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池の底に落ち葉が敷き詰められ水は澄んでいた。こんな場所なら気持ち良く産卵できそうだ。
ここは東京都町田市にある緑地の中。最近ポカポカ陽気なので様子を見に行って来た。
シュレーゲルアオガエルが生息している所だが、さすがに早過ぎたのか出会えなかった。
代わりと言っては何だけれど、ヒキガエルの産卵が行なわれていたので撮影してみた。
産み落とされて一日以内の卵塊。水が澄んでいるから卵嚢はきれいな状態に保たれている。
しばらく観察していたら目立つ体色をした個体がいる。メスなのにお腹が膨れていない。 どうやら産卵を終えても陸に上がらないでいるようだ。警戒心が強くてすぐに隠れる。
ヒキガエルの体色はかなり多彩だがこの色は珍しい。美しくても生きる上では不利だろう。
緑地内には隣接していくつかの池があるので、そちらでも観察したり撮影したり。
それぞれの池の個体数が多くなかったため、本格的なカエル合戦は見られなかった。
抱接しているペアは何組かいたものの、真昼間ということもあり産卵場面は無し。
他の池にいたペア。不審な撮影者を見つめている。水面から出た鼻の穴が何となく可愛い。
大きな池でポツンとメスを待つオス。良い出会いに恵まれるだろうか。
この緑地は都心から比較的近く環境が保全されているので、手軽に自然と触れ合える。
カエルたちは生息し易いはずだが、ここでもやはり厄介者の存在は忘れられない。
日本の侵略的外来種ワースト100に指定されているウシガエルとアメリカザリガニだ。
どちらも人間の都合で移入や放逐した生物で、彼ら自身に罪があるわけではない。
しかし、在来種を根絶やしにする恐れがあるから、これ以上殖えてしまっては困る。
結局は人間に近ければ近いほど、自然や生態系は人間の矛盾に付き合わされている。
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2014 ヒキガエル産卵祭
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頭の脇に外鰓があり、お腹の中にはまだ卵黄が残っている。この姿でいる時間は短い。
ヒキガエル産卵池@目黒区 ではヒキガエルの卵が孵化して、オタマジャクシ直前の段階に。
凄く沢山いるように見えるけれど、以前の卵塊の数からすると大分減ってしまった印象だ。
カエルは卵や胚の時から多くの生き物に食べられる運命で、食物連鎖の中間に位置している。
取るに足りない小さな存在のように見えても、生態系の中で大きな役割を果たしているのだ。
この池にはカメやコイやアメリカザリガニが生息していて、カモやサギなども飛んで来る。
ここ数年は環境の変化や他の生き物からの圧迫で、僅かずつ減少しているような気がする。
カエル好きの気のせいなら良いのだが、寂しい結末を迎えるのだけは避けたいものだ。
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