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150410
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 下離宮の寿月観の見学を終えると、元へは戻らずに、入ってきた西側の御幸門と反対側にある東門から、下離宮を退出します。

 前に来た時は、東門を出ると眼前に田園風景と、その向こうに比叡山が見えていましたが、この天気ではさっぱり見えません。
 下離宮から上離宮や中離宮の間には、水田などの耕作地が広がり、後水尾上皇が田園風景を愛でるべき風景の一つと考えていたことに驚きます。
 そう言えば、桂離宮へ行ったときも、窓から見える田園風景を維持するために、周りの農地を買い上げ耕作を委託していましたが、同じようなことをここでもやっていました。

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 下離宮から中離宮や上離宮へは、松並木に囲まれた馬車道と呼ばれる道をたどります。
 下離宮から馬車道を真っ直ぐたどれば、上離宮へ行きますし、途中から南へ分かれる馬車道を行けば突き当たりは、中離宮になります。

 この松並木は、意外にも蓋らしく、明治になってから明治天皇の離宮行幸のために、それまでの田んぼの畦道だったものを、馬車が通れる幅の道に整備し、両脇に松を植えて松並木としたものです。江戸時代の皇族や天皇は、馬車には乗らなかったでしょうからね。

 松並木の松は、2.5mにすべて剪定されていますが、やはり松の木が高くなりすぎると、この見晴らしが失われるのを厭っているのでしょうか。
 それにしても、すべての松並木の松を剪定によって、同じ高さに切りそろえていくというのは、大変な手間だろうと素人ながら感心します。

 京都の皇室関係のお庭は、本当に手間ひまを厭わず、一流の手が入り続けているお庭ばかりなので、できれば、できるだけ多くの人が見れると良いなと思います。

 手間ひまの価値や長年培われた技術というものが、どんなものなのか確かめることができます。

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