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150408 書院の東側は、遠く奈良盆地の景色が広がり、上ノ間に座ったままでも景色が見えるよう、生け垣も高さを低く抑えられています。 今回は、東側の眺めの良い写真がありませんが、中段の写真で松の右側に、わずかに遠景が写り込んでいます。 東庭は、書院の東北角に設けられている茶室「高林庵」の露地としても使われており、こちらにも片桐石州製作の手水鉢が据えてあります。銘は「角バラズ」かどばらずの手水鉢です。上部の四隅が面取りしてあるので角ばらずなのでしょうか。 東側の生け垣の外側は、急斜面になっていて、一番下は、池になっています。人工の用水池でしょうか。池の向こうは川の土手道の車道があって、富雄川が流れています。 このように書くと、慈光院の東側に見える景色は、土手と川のように思われるかも知れませんが、東側にはそれなりに住宅が並んでいます。 お寺のホームページには、東側の景観を守るために如何にしてお寺が取り組んできたかが、ビフォアアフターの写真と共に掲載されています。一部を引用させていただきます。 ・・・ 当院としましても事ある毎にこの「物質面の豊かさと精神面の豊かさ」についての話をし、緑豊かで美しい景観・環境の重要性を説いてまいりましたが、単なる理論や理屈の上だけでなく 、何かの形で実践しようということから、平成9年より書院東側(蓮池の横)の元来田んぼであった土地(約3000坪)に盛り土し、樹木を五、六百本植樹致しました。・・・ 現在の東側の景色は、植樹した木々も順調に育っているようで、すぐ近くに建っているはずの住宅や建物も緑に隠されて、大きなビルでさえ木々の間から少しだけ見えている程度に、なっています。 それにしても、お寺やその他の関係する皆様方の大変なご尽力のたまものと言わなければなりません。 よそでも、有名なお庭の背景に高層マンションが加わってしまったなどという、笑えない話を聞くにおよんで、こちらのお寺の先進性には、目を見張る思いがいたします。 |
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