自然ワンダーランド

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多摩地域の自然

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ジャガイモタケ

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まるで小ぶりのジャガイモが落ちているかのようだったが、割るとキノコだ。断面は始め白かったが、まもなく変色して、紫色になってくる。地下生ということだが、この場合は地表から見えていた。地下生菌といっても、地中深いところではなく、落ち葉の下程度の浅いところにできるので、地表から見えることもあるのだろう。

冬桜

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 サクラには数百の園芸品種があり、今も増え続けているが、ジュウガツザクラとフユザクラは、花の少ない晩秋から冬にかけて咲くので、人気が高い。園芸品種は人の好みで増やされてきたもので、自然淘汰を経たものではないから、いくら人気があっても、私には関心の持てるものではなかった。もちろん、自然界で、自力で増えていくことはできない。

サクラが春に咲くのは、一つには花粉の運び手となる昆虫が出てくる時期に合わせてあるからで、花と昆虫の共進化の結果だ。昆虫には昆虫の生活があり、時期に応じて花を選択していくし、花も、効率のよい昆虫がいるか、非効率でも数の多い昆虫が働けるときに咲くほうがよい。同じ種の花は同時に咲くほうがよいので、個体間の開花同調が起こる。

では全く違う季節に咲くと、どうなるか?

もし、同種の他の個体が咲いていないときに1個体だけ開花した場合、自家不和合があれば(実際多くの種が自家不和合)、結実しない。花を愛でる人間には、種子ができるかどうかには関心がないだろうが、いや、場合によっては樹勢が衰えるから種子や果実は望まないかもしれないが、花にとっては結実に結びつかない開花は、無駄な消耗にしかならない。だからこそ手段を尽くして、同調開花するし、花粉の運び手にあわせて開花するようになる。

晩秋にサクラが咲いてもほとんど送受粉は期待できない。サクラが望む相手の訪花昆虫の大部分が活動しなくなっているし、フユザクラは何本もあって一見他個体と一緒に咲くように見えるが、これは接木で増やしたクローンだから他人ではない。仮に昆虫が花から花へ花粉を運んだとしても、自家不和合のために種子はできない。他の品種が咲いていれば結実の可能性はあるかもしれないが・・・たとえばジュウガツザクラをフユザクラと並べておけば、どうなるだろうか?

活動する昆虫が少ないとはいえ、まだ飛ぶ虫はいる。ハエやハナアブは冬でも飛ぶが、サクラでは食事できないから、花粉の運び手にはならない。成虫越冬のキタキチョウ、タテハ類が冬の運び手になる可能性は、あるかもしれない。花が少ない分、温かい日に間違って飛び出してしまったら、お腹がすくはずだ。

真冬でも陽だまりで日光浴するムラサキシジミは、どこで食事をするだろうか?今はまだアサギマダラの成虫が生きていて、産卵が続いている。アサギマダラはコウヤボウキやトネアザミで食事をするのを、よく見るが、フユザクラにも立ち寄っていた。昆虫には、花の由来は関係なく、必要なときに食事に使えるかどうかだけが関心ごとだろう。フユザクラも、クローンでさえなければ、繁殖のチャンスは生まれるかもしれない。だからジュウガツザクラと並べて植えれば、花の少なくとも一部は無駄にはならないのではないか、などと思うのだ。

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 高尾山では雨で昆虫の動きがなかったが、日が出れば、まだまだ花の需要は多い。成虫越冬の昆虫や冬前の産卵を控えた昆虫にとって、花蜜のある花がだんだん貴重な存在になってきている折、秋遅くまで開花するヤクシソウ、コウヤボウキ、アザミ類などの価値は、高くなっているだろう。
 それにしても今年の秋は天気の悪い日が多い。
写真上:コウヤボウキで吸密するアサギマダラ
写真下:コウヤボウキで吸密するニホンミツバチ

センチコガネの穴

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 真新しい糞が歩道上に落ちていて、フンバエとセンチコガネが来ていた。誰の糞かはわからないが、赤い実を食べて、果皮の色が残った状態で出ている。
 小石の下を通って地面に溝が掘ってあり、垂直の穴へと続いている。写真を撮るために近づくと、センチコガネは緊張した。しばらくフリーズ状態。さらに少し接近すると、センチコガネは溝を通って穴に落ちた。避難所を作って食べているところを見ると、この糞は時間をかけて食べるだけの大きさと質を備えたものだと、センチコガネには見えたのだろう。

繁殖期近し

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 しばらく姿を見なかったサルの群れが来ていた。何を食べているのか、手元、口元までは見えないが、ほとんど葉のなくなったサクラの木や草原で、何かをむしって食べている。そのうち争う声がする。開けたところにいるサルは、あまり声を出さないが、暗い林内ではにぎやかに争っている。まもなく繁殖期になる。年に一度のお祭りの季節に向けて、体の準備も整ってきているようだった。

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