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「市民による環境教育運動を!!」
ASUKA自然塾は今年の6月にNPO法人になりました。それまでは任意団体として、飛鳥川のホタルの増殖活動を中心に行ってきました。今年の3月、NPO法人設立にあたり、この法人の理念、目的として「持続可能な社会の建設の為に教育で貢献する」ことを謳いました。
活動としては、自然観察会の開催、ホタルの増殖活動、生物保護、生態調査、環境絵本の作成、ビデオの作成など環境教育を行うことを目的として幅広く活動を展開しています。
そして、6月にホタル観察会を開催しました。多くの人が参加し、ホタルより人間の方が多いぐらいでした。それにしてもなぜ、こんなにホタルは人気が有るのでしょうか?
ホタルは稲作とともにあり、日本の田園風景とホタルのイメージが重なって私達の心の中にあるのかもしれません。しかし、今、農業を取り巻く環境が大きく変わりました。その事がホタルの減少に関わっていると思われます。水路はコンクリート化し農薬を使用し、挙句の果てに、後継者不足で休耕田が増えています。私達は本能的に農的社会の復興を望んでいるように思います。持続可能な社会には農的社会がベースにならなければならない事を私達は本能的に知っているのではないでしょうか?
私には、その期待とノスタルジーをホタルに見出して、多くの人が見つめているように思えてなりません。
私はホタルの活動を通して地域社会が生物の多様性に考慮し持続可能な社会へと変わっていくきっかけになることに期待しています。
例を挙げれば、豊岡のコウノトリの郷でコウノトリを自然に繁殖させるために、「農薬に頼らず米作りをしながら、田んぼでコウノトリの餌となるカエルやドジョウなどの生物を育てる「コウノトリ育(はぐく)む農法」を推進。同農法による栽培面積は市内で百ヘクタールを超え、ブランド米として京阪神を中心に出荷され始めた。残留農薬が国基準の十分の一以下の農産物『ひょうご安心ブランド』も三十九団体が取得し、県内の市町別でトップとなっている」そうです。
このように、一つの生物を護り育てる事で地域社会が変わってきた事に価値があると思うのです。
生物多様性を保つ環境とはどんな環境なのか、環境再生と経済活動の両立、この事を学び実践してゆくことが持続可能な未来への第一歩になるのではないかと思うのです。
「国連・持続可能な開発のための教育の10年」が2005年からスターとして今年で早や3年目になります。私達はこの意義を理解し実践として、地域社会をも変えていく「市民による環境教育運動」を展開していかなければならないと決意しています。そして、多くの市民が環境教育運動を興すようになった時、地域における環境革命が出来、地球革命へとつながってゆくのではないでしょうか。
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