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東京都あきる野市の横沢入は、都に指定された「里山保全地域」。
湿地が広がり谷戸には棚田がある、清らかな湧き水が流れる場所だ。
この里山には数多くの生き物が棲み、日本本土に生息するヘビの全種類が見られる。
また、トウキョウサンショウウオや何種類かのカエルの繁殖地でもあり、
それは、沢山の小動物が生きられる豊かな環境が残されていることを意味する。
アカガエルの産卵が気になっていたが、僕は冬眠が長引き思うように動けなかった。
ヒキガエルの観察や撮影と同時進行する余裕が無くて、繁殖活動は見られずに終了。
それでも確認したかったので3月13日に足を運んでみた。
↑里山にある谷戸。奥まで棚田が続いている。
現地に着いて、湿地と田んぼを一つずつ見回りながら歩く。
もうすでに相当な数のオタマジャクシが泳ぎ回っている一方で、そこかしこに卵塊が。
そのほとんどが産卵から日数を経ていたが、まだ新しいものが数個あった。
せめて一週間早く来ていたら、抱接や産卵の場面に立ち会えたかも知れない。
↑卵の中で胚の成長が進むアカガエルの卵塊。
カエルが卵からオタマジャクシになる前には 胚 という段階がある。
卵の中で胚になり、外に出てからも何日間かは胚の状態で過ごす。
↑外に出る寸前まで大きくなった胚。卵の中で時折りクネクネと動く。
↑今まさに出て来た胚。オタマジャクシとは形が全然違う。 ↑あと少しでオタマジャクシになる胚の集団。早生まれのオタマも見える。 口や内臓や肛門が出来上がるまでエサは食べず、お腹に残った卵黄の栄養で成長する。
エラが出来るまでは皮膚呼吸であまり動かないが、エラが伸びきると少しずつ泳ぎ出す。
外側にあったエラが体内に隠れる頃には、エサを食べて泳ぎ回るようになる。
そうなれば、もう立派なオタマジャクシだ。
↑2cmほどのオタマジャクシ。小さい画の中に小さな生と死が写った。
↑つぶらな瞳には癒し効果を感じる。健やかに育ってほしい。
豊かな環境が保たれているこの里山で、トウキョウサンショウウオやカエルの成体が、
特定外来生物のアライグマによる大きな捕食被害を受けている。
捕獲が行われ被害は減りつつあるが、外の地域から入って来る限り油断は出来ない。
その他の移入種に対しても、在来の生き物に明らかな影響を与えるものについては、
積極的に捕獲駆除を行う方針との事。
当然ながら、動植物の持ち込みや採集は禁止されている。
守る自信が無い人は訪れるべきでない場所だ。
せめて限定された地域では、本来の姿の自然と人間の共生を目指したい。
アカガエルのオタマたちの成長ぶりと、冬眠から目覚めてそろそろ繁殖期を迎える、
シュレーゲルアオガエルの様子を観察したいので、また近日中に行くつもりです。
どうぞお楽しみに。。。
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「東京の里山 横沢入通信」掲示板 第2紀
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こちらのブログはご存知でしょうか?
2015/4/14(火) 午後 11:23
> ケンヤさん
このブログはブックマークしてあって何度も閲覧しています。。が…何故か掲示板を見ていませんでしたー。チェックするようにします。
2015/4/15(水) 午前 2:04