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 奈良の大仏様です。正式には、盧舎那仏といいます。東大寺の金堂にあたる大仏殿に安置されており、東大寺のご本尊です。
 聖武天皇の発願により天平17年(745年)に制作が始まり、天平勝宝4年(752年)に開眼供養会が行われました。
 大仏様と大仏殿の造営には、のべ260万人の人が携わり、造営にかかった費用は、現在のお金にしておよそ4657億円と推計されています。

 大仏と大仏殿は、治承4年(1180年)と永禄10年(1567年)の二回焼失し、その都度再興されてきました。
 一回目の焼失は、平重衡による南都焼討の時で、重源上人を大勧進として大仏様を復興し、文治元年(1185年)に開眼法要が行われました。大仏殿の落慶法要は、建久6年(1195年)に行われ、後鳥羽天皇、源頼朝、北条政子が臨席したと伝えられています。

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 二回目の焼失は、永禄10年(1567年)、松永久秀の兵火によるものです。この時は、戦国時代の最中にあって復興事業もままならず、大仏殿は仮堂が建てられましたが慶長15年(1610年)に大風で倒壊し、その後の大仏様は雨ざらしで数十年放置されるありさまでした。
 貞享元年(1685年)、公慶上人が江戸幕府から大仏再興のための勧進の許可を得て、ようやく再興が始まりました。
 元禄4年(1691年)完成、翌元禄5年(1692年)に開眼供養された大仏様と、宝永6年(1709年)に落慶した大仏殿が現存の大仏様と大仏殿です。
 この時の再興では、必要な大きさの資材を調達することができなかったり、資金不足などから、創建当時の大仏殿と比較して、間口がおよそ3/4となっています。

 大仏様自体も、現在のおよそ15mより1m高い16mだったと言われています。

 それにしても、これだけの建物と仏像を造り上げるのは、如何なる時代であっても世紀の大事業であり、なみなみならない関係者の苦心苦労があった事と忍ばれます。

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