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100501 まずは、少し戻って角バラズの手水鉢から見ていただきます。 慈光院にある石州作と伝えられる4つの手水鉢の内、一番自然石の形をしていないのがこの手水鉢です。 他の手水鉢は、それなりに手を加えてあっても自然の感じというか、そこら辺に転がっていても違和感の無い雰囲気ですが、この手水鉢だけは石を切り出して加工したものです。 またバックに盆栽の様な見事な松が添えられ、さらにその向こうには遠くの景色が見えていて、それが南側のお庭の自前の景観と対になって、そのこだわりが心地好い演出です。 東側の眺めですが、お寺のホームページを見ると平成6年(1994年)頃の同じあたりの景色の写真が載っています。 新しく宅地造成された住宅が田圃の向こうに続いて居て、中にはビルも見受けられる日本中郊外に行けば、どこにでもありそうな景色が写っています。 そのまま何もされなければ、住宅街がもっと間近まで来ている光景となっていたのかも知れませんが、お寺は平成9年(1997年)より残っていた田圃約3000坪に盛り土をして植林を行いました。 その結果が中段の写真です。北東側にある住宅街はもうすっかり樹木に隠れてしまい、蓮池と林とその向こうの大きな建物だけが少し見えています。 ホームページにはその辺のご苦労については何も書かれてありませんが、多くのお金の掛かることですから、並大抵のご苦労では無かったはずです。 下の写真は、南側のお庭ですが、白砂と大苅込に囲まれた石組み、そしてきっちりと刈り込まれた大苅込の対比の妙がすばらしく、書院上の間の上座からは、この景色が正面に見えます。 |
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