憂国烈士

政治はこの国をどこへ導き、社会は何を求めるのか。

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菅総理の民主党代議士会での偽退陣表明から早、二週間、依然として退陣時期は明らかになっていない。また
内閣不信任案否決後に事のカラクリが明らかになって再び吹き荒れた菅下ろしの風も、トーンダウンしたかの
様に見える。今週、開催されると言われていた民主党の両院議員総会は22日に延期され、今の民主党内の
争点は自公両党が求める子ども手当の所得制限を受け入れるか否かに移っていて、菅総理は再生可能
エネルギー促進法の成立に意欲を見せていたりする。全ての背景は民意に有ると言って良いだろう。
 
内閣不信任案否決後の世論調査は不信任案を提出した自公両党と同調する動きを見せた小沢系議員に厳しい
評価を示した。
●内閣不信任決議案
NHK        満足     21 %  不満足      69 %
NNN        評価する  32.4%  評価しない    56.2%
JNN        妥当     32 %  妥当ではない  62 %
朝日新聞社   評価する  30 %   評価しない    60 %
読売新聞社   適切     27 %  適切ではない  65 %
毎日新聞社   評価する  32 %   評価しない    61 %
●民主党反主流派の動向
JNN        理解出来る  12 %  理解出来ない  86 %
読売新聞社   理解出来る  22 %  理解出来ない  73 %
共同通信社                   評価しない    89.4%
 
今週月曜日放映のTVタックルでみんなの党の江田衆議院議員が「復興支援法案を審議中に内閣不信任案は
有り得ない。」と発言し、自民党の小野寺衆議院議員が「私も呆れた。」と発言する辺り、政界でもタイミング的に
無い話だったのだろう。この騒動は先々週末の時点では菅内閣を下支えし、自民党の支持率低下を招いて
いる。
●内閣支持率
JNN        支持する  28.1%(↓1.4%)  支持しない  69.4%(↑0.8%)
朝日新聞社   支持する  28 %(↑2 %)  支持しない  53 %(↑2 %)
読売新聞社   支持する  31 %(↑1 %)  支持しない  59 %(↓1 %)
毎日新聞社   支持する  24 %(↓3 %)  支持しない  57 %(↑3 %)
共同通信社   支持する  33.4%(↑5.3%)
●政党支持率
JNN        民主党  19.5%(↑1.1%)  自民党  18.8%(0.4%)
朝日新聞社   民主党  20 %(↑1 %)  自民党  17 %(2 %)
読売新聞社   民主党  25 %(↑5 %)  自民党  19 %(1 %)
毎日新聞社   民主党  15 %(→0 %)  自民党  17 %2 %)
 
この数字に菅総理は気を良くし続投に意欲を見せたのだろうが、国民は武士の情けを見せただけであって、
意味を取り違えた菅総理に再び冷たい視線を送る様になった。先週末の調査では再び下落傾向に転じて
いる。(朝日新聞は二週連続で調査を実施しているので比較し易い。)そして自民党の下落傾向も変わらない。
一時は民自両党の支持率差は5%以上も自民党が上回る事も有ったのだが、その後は格差が縮まり、遂には
逆転してほぼ互角の数値になりつつある。党内のベテラン議員らに配慮して不信任案を提出した執行部だった
のだが、このままでは責任を谷垣総裁一人に押し付ける谷垣下ろしが起きかねない。
●内閣支持率
NHK        支持する  25 %(↓3 %)  支持しない  57 %(↑2 %)
NNN        支持する  24.1%(↓6 %)  支持しない  60.8%(↑5.1%)
朝日新聞社   支持する  22 %(↓6 %)  支持しない  56 %(↑3 %)
時事通信社   支持する  21.9%(→0 %)  支持しない  59.6%(↑0.1%)
●政党支持率
NHK        民主党  20.4%(↑2.8%)  自民党  21.1%1.5%)
NNN        民主党  25.5%(↑2.8%)  自民党  28.2%2.3%)
朝日新聞社   民主党  19 %(↓1 %)  自民党  16 %(1 %)
時事通信社   民主党  12.8%(↑2.6%)  自民党  14.6%1.9%)
 
