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Band Name:
Plateau Sigma
Album Title:
The True Shape Of Eskatos
Track List:
01. The Initiation
02. Satyriasis And The Autumn Ends
03. Stalingrad
04. Ordinis Supernova Sex Horarum
05. The River 1917
06. Angst
07. Amber Eyes Band Members:
Manuel Vicari (Male Vocals, Electric Guitars, Acoustic Guitars)
Francesco Genduso (Male Vocals, Electric Guitars, Acoustic Guitars)
Maurizio Avena (Basses)
Nino Zuppardo (Drums, Percussions) Amazon:
Bandcamp:
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イタリア、タッジャ出身、ドゥーム・メタル・バンドであるPlateau Sigmaが2014年にリリースした1stフル・アルバムにあたる『The True Shape Of Eskatos』。
その音楽性は、低音域の深海にまで響くかのようなディープなデス・ヴォイスを担当する男性ヴォーカリスト、中音域から高音域にかけての繊細なクリーン・ヴォイスを担当する男性ヴォーカリスト、その両者による男性ツイン・ヴォーカルをフロントに迎え、あくまでもアクセントとして一部の楽曲にゲストとして迎えられた女性ヴォーカリストによる悲壮感の漂う語り、ツイン・エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ベース、ドラム、パーカッションなどといった生楽器を配した、壮大なスケールと内省的さとを同時に内包したゴシック調のドゥーム・メタルが、一枚のCDアルバムの全編に渡り展開されていきます。
The Metal Archivesによるとフューネラル・ドゥーム・デス・メタルというサブ・ジャンルにカテゴライズされていますが、一般的に思い浮かべるようなフューネラル・ドゥームを期待すると肩透かしを喰らうのかも知れません。
本作に当たる『The True Shape Of Eskatos』は、このPlateau Sigmaというバンドのデビュー・アルバムにして、イタリアン・ドゥーム・メタル界における名盤だと私は思っております。
正直な感想を申し上げると、エレクトリック・ギターによるディストーションを多用した動のパートには大した魅力を感じず、今後の及第点だとも思いますが、エレクトリック・ギターによるアルペジオを多用した静のパートは、ドゥーム・メタルの中でも非常に聴きやすく、それでいてドゥーム・メタルとしての暗黒耽美さを見失っていません。
新人離れをした完成度を放つその旋律は、まるで深海を漂うかのような壮大なスケール、自己の精神に潜り込んでいくかのような内省的さ、その二つの相反する要素を併せ持っています。キーボードだのシンセサイザーだのいった、シンフォニックの要素を使用せずに、これ程までの暗黒耽美を表現する事が出来るのは、実に見事としか言いようがありません。
その反面、動のパートとなると、新人ならではの若々しい危うさが浮き彫りとなってしまい、そのギャップを面白いと受け取るのか、蛇足と受け取るのかにより、評価が二分に分かれてしまうのかも知れません。完成したメジャーな音を好む私としては、どちらかというと後者にあたります。
例えば、The ForeshadowingにしろNovembreにしろPostvortaにしろ、イタリア産のダーク・メタルには数多くの個性的なバンドが存在し、Novembreに男性ヴォーカリストとして在籍するCarmelo Orlandoもまた、このPlateau Sigmaというバンドが大のお気に入りという事です。たしかに、8thフル・アルバムにあたる『The Blue』をリリースした時期のNovembreを、更なるフューネラル・ドゥーム・メタルに接近させたかのような作風と言っても過言では無いのかも知れません。
まったくの余談ではありますが、Carmelo Orlandoがデス・ヴォイスもクリーン・ヴォイスも一人で担当するという強烈なスタイルを持っているのに対し、このPlateau Sigmaというバンドの場合は男性ツイン・ヴォーカルという安定した姿勢を持っているようです。もっとも、純粋に音を楽しむ分には特に気にならないかと思われます。
2分のインストゥルメンタルが1曲、それ以外の楽曲は8分から9分、10分、そして一番長い楽曲が14分、そして一枚のCDアルバムをトータルすると7曲60分という、圧倒的な大作志向の元、楽曲を製作し、提供するバンドのようですが、ドゥーム・メタル界としては比較的普通の事なのかも知れません。
また、一辺倒では無く、美しいメロディ・ラインを損なわない程度にプログレッシヴな構成力をも持つ楽曲は非常に歯ごたえがあります。
たしか、このPlateau Sigmaというバンドを知る切欠となったとあるレビュー・ブログ様では、スウェーデン出身のプログレッシヴ・デス・メタル・バンドであるOpethのファンに推奨したいと綴られていました。
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こんにちは('∀`)
デビューアルバムとは思えないですね!
VoやGの良さが楽曲の各パートの中でそれぞれ上手く生かされてる感じがします♪
暗黒耽美って言葉が似合いますね〜♪
2019/2/4(月) 午前 9:48
> joeyrockさん
こんにちは!
コメント、有難うございます。
本作にあたる『The True Shape Of Eskatos』の以前にリリースされたミニ・アルバムもまた、完成度が高いです。
joeyrockさんはデス・ヴォイスが苦手だったと記憶しておりますが、Plateau Sigmaは気に入って頂けたようで、嬉しい限りです。
2019/2/4(月) 午後 4:11