63歳 衆議院議員七回生 横路グループ 元国対委員長
農協出身の農政畑の鉢呂氏を何故、経産相に就けたのか、甚だ疑問だが、考えられるのは一点、TPP推進に 際し、大ダメージを受けるとする農業を如何に救済するか、模索しようと言うのだろう。しかし経産省自体、
景気浮揚策も検討しなければならないし、原子力エネルギーに代わる新エネルギーも模索しなければ
ならない状況に彼で良いのかと問えば答えは否かもしれない。鹿野氏と入れ替わった方が良い気もする。
・国土交通 前田武志 73歳 参議院議員二回生 衆議院四期 羽田グループ 参議院予算委員長
建設省出身、国土政務次官も務めており、遂に頂点に達した感は有る。明らかに震災復興に力を入れる為の
布陣と言えよう。
・環境・原発 細野豪志 40歳 衆議院議員四回生 前原グループ 前原発相
前任の原発相に加え、経産省から環境省管轄とした原子力安全庁整備の為、環境相も兼務する事となった。
当初、内閣府下に置く案が優勢だった原子力安全庁だが、経産省からの出向役人が管理したのでは何も
変わらないとした細野氏の主張が通った以上、当然の成り行きと言える。原発事故が終息するまで、総理が
何度、代わろうが彼が大臣を続ける事だろう。 ・防衛 一川保夫 69歳 参議院議員一回生 衆議院三期 小沢グループ 参議院政審会長
一川氏は野田氏と親交が有ると言われているが、主流派と反主流派のバランスの中で生まれた人事と
言える。
・官房 藤村修 61歳 衆議院議員六回生 野田グループ 元厚労副相
当初は岡田前幹事長で調整されていた人事だが本人が固辞した為、野田氏と日本新党での同期にして 側近の藤村氏に白羽の矢が立った。内閣のスポークスマン以外に各省庁や野党との調整力が問われる
ポストだけに彼の働き如何で野田内閣の評価が決まると言っても過言では無い。
・国家公安・消費者・拉致 山岡賢次 68歳 衆議院議員五回生 参議院二期 小沢グループ 元国対委員長
小沢氏の側近である山岡氏、本人も以前から入閣を希望しており、念願適ったバランス人事と言える。ただ
国対委員長時代から小沢氏のイエスマンとしての存在でしかなく、忖度政治も的外れだった為、行政手腕は
全く期待出来ない。
・金融・郵政 自見庄三郎 65歳 再任 参議院議員一回生 衆議院七期 国民新党 元郵政相
比例区選出の自見氏は、国民新党が昨夏の参院選で一議席も獲得出来なかった事から二年後の落選は
必至。政治余生を満喫するだけの為に閣僚に居座られても困るのだが。
・国家戦略・経済財政 古川元久 45歳 衆議院議員五回生 前原グループ 元官房副長官
初代国家戦略室長だけに順当な人事と言える。民主党政権になって二年、そろそろ明確な国家戦略を示して
良い時期に来ているのは間違い無い。
・行政刷新 蓮舫 43歳 参議院議員二回生 野田グループ 元行政刷新相
水槽にどじょうばかりなので金魚を入れようとしたのだろうが彼女はピラニア。彼女の手法は菅前総理同様、 他者を貶めて自身を浮かび上がらせるスタイルで、事業仕分けでは官僚を叩きのめす事で国民の支持を得て
来た。しかし案件によっては副大臣や政務官が官僚側に同席する事も有り、当然ながら彼等の怒りや恨みを
買う、正に共喰い状態。これでは党内融和に逆行し、反発も大きかろう。彼女の様な殴る蹴るの打撃スタイル
ではなく、枝野氏の様な理詰めで落とす寝技、関節技の方が求められるのだが。
・復興・防災 平野達男 57歳 再任 参議院議員二回生 小沢グループ 元内閣府副相
棚ぼた状態で平野氏に堕ちて来たこのポストだが責任は重大。野田総理は交代も考えたが、各自治体との
良好な関係性の継続を重要視し、再任となった。細野氏同様、被災地が復興を遂げたと言える迄、平野氏は
大臣を続ける事になるだろう。一刻も早く復興庁の創設が待たれる。(何故か原子力安全庁の方が先に出来て
しまいそうだが。)
派閥均衡人事という評価が有るが、菅グループ、鳩山グループからの入閣は無い。海江田氏は代表選時の
三党合意見直し発言が尾を引いたか、初回投票で最多得票をしながらポストは得られなかった。グループの
前会長、大畠前国交相が鹿野グループの立ち上げに参加した事も有り、鳩山グループは分裂寸前の状態だ。
またベテランと若手のバランスを取った人事とも言われているが、70代、60代の面々を見るに安定感が有ると
言うよりは、在庫一掃の印象が強い。参議院議員の比率が高いのもその為か。
如何に小沢氏の党員資格停止処分(この処分、国民からは軽過ぎるとの評価で二月の菅内閣支持率は
下がった。)の責任者とは言え、岡田氏が入閣を固辞したが故に微妙に各ポストのバランスが崩れてしまって
いる様に思える。ポスト野田を狙う為にあえて外れたかとも思われたが、本人の表情を見るにどうも菅総理に
酷使されて疲れ切ってしまった様だ。小沢批判の急先鋒だった仙谷氏は論外として、批判発言の記憶の無い
枝野氏あたりは入閣させても良かったのではという気はする。
さてこの布陣で結果は出せるだろうか。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



