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Band Name:
Isole
Album Title:
Bliss Of Solitude
Track List:
01. By Blood
02. From Clouded Sky
03. Imprisoned In Sorrow
04. Bliss Of Solitude
05. Aska
06. Dying
07. Shadowstone Band Members:
Daniel Bryntse (Male Vocals, Electric Guitars)
Crister Olsson (Male Vocals, Electric Guitars)
Henrik Lindenmo (Male Vocals, Bass)
Jonas Lindström (Drums, Percussions) Amazon:
Bandcamp:
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Album Review:
スウェーデン、イェヴレ出身、エピック・ドゥーム・メタル・バンドであるIsoleが2008年にリリースした3rdフル・アルバムにあたる『Bliss Of Solitude』。
同じくスウェーデン出身のヴァイキング・メタル・バンドであるForlornが改名し、音楽性そのものも進化させたバンドのようです。
その音楽性は、中音域から高音域にかけての呪術的なメロディ・ラインを歌い上げるマイルドな男性ヴォーカルをフロントに迎え、あくまでもアクセントとして時折導入される男性ヴォーカルによる低音域のハーシュ・ヴォイス、ツイン・エレクトリック・ギター、ベース、ドラム、そして一部の楽曲にパーカッションなどといった生楽器を配した、プログレッシヴな趣を持つ、非常に個性的なエピック・ドゥーム・メタルが、CDアルバムの全編に渡り展開されていきます。
至る所にて、エピック・ドゥーム・メタルとカテゴライズされているので、私もこのIsoleというバンドの提供するサウンド・スタイルをそのように呼んでおりますが、たしかにスウェーデン出身のエピック・ドゥーム・メタル・バンドであるCandlemassからの影響を確実に通過したのであろう作風ではあるものの、ドラムによるブラスト・ビートを多用したミドル・テンポからスロー・テンポにかけての、長尺の楽曲の構成力はプログレッシヴ・メタルとして扱ったとしても何ら問題は無いと思ってしまいます。
純粋なドゥーム・メタルというよりも、どちらかというと、ドゥーム・メタルの要素が施されたプログレッシヴ・メタルなのかも知れません。
このIsoleというバンドを知った当初は、アメリカ出身のDaylight Dies、スウェーデン出身のDraconisn、フィンランド出身のSwallow The Sunなどといった、男性ヴォーカリストによるディープなデス・ヴォイスを主体としたゴシック・ドゥーム・メタル・バンドにハマっていたので、若干の物足りなさを感じてしまいましたが、どうやらそれは誤りであったようです。
男性ヴォーカリストによるマイルドなクリーン・ヴォイスが主体というそのスタイルは、デス・ドゥーム・メタルと比較すると表面では暗黒さは薄いのかも知れませんが、