民意は震災後、一貫して復興最優先なのだが、政界とはどうも温度差が有る様だ。ただ内閣不信任案を除いて
自公両党が政府与党の行く手を遮った事は一度も無い。法案に対する審議拒否も無ければ、参議院で否決して
廃案にした事も無い。政府与党の対応、対処、対策の遅れを問題としているのだが、国民にはそれが理解
出来ていない様だ。震災後にテレビ広告は「一つになろう、日本!」と散々、呼び掛けたが、国民も政治家も
この非常時においてすら認識を一体化出来ず、無意味な時間だけが流れている様に思えるのだが。
一昨日の閣議後の記者会見で野田佳彦財相は主流派の総理4候補が自分に集約されたとする報道に対して、
「菅内閣の一員として職責を全力で果たす事、以外に何もない。違和感を感じる。」とコメントしている。が一方、
「誰かから脱するとか、誰かを除くという話は不毛だと思っている。一番えなければいけないのは、怨念の
政治だ。」と発言、党内融和の方針を示した。次期総理候補としては、対党内反主流派、対野党への姿勢を
根本から改めると表明したに等しい。
 
思えば攻撃型政治家の菅総理は、野党時代においては自民党への追及で名を成して来た感は否めない。
与党になってからは、鳩山政権下では全く存在感が無かったが、自らが後継総理候補として名前が挙がるや
否や当時、政治とカネの問題で社会から批判されていた小沢幹事長に的を絞り、非難する事で国民の支持を
得た。消費税造営発言と参院選敗退で支持を失うも、秋の代表選で小沢氏と直接対決、これを制する事で
再び国民の支持を得る事になる。以降、小沢叩きは彼のルーティンワークと化した。小泉元総理に見られた
抵抗勢力との対決に類似している様にも見えるが、決定的な相違点は小泉氏が政策上で対立したのに対し、
菅総理は何ら自らの政策を持ち得ていなかった点だ。企業・団体献金の禁止を始めとする政治資金規正法でも
改定されていれば話は別だが、単に人気取りの浅はかな上辺だけの戦術に過ぎなかった事は明らか、これでは
私怨しか残らないだろう。
 
その様な経緯から仙谷官房副長官、前原前外相、枝野官房長官よりも反小沢色の薄い野田財相が、次期総裁
候補とされるのは自然な流れかもしれない。また大連立の相手、自公両党に対しても対峙姿勢が剥き出しの
官房長官よりも、財相の座に居た者の方が与える刺激が少なかったと言えよう。(前原氏の場合、外国人からの
違法献金問題が響いた。)仙谷氏が自民党の大島副総裁との会合を経て擁立しただけに、自民党側とは
野田氏で調整、合意が成されていると予想される。
 
同じく次期総理候補として名前が挙がっている鹿野道彦農水相も、「与えられた職務をしっかりやっていく、その
一言に尽きる。」、「民主党は与党として大きな責任を負っているので、一丸となって政権交代の原点に返って、
最善の努力をしていく事が最も大切だ。」と野田氏と似た様なコメントを発している。彼には私心は無いだろう。
しかし彼を担ごうとしているのは鳩山グループの一部の議員、同じ鳩山グループから小沢鋭仁前環境相が
出馬表明をしており、その対抗策と思える。鳩山グループは鳩山前総理が一時、政界引退を示していた頃、
小沢氏は羽田雄一郎参議院議員らと新たなグループの立ち上げを行おうとして、グループ内に批判の声も
上がっていた。小沢氏にしても菅内閣組閣時に環境相を外された経緯と無関係では無かろう。同じ様に
総務相の座を追われた原口一博前総務相も菅内閣の批判を続け、内閣不信任案に賛成の意を一時は示し、
今は代表選出馬の道を模索しているだろう。また最近、手を挙げた馬淵澄夫前国交相も前原氏の外相への
横滑りで国交相への内部昇格を果たせたものの、前原氏や仙谷氏が決めた中国漁船衝突事件への対応に
関し、不服とした海上保安庁職員の映像流出問題の責任を問われ参議院で問責決議案が可決、国交相の座を
追われた点で、不条理の思いが有るのは想像に難くない。そして6月の代表選に続き二度目の出馬となる樽床伸二元国対委員長、前回の代表選は野田グループに属していたにも関わらず応援が得られず、小沢
グループの議員からの応援による出馬だった為、選挙後に自身のグループを立ち上げた。かつての同志、
野田氏の支持に回る事なく立候補を目指すのは、あの時の経緯からだろうか。
 
