自然ワンダーランド

ちょっと立ち止まって、見て、考えたい。

高尾山

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全110ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

イメージ 1

イメージ 2

 サナギタケかと思ったら、菌に冒されていたのはセンチコガネだった。イヌブナの堅果を拾っているときに目に入った。普通に歩いていたら、見落としていただろう。

イヌブナの果実の落下

イメージ 1

イメージ 2

 まだ木についているものもあるが、かなりの数の堅果が落下した。少し時期が遅めに感じるが、前回は7年も前なので、比較するにも記録を見ないといけない。三角錐の堅果は、拾おうとすると逃げてしまい、つまみにくい。他のドングリでは、ウラジロガシとツクバネガシが多いようだ。
 イヌブナの堅果の大きさは、平均的にはブナより小さい。しかし、個体差があって、大きめの堅果ばかりを落とす木もあれば、小さめの堅果ばかりの木もある。穴が開いていて、中身が虫の糞に変わった堅果もかなり見られた。殻斗に付いたものはその割合が高く、2個の堅果の接点に、貫通する穴があって、2個とも食われたケースも多かった。
 一方で、イヌブナの葉の変色が始まっている。「黄葉」の一種だが、今年は色が汚い。他の樹木も傷んだものが多いから、台風による強風の後遺症なのかもしれない。

イヌブナの実

イメージ 1

イメージ 2

 今年(2018年)、イヌブナは2011年以来の結実年を迎えた。高尾山はもちろん、秩父・南アルプスも同時に実っている。前回の豊作年から、実りのない時期が6年あり、いつになく長い空白の後の大豊作になった。
 昨年一部が開花したのは、イヌブナにしては珍しい(1990年代以降の観察では始めて)ことだった。開花をためらっているようにも見えたが、なぜそうなったかは全くわからない。ブナが時々不規則に部分開花をするのに対して、イヌブナはそういうことがなく、不作年には雄花一つも作らない徹底ぶりだったので、どういうことか悩んだ。ちょうど次の結実年になってもいい頃だったので、結実年になるかと思ったが、それにしては花の量が少なく、開花しない個体が目立ち、結局不発に終わった。
 今日(10月3日)は、台風の風で一部の果実が落ちたもので、まだ樹上には多量の果実がある。本来の成熟した果実が落ちてくるのは、もう少し先になる。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

低いところに実ができていたので、近づいてみる。実は、中の種子がまだ未完成で、小さいのが透けて見えている。莢自体は硬い。「偶数羽状」の葉も手にとって見ることができるが、傷つけてしまうと、すぐに葉が閉じ始めた。小葉がきれいに並んだ中に、小さいまま立っている小葉があり、虫こぶ化していた。
昆虫の正体は不明。ごく小さな芋虫が複数入っている。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 山の中に勝手に生えたクリの木が花を咲かせている。まだ高さ4mほどの低木で、枝は横に大きく広がって、手の届くところにも花のついた枝がある。葉には、オトシブミの揺籃が付いていた。新しいので、親がいないかと探したら、離れたところにいた。
 花は穂になって咲くが、ほとんど雄花で、雄花だけの穂が多い中、いくつかの長めの穂には、その根元近くに1個の雌花があった。まだクリらしい形は見えない。棘もない。育ち始めた殻斗の鱗片が伸びて、棘っぽくなっているが、柔らかく、これがそのまま棘になるわけではない。

全110ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事