|
電車を降りると、昨夜から降り続いた雨は上がっていた。
改札前の大きな窓からは青空が見える。 ひつじの群にも似た雲の連なりが遠く彼方まで浮かんでいて、 その隙間から差し込む太陽光は畑の新緑をキラキラと照らしている。 雨上がりは濡れた部分の色が濃く沈むので、風景をより鮮やかに見せてくれる。 この透明感がある風景が僕は好きだ。 駅を出ると、商店街が道の両脇に続く。 忙しそうに開店の準備を始める和食店の料理人。 ブクブクと音を立てる水槽を泳ぐ熱帯魚。 老人を乗せたタクシーがゆっくりと傍を通り過ぎていった。 いつもと変わらないこの町の風景。 そこにあることが当たり前で見慣れてしまった景色たち。 長旅からの帰国後にそれらの風景と出逢うと、とても美しく見えた。 美しいものを見過ごしていた自分を少し恥ずかしく思った。 今日も見慣れた景色を楽しむ。 新作写真展を開催いたします。 http://ise-photo.com/ ise |
2010
[ リスト | 詳細 ]
|
. 突然ですが、世界一周の旅に行ってきます。 ウソのような話ですが、ホントに今から旅立ちます。 今回、尊敬する写真家-竹沢うるまさんの世界一周旅行に同行させて頂けることになりました。 うるまさんは5年前からずっと憧れている写真家であり、目標でもあります。 僕が沖縄離島や世界を旅するようになったのも、うるまさんの影響が大きい。 彼が撮る表情豊かな風景を自分もこの目で見てみたいと思ったのです。 今いる場所に僕を導いてくれた憧れの人物と巡る世界一周旅行。 話を頂いた当初は舞い上がったり、出発してもいないのにホームシックになったりもしましたが、 今は地に足を着けて、しっかり勉強してこようと思います。 世界一周、どこまで同行させてもらえるのかはまだ未定ですが、 全行程必要とされるよう全力でサポートするつもりです。 携帯電話は解約してしまうので、 期間中に連絡先の変更等がある場合、お手数ですがE-Mailまで連絡下さい。 iseya_kouichi★yahoo.co.jp ★→@ 旅行中、僕は記事の更新をする予定は無いので、 旅の様子は↓こちらからご覧下さい。 竹沢うるまHP http://www.uruma-photo.com 竹沢うるまの世界一周放浪記 http://blogs.yahoo.co.jp/zvc00730 では、行ってきます。 ise |
|
太陽のように眩しかった。 僕はその光を追って走った。 今、その光に飛び込もうとしている。 この五年間、振り返ると色々なことがあったが、 全部ここに繋がっていたのだと思う。 ここからが本当のスタートライン。 不安は一歩ずつ進んでいくことで消えていく。 祈るより前に飛び込もう。 I choose to have faith. It's the only thing that's keeping me going!! 次回、重要なお知らせがあります。 ise |
|
. 僕の祖父はいわゆる頑固おやじ。昔からとても厳しくて怖い人だった。 僕が写真家を志すことを決めて進み出した頃、「道楽の写真で飯が食えるわけが無いだろ!」と一喝されたことがあった。自分なりに必死に悩んで、迷って、それでも進もうとした写真家への道。それなのに、乱暴で否定的なその一言に僕もカチンときてしまい、その日から祖父の事を嫌いになった。 そんな祖父も今年で93歳。”近い将来、会えなくなる日が来る。” 苦手意識は変わらず持ったままだったけど、そう考えると久しぶりに会って話がしたくなった。 久しぶりに会った祖父はだいぶ老けてしまっていたけれど、毎日ビール二缶飲んでしまうくらい元気! 今でも写真を続けていることを伝えるとしきりに関心していたのが嬉しかった。葬式用の写真を撮ってくれと言われ、急遽セットを組んで撮影することに。 笑った祖父の顔は老いを感じさせないくらい、とても若々しかった。 2009. 1/18の日記を転載。 僕はたまに物事に呼ばれることがある。 それは物だったり、人だったり、イベントだったり。 目に見えない何かに吸い寄せられるかのようにその事が気になって仕方無くなり、 真っ先にそれが解決するように行動を起こす。 少し前から、祖父の状態があまり良くないと言うことを父親から聞き、気になっていた。 苦手意識も無くなったので、元気なうちにもっと話をしておきたいという気持ちもあった。 その日は祖父に呼ばれた気がして、会いに行く。 数日前からずっと体調が悪かったみたいだったが、 その日だけ回復していて元気な顔が見られた。 「身体だけは気をつけろ。」 祖父は最後にそう言った。 それから10日後の今日、祖父は他界した。 最後の言葉をしっかり胸に刻む。 そうすることで、僕の中で祖父は生き続ける。 「じいちゃん、ありがとう」 行ってきます。 ise
|
|
レストランの中央には丸い水槽があって、 水槽を取り囲むようにテーブルが並べられていた。 カウンターに一番近い、一角に座った。 自分の歪んだ顔が写り込む水槽の中では、 緩やかな海流に身を任せてクラゲが泳いでいた。 ヤドカリとヒトデは何かを待つかのように海底で息を潜めている。 ガラス越しに伝わる海の温度はひんやりと冷たかった。 料理が来るまでのしばらくの間、小さな海を眺めていた。 海月(くらげ) 海星(ヒトデ) その日、海にも月と星があることを知った。 地上と海は水面を境に対になっているのかもしれないな。 ise .
|



