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米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は1日、連邦破産法11条の適用をニューヨーク州マンハッタン破産裁判所に申請した。11条適用申請の規模としては全米史上で3番目、米製造業部門では最大となる。
米政府は追加で300億ドルの融資を実施し、新会社の株式60%を取得する計画だが、先行きは不透明とみられている。
3月31日時点で連結資産は822億9000万ドル、負債は1728億1000万ドル。GMの取締役会は前日5月31日、破産申請と米財務省による破産手続き計画を承認した。
GMの破産申請を受け、同社株はダウ平均株価の構成銘柄から除外され、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でも「上場に適していない」として廃止された。
オバマ米大統領は、労働者と債権者の妥協により、存続・遂行可能なリストラ計画ができあがったとし、成功の機会はあると指摘。「うまく管理されれば、新生GMは(破産法の保護下から)脱却し、世界の自動車メーカーを追い抜き、再び将来の米経済にとってなくてはならない存在になり得ると強く確信している」と語った。
再生計画では、速やかな売却手続きにより会社規模を大幅に縮小し、破産手続きの60─90日以内での完了を目指す。新生GMと旧GMを選別するにあたって、GMは363セールと呼ばれる連邦破産法363項に基づく資産売却を行うとした。新生GMの資産は米国とカナダ政府、全米自動車労組(UAW)や無担保債権者によって保有される新会社に移管される。
GMは裁判所に提出した書類のなかで、7月10日までに売却が承認された場合のみ米財務省は新生GMに対する融資を行うと言明したことから、363セールは迅速に行われる必要があるとした。
(ロイター通信より)
ついに「将軍」とまで称された米国を象徴する巨大自動車企業GMが破綻した。
分っている債務だけでも16兆円というから、よくもここまで野放しになっていたもんだ。
オバマ政権は存続のために巨額の公的資金を投入したが、結局破綻は免れなかった。
しかし、明確な再建案が提示されなければ追加の資金投入はしないはずだったのに、どうやら破綻後に300億ドルという巨額の援助が成されるという。
国有化してでも再生を図るという気構えらしい。
まさか自由主義経済の大国であるアメリカが1企業に対してそんなことをするとは思いもよらなかったが、これにより、オバマ政権は大きな爆弾を懐に抱え込んだことになる。
新生GMの浮沈が、そのまま政権運営に影響するからだ。
さらには、他の業種に関しても次々と支援をしなくてはならなくなる可能性もある。
破綻の危機に瀕している米企業はまだまだ多い。
資本主義社会のエンジン部ともいえるアメリカ経済の行方は、今後の世界経済の流れを大きく変化させるだろう。
その一つの鍵を握るのは新生GMとなるのかもしれない。
吾輩はかなり厳しいと思うのだが、はたして再び「将軍」に返り咲くのだろうか・・・
アメリカの子分的な存在である日本としては、対岸の火事では済まなさそうである。
合掌
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