思えば自民党政権時代から選挙、政局、ポスト争いと権力闘争の中で生まれた怨念で、日本の政治は動いて
来た。その根は深く、絶ち切れそうにも無い様にも思うのだが、怨念の政治を超えられる日は来るのか。

仙原幸彦と大連立

かつてポスト小泉を麻垣康三と称した事が有った。生太郎禎一福田安倍晋の4氏から
一文字ずつ取った造語だが、全員が自民党総裁になり、谷垣氏以外の3人は総理に就任している。転じて今や
死に体と化した菅内閣、誰もが退陣時期以外に興味を示さず、早くもポスト菅に仙原幸彦なる造語が登場した。
谷由人 現官房副長官、前官房長官、元行刷相
 民主党の閣僚経験者の中で最も実務に明るいとされ、野党とのパイプも太く、官僚からの信任も厚い。難点は
 尖閣諸島沖漁船衝突事故への対処や自衛隊は暴力装置発言などで、参議院にぴて問責決議を受けた経験と
 健康問題。
誠司 前外相、元国交相
 民主党代表経験者でもあり、鳩山、菅、小沢の3氏によるトロイカ体制後を担う人材とされている。自民党の
 安倍元総理との親交も深く、民主党ながら保守派。継続的に国民からの人気度が高い。問題は外国人からの
 政治献金を受領した違法行為が発覚し、外相を辞任した点と、対中、対露強硬路線の為、特に中国との
 関係性が著しく悪い。
枝野 現官房長官、前党幹事長、前行刷相
 野党時代より論客として一目、置かれた存在。震災発生以降は昼夜を問わずの会見を行い、「枝野寝ろ、
 石原黙れ、菅起きろ」と評された程で国民の期待度も高い。鳩山内閣発足時の入閣はおろか政務三役入りも
 逃し、仙谷行刷相の後任として初入閣する。しかし菅内閣発足時では幹事長へ転身となるが、参院選惨敗の 
 責任を取り、党代表選後は副幹事長止まり、仙谷官房長官の後任として今年1月に就任しており閣僚経験は
 短い。
野田佳 現財相、元財副相
 民主党随一の弁舌巧みな演説家と評されている。鳩山内閣では財務副相を務め、菅内閣では財相に
 昇格した。昨年度予算の編成では各省庁の調整役を務め評価が高かったが、昨年の為替の円高傾向に対し
 緊急会見まで開きながら、注意深く見守るとだけ発言し、市場関係者にはその能力を疑問視する向きも有る。
4人共、主流派で温度差は有れいずれも反小沢派になる。前原氏よりも先と目された岡田幹事長は、統一
地方選を含む選挙に連戦連敗に加え、噂以上の頑な迄の原理原則主義に党内外の期待は低まってしまった
様だ。反主流派、親小沢派側の候補は原口一博前総務相、海江田万里経産相、小沢鋭仁前環境相、樽床伸二
元国対委員長らが居るには居るが、小沢氏に比べればあまりにも小粒、しかし小沢氏は党員資格停止処分
中で代表選に立候補する事は出来ない。
 
一方、民主党と自民党の大連立に向けての動きも活発だ。昨日のTV討論では民主党の岡田幹事長、自民党の
石原幹事長の双方が言及し、仙谷官房副長官は自民党の大島副総裁と会談し、調整中の様だ。捻じれた
国会では審議も採決も遅々として進まず、その分、復興への歩みが遅く成るのに加え、民主党政権の経験や
能力、人材に関する不足も如何ともし難い。また民主党主流派には反主流派対策として、党外に賛同勢力が
欲しい側面も有るのだろう。対する自民党も2年に渡る野党暮らしに辟易している処でも有り、小沢氏でなければ
党内の大部分の勢力が賛意を示す状況に有る。自民党が求める子ども手当、高速道路無料化、高校無償化、
(農家の)戸別補償の所謂、バラマキ4K政策の撤回も、マニフェスト修正を予定している民主党主流派には受け
入れ易かったりする。方や反主流派の方々はマニフェスト堅持の姿勢を崩せないので、小沢氏の存在含め
大連立は消極的にならざるを得ない。党を割るのも一つの手だが、大連立政権下での野党では冷や飯暮らしの
上、復興に貢献せずむしろ反対勢力と国民から見られ支持も集まらず、次の選挙で落選しかねない。此処は
耐え忍ぶしかなかろう。
 
