|
3年前に世界一周の旅に出た師匠が年末に旅を終え、 日本に帰ってきたとの報告を受け、銀座まで会いに行ってきた。 銀座で会うというのには理由がある。 世界一周の旅の最初の数ヶ月、僕も師匠と一緒に中米を旅し、撮影のアシスタントをさせてもらったのだが、長期間の海外生活で次第に日本食に飢え、新しい町に入るとまず中華街を探していた。日本食はほとんどないのだが、中華屋はどこにでも大概ある。中国人と言うのは大したもので、どの国のどの町にも入り込み中華屋を営んでいる。そして外れがなくどこもそこそこ美味い。最初の一ヶ月くらいはそれで満足していた。しかしながら、油っぽい中華料理に次第に嫌気がさし、町をふらつきながらつい出てしまう二人の口癖は ”うまい寿司でも食いたいなぁ”だった。 ある時、僕が師匠のつぶやきに 「寿司くらい日本に帰ったら僕がオゴりますよ」なんてつい口にしたら、 「オレは高級な寿司しか食わん」なんて師匠が言い出すものだから、 僕は負けじと「銀座の寿司屋でいいっすか」 と、口が滑ってつい言ってしまったのだ。 言ったが最後、後の祭りとはよく言ったものである。 帰国の報告を受け、例の約束を果たさねば、と急いで銀座の寿司屋をネットで探す。 Google先生に”銀座 格安 寿司”なんて入れてみるものの、ページを開くまでもなく検索結果のキャッシュに、おひとり¥15000〜 なんて嘘であって欲しい金額が表示され、額から今までかいたことのないような大粒の汗が滲んだ。
くぅッ、これが世に言う銀座の寿司屋か。。 しかし、師匠に嘘をつくわけにはいかない、、と腹をくくりネットで予約を入れた。 憧れの師匠のアシスタントをさせて頂き、久しぶりに話をすることもできる。それだけでも三万円は破格なのではなかろうか。よし、こうなったらついでに撮り貯めた作品も見てもらってアドバイスしてもらおう。それも含めて三万円、お買い得ではなかろうか。などと自分に都合のいい理由を探して納得した。 久しぶりに会った師匠は変わりなく元気そうで、 その後の旅のこと、帰国後の日本での生活などを話ながら寿司屋に向かった。 注 直前でお店を変え、ランチにしたので予想より遥かに安くなった。
旅の最中は厳しかった師匠は穏やかな態度で僕に接してくれた。写真家とそのアシスタントという師弟関係が解けた以上、必要以上に厳しくする必要もないのだろう。写真について色々な話をしながら寿司を頂いたので、僕は正直、話に夢中で寿司の味などひとつも覚えていない。見てもらった写真でいくつかの写真を気に入ってくれたことが嬉しかった。適切なアドバイスも頂いて、進むべき作品の方向性を示してもらえたと思っている。止めてしまった時計をもう一度動かさなきゃ。まだまだ撮るべき写真が僕にはある。三月に再び被災地に行こうと思う。 |
全体表示
[ リスト | 詳細 ]
|
専門学校の友達、田尾さんの写真展を観に、青山のギャラリーまで行ってきた。
いつか写真集を出すことが夢と言っていた田尾さん。 僕はその頃からあの田尾ちゃんでも写真集を出すことは難しいのだなぁと思っていたが、10年の歳月を経てようやく出版となり、自分のことのように嬉しく思った。 会うのはおそらく4年振りくらい。積もる話もあってしばらく話に夢中になったが、目当ての写真集を買って帰ってきた。 会期は明日までですが、ぜひ。 写真展「ビルに泳ぐ」 日時=2013年1月14日(月)〜1月27日(日) 12:00~20:00(会期中無休) 場所=Raum1F 東京都渋谷区神宮前5-39-12 Tel.03-6419-3421 http://taosaori.com/blog/ |
|
専門学校の同級生、ウッティーの写真展を観に オリンパスギャラリー行ってきた* 「ゴリラボヤージャー2011」〜 東から西へ 〜 http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/130124_keisuke/ |




