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2016年03月

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 慈光院の書院の上ノ間で、床柱を背にして座って見えるのは、南庭と東庭の一部です。
 白い砂が敷かれた両側を、さつきの丸い大刈込や、その他の木々の寄せ植えなどで南庭は、構成されています。

 慈光院のお庭は、南庭に限らず、石灯籠は一つも置いて無く、また池も建物内から見える範囲にはありません。
 さらに日本庭園では定番の巨石による石組みも、南庭の中央奥にさりげなく置かれた「五石の石組」と呼ばれる石組みが唯一のものです。
 その代わりと言っては何ですが、茶席の周辺には、片桐石州作と伝えられる手水鉢や、蹲踞が点在します。

 上の写真は、上ノ間の南側の縁から写真ですが、中央奥のやや右よりに、見えているのが「五石の石組」です。
 近くへ寄った写真が下の中段の写真となります。

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 五石の石組と言いますから、石は五個ありますが、写真ではちょっと見4個しか見えません。
 五個目は、右端の石の手前に土に埋もれるように置いてあります。石組と言われても、説明をうけなければ単に石が無造作に置いてあるだけという感じです。

 石や石組が庭の中で、強い主張をしていません。「ああ、そこに居たの。」って感じです。

 この庭の特徴は、ともかく饅頭型や方形にきっちりと刈り込まれた大刈込です。大刈込は、つつじが主役ですので、5月の終わり頃から、6月にかけて花が咲きとてつもない景色となります。

 何度か花のあるときに、お邪魔していますが、もちろん花の無い時期も、ご覧の通りスッキリとした結構な眺めとなっています。

 下の写真も、五石の石組ですが、大小の大刈込と背景や間に植えられた木々が良い調和を保っています。
 この日は、修学旅行生がいたせいかどうか、庭へは出られませんでしたが、前に来た時のように庭へ降りて大刈込の間を巡りながら、書院の姿を庭からも堪能したかったです。

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 本堂をお参りした後は、書院へ向います。
 書院で説明を受けていた修学旅行生達は、三々五々茶室や中庭を見ながら本堂へやってきます。

 私と連れは、入れ違いに書院へと向います。

 書院は、東から床の間と付け書院のある「上ノ間」を主室として、西へ「中ノ間」「下ノ間」と続いています。
 十二畳ある上ノ間は、書院広間の茶席として造られており、そのための水屋は、下ノ間に造られています。
 
 また、書院の北側の東西には、「高林庵」と「閑茶室」が設けられています。
 上ノ間は、南側と東側が開けており、南側には大刈込をモチーフとした南にが造られています。
 上の写真は、下ノ間の廊下から見た南庭ですが、ここから庭へ降りる場所があります。正確には、庭から上がる場所があります。でしょうか。

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 中段の写真は、一番上の写真の場所より、少し右手前を撮った物ですが、四角い刈込の脇を通って突き当たる道が、縁先から庭へ出る通路です。右の方には、山門を通ったあと直接お庭へ入る門が見えています。

 中央の手前に続く道は、下の写真の手水鉢の脇を通って下ノ間の縁側へ上がります。
 さりげなく置いてある手水鉢ですが、片桐石州の作になる手水鉢で、「独坐(どくざ)」の名がつけられています。

 ところで、お寺のホームページに

・・・片桐石州は書院・茶室に添えて手水鉢・蹲踞を造っている。素材・形状・配置全てに石州のこだわりや演出をうかがうことができる。・・・

 などと書かれていますが、果たして、石舟が鑿や槌を使って、文字通り彫り上げた物なのでしょうか。それとも、素材選びとデザインをしたと言うことなのでしょうか。
 デザインだけだと思うのですが、どうでしょう。石工の技もお持ちだったのでしょうか。

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 慈光院の本堂を拝観します。もともと慈光院には、本堂と呼ばれる建物は無く、現在の「書院」を「方丈」として、そこに本尊である釈迦如来がまつられていました。
 その後、開山である玉舟和尚像と片桐石州像が、他所より移されてきたことにより、書院の北側に仮堂を付け足して、本尊と共におまつりしていました。

 昭和59年(1984年)仮堂に代わり新しい本堂を建立し、三像を安置しました。
 大きい本堂ではありませんが、品の良い格調高い建物です。本堂の天井には、大きな龍が画かれていて、絵の下で柏手を打つと、ころころと鈴のような良い音がします。

 上の写真は、本堂の向かい側に建つ茶室「閑茶室」です。建物の左半分が茶室、右半分は水屋となっています。茶室への出入りは、左側にある貴人口と言われる障子戸から出入りします。

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 中段の写真は、本堂と書院の間にある中庭です。飛び石の中央にある大きな石は、座禅石と呼ばれています。この石の上で座禅を組むのでしょうか。確かにご本尊の正面ではありますが・・・。

 中段の写真を撮ったのは、本堂から書院へと渡る廊下からです。じつは、この廊下の外側にも露地が作られていて、もう一つの茶室「高林庵」に続いています。

 廊下の窓から、外側を撮ったものが、下の写真です。

 ところで慈光院の創建について、ウィキペディアから引用です。

・・・寛文3年(1663年)に石州流茶道の祖・片桐石見守貞昌(石州)が父・貞隆の菩提寺として大徳寺185世・玉舟和尚(大徹明應禅師)を開山に迎え建立。慈光院の名は父・貞隆の法名「慈光院殿雪庭宗立居士」から採られた。・・・

 しかし公開されている建物を見ていると、どうしてもお寺と言う感じが薄く、お屋敷やお茶室を見学している気分になってしまいます。

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 慈光院の庫裏にある玄関を上がると受付があり、手続きを済ますと、いつもですと書院の東端にある上之間でお抹茶をいただくのですが、書院には、修学旅行の団体がいると言うことで、先に本堂から拝観するよう勧められました。

 上の写真は、庫裏の玄関からの写真で、山門である茨木門が見えています。門の左側に見えている屋根は、南庭の主役である大刈込の上に建てられた観音堂の屋根です。

 慈光院の拝観できる建物の配置は、敷地の南東側に主要な建物である茅葺屋根の書院が建てられています。
 書院の西側には、庫裏の建物があり、渡り廊下で繋がれています。

 書院の北側には、中庭を挟んで昭和59年(1984年)に建てられた本堂が建っていて、書院や庫裏とは、渡り廊下で繋がれています。
 慈光院の建物は、これだけではなく、航空写真などを見ますと、本堂の北側や、庫裏の西側にも大きな建物が沢山見えていますが、観光客が拝観できる建物は、書院と本堂だけです。

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 中段の写真は、本堂の西側から書院を撮ったものですが、書院の西側の東西に設けられている二つの茶室の内、西側にある閑茶室が見えています。

 中央の樹の後の建物が閑茶室です。

 下の写真は、同じ場所からもう少し西寄りを撮ったものですが、右側の建物が庫裏の建物で、左端の建物が、茅葺屋根の書院と、そこに付随する「閑茶室」です。

 中庭は、東側は石が置かれ、樹もありますが、細い樹だったり小さい樹だったりで、割と広々した印象です。大して下の写真に見られるように西側では、大変に目を引き、しかも大ボリュームの松が主役で、イメージ的には森の印象です。
 ところで、渡り廊下には引き戸などありませんので、冬は、かなり寒くて厳しいと思います。お寺では、当たり前なのでしょうか。

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 慈光院の門をくぐると、道は、Y字型に分かれていて、右の方へ向う道は、とおせんぼがしてあります。

 拝観のために受付へ向う道は、左側になります。上の写真は、山門の手前からの写真になりますが、門の向こうには、きっちりと刈り込まれた生け垣と、右の道を止めている「とおせんぼ」が見えています。

 下の中段の写真が、受付のある庫裏へ続く左側の道です。建物の妻に掛かる額の文字は「慈光院」です。
 左の道の両側は、写真でも見えるようにきっちりと四角く刈り込まれた両側の刈込に遮られ、視界がほとんど効きません。

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 下の写真が、山門を入ると直ぐ右へ分岐する道です。

 右へ分岐した道は、さらにY字型に分岐し、右へ分岐した道は、さらにもう一度右へ分岐します。

 最初に左へ分岐した道は、書院の参内玄関へ向います。身分の高い人用の玄関と考えれば良いでしょう。それでは、右へ分岐した道の行先は、やはり書院にある勅使門です。こちらの役目は、朝廷の使者などを迎えるときに使ったものでしょう。
 最後に右へ分岐した道から、さらに途中で右へ分岐した道ですが、こちらは、直接お庭の入り口へと向います。

 書院を使用した茶会などでは、こちらを通ることも多いのでしょうか。

 慈光院のお寺は、大和三名園の一つと云われています。ちなみに他の二つは、當麻寺中之坊の「香藕園(こうぐうえん)」、吉野山の「竹林院群芳園」です。吉野山の「竹林院群芳園」については、この日の翌日見学してきました。
 當麻寺中之坊の「香藕園」については、数年前に見学しています。
 
 それぞれに、特徴があるお庭ですが、中でも慈光院のお庭が一番洗練されているように思います。他の二園は、自然を写した構成になっていますが、慈光院のお庭は明らかに人工の造り込まれた美しさがあって、美しさの方向の違う美しさです。

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