国会議員票では主流派と反主流派は拮抗しているので、北沢防衛相は党員投票も含んだ代表選が望ましいと
発言しているが、準備に時間が掛かり過ぎるので、やはり国会議員だけでの代表選が行われる様だ。谷垣
総裁は大連立は相手次第と発言しており、主流派と反主流派のどちらが選出されるかで、その後の対応も
変わってくるのだろう。被災地は一刻も早い復興を望んでいる。無駄に出来る時間はもう無いはずだ。
森で熊に遭遇したら死んだ振りをせよというのは良く聞く話(真実はそうではないらしい。)だが、菅総理はこの
手を一昨日、使ってみた。相手は国会、党内、派閥での数々の政局を制し、今の地位を得た自民党の派閥の
領袖達と、田中派、竹下派と常に政局の中心で腕を磨き、40代にして与党自民党の大幹事長に抜擢された
小沢氏だ。無論、百戦錬磨の肉食系の彼等に死んだ振りなど見せた処で、見破られるのがオチなので、彼等の
仲間で草食系の鳩山前総理に的を絞った。肉食系の彼等と異なり、草食系の彼は民主党が全て、その習性を
上手く利用する事にした。彼の習性は欺き易さも含めて昨秋の代表選前の候補者調整会談で確認済みだ。
亀井国民新党代表からも期限付き退陣表明以外に不信任案を否決する道は無いとのアドバイスを貰い、意を
強くした。後は期限を言質を取られない様にする自己流のアレンジを加えれば良い。
 
覚書には、
・民主党を壊さないこと
・自民党政権に逆戻りさせないこと
・大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと
 1.復興基本法案の成立
 2.第に次補正予算の早期編成のめどをつけること
とだけ記載した。鳩山前総理は承諾しただけではなく、代議士会での菅総理の神妙な面持ちでの挨拶の後に、
所属議員に対して不信任案否決を呼び掛ける応援演説までしてくれた。更には挨拶で若い人に責任を委ねると
言ったのを自分の事だと解釈したのか、原口前総務相まで翻意を表明した。会合は一気に不信任案否決の
方向へ流れ出し、本会議での投票での造反議員も最小限に抑えられ、不信任案は大差で否決された。
 
否決してしまえば此方の物、内閣不信任案は一国会に一回しか提出出来ないので、党首討論で言及した様に
今の通常国会を年末迄、延期して通年国会にすれば、もうその地位を脅かされる事も無い。来年の通常国会の
冒頭に再び内閣不信任案が提出される事は想定されるが、それまでの約半年間に復興という名の総選挙
準備さえ行っておけば、解散や公認外しで造反組を恫喝して萎縮させられる。そうして菅総理は種明かしの
会見を夜に行い、事故を起こした原発の冷温停止を目処としていると語った。工程表によれば冷温停止の
予定は来年1月になる。菅総理が冷温停止に如何、貢献出来るのか甚だ疑問なのだが。
 
計算外だったのは騙されたのを恥じて大人しくしているかと思った(昨年も私は何だっだのでしょうと惨めな姿を
曝していた。)鳩山前総理が嘘を吐いてはいけないだのペテン師だの騒ぎ始めた事だった。最低でも県外と沖縄
県民を欺き、総理辞任後は総選挙に出馬せず引退の方針も撤回した彼に、その様な罵り方はされたくないの
だが、どうも両院議員総会の開催を目論んでいるらしい。民主党の規約には党代表の解任手続きが無い為、
今すぐ引き摺り下ろされる話でもなく、代表を辞めさせても総理を辞めさせる事は出来ないので問題は無いの
だが、事の顛末を聞き及んだ中間派の議員までが続投に難色を示し始めた。自ら切腹を申し出た者をわざわざ
磔獄門にするのは忍びないと武士の情けを掛けて貰った形が、仇となった様だ。自民党は参議院での問責
決議案提出の検討に入り、此方の可決は揺るがない。可決されれば菅内閣退陣が持論の西岡参議院議長は
開会のベルを鳴らさないだろう。そうなれば全ての法案が廃案で政権運営は行き詰る。これらの状況を
意識してか岡田幹事長、枝野官房長官、安住国対委員長までが、早期辞任論を口にし始めた。
 
結局、万策尽きたか、今夜、菅総理は民主党の石井選対委員長との会談で、11年度二次補正予算案と特例
公債法案を成立させて退陣すると表明せざるを得なくなった。悪い事は出来ないものだ、

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宴たけなわ

昨夜、鳩山前総理は菅総理を公邸に訪ね、退陣か挙党一致(小沢氏の要職起用か。)を迫ったが、拒絶された
らしい。そして今日、震災後、初の党首討論が開催された。内閣不信任案の提出が前提だった為か、谷垣
自民党総裁の主張は過去の党首討論より整理されていた。
 
●4つの不信と3つの大罪
谷垣総裁は菅総理が総辞職すべき理由として4つの不信感を挙げた。一つは選挙に負け続けており国民の心が
離れている点、二つ目は遅々として進まない普天間基地移設問題に加えて、原発事故に関し隠蔽疑惑を
持たれるなど良好ではない対米関係、三つ目は日本国債の格下げに象徴される国際市場の評価、最後に独断
専行で官僚機構、閣僚そして民主党の戸惑いと離反、この4点で信頼を失っていると指摘した。更に3つの大罪
として一つに原発事故を含む震災対応での不手際、二つ目に被災者軽視、最後にマニフェストの撤回を挙げて
責め立てた。3つの大罪はレベルがバラバラだが、4つの不信感は指摘通りだろう。惜しむらくは後半に取り
上げた遅々として進まぬ復旧、復興状況、仮設住宅の5月末3万戸の目標に2万7千戸に留まった供給とか、
生活再建支援交付金の各自治体への入金率は2割弱とか、様々な事例をもっと整理しておけば、現在の惨状と
期待出来ない将来について更にアピール出来たのではなかろうか。
●見事な韻の踏みっ振り
公明党の山口代表は震災対応の遅さを指摘し続けた。ヤル気が有るのかとまで面罵している。政治休戦と
協力を申し入れたにも関わらず何も示されず、スピード感や現場の切迫感に乏しいと批判した。秀逸なのは
被災地の窮状を「家を失い、家畜を失い、ペットを失い、仕事を失い、更に、子供を抱え、年寄りを抱え、借金を
抱え、病気まで抱える。」と表現し、被災者に政府から何ら支援が無い事を強調した。救済制度が設立されない
のは、誰かの邪魔か、総理のリーダーシップの足りなさかと追及したが、此処は総理の能力の無さについて
言及すべきだったか。
二党の党首の指摘に菅総理は防戦一方だったが、二人に問い掛けられても復旧、復興の具体策について
一言も触れられず、成すべき事を成していない事が明白な以上、それも止むを得まい。未だに審議に応じて
くれるのかと震災前と変わらぬ問い掛けをし、国会の会期延長どころか通年国会まで自分から口にして失笑を
買っている様は哀し過ぎた。
 
党首討論後、自民党と公明党にたちあがれ日本が加わり、内閣不信任決議案が衆議院に提出された。要旨は
「菅内閣は、国難の時にあって明確な指針を示せないまま迷走を続け、復興と再生に大きな障害となっている。
東日本大震災をめぐる対応は、初動の遅れを招いた判断、曖昧で場当たり的な指揮命令など、取り返しの
つかない状況を生み出してきた。被災者や関係者への配慮を欠く発言、マニフェストにこだわりバラマキ政策を
財源に充てようとしない姿勢、対策本部の乱立、唐突な連立政権呼び掛けなど、未熟で軽率な言動に
寄せられる厳しい非難は、菅首相が政権を担当する資格と能力に著しく欠けている実態を明確に示している。
未曽有の災害を前に、(我々は)菅内閣の継続を黙認してきたが、もはや容認はできない。菅首相は一刻も早く
退陣すべきである。」と有る。簡潔だが明解な提案理由だろう。
 
これに同調するかの様に反主流派小沢系議員として政務三役に就任していた東祥三内閣府副大臣、三井辨雄
国土交通副大臣、鈴木克昌総務副大臣、内山晃総務政務官、樋高剛環境政務官の5名が辞表を菅総理に
提出した。今夜、小沢グループは会合を開き、小沢氏本人を含む衆議院議員71名が出席したとされる。鳩山
前総理や原口前総務相も不信任案への賛成を表明する中、共産党は採決での棄権を決定、社民党も棄権の
予定とも報じられている。今頃は民主党の主流派、反主流派が入り乱れて、票固めに躍起になっているだろう。
大量の欠席により不信任案は可決してしまう様にも思えるのだが、明日はどの様な結果になるのだろうか。

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