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先日、奥田城に行く機会があった。
奥田城とは、愛知県美浜町にある中世城館跡である。
戦国時代の水野勝成の城とされる。
横堀や堀切などの遺構部分は、相変わらずの竹藪である。
一方、登り口に、「城山」という手作りの看板ができていた。
聞いた話では、津波到来時に避難所にしてもらうため地元の人が建てたそうである。
経緯は詳しく知らないが、地元の人とは、地主なんだろう。
奥田城の標高は30メートルぐらい。
付近は低い土地なので、比較すると、いい避難場所である。
中世の城自体が、近世の城のように常駐する施設ではない。
戦時にのみ使う限られた目的の施設である。
非常時に使うという点で、本来の性格に近づいた。
避難場所とし周知する時、中世の城だった来歴は役に立つ。
開発をする前に突然、立地の利点として歴史に関わる場所を紹介したり、利用する向きもある。
残念なことに、成功した例をあまり知らない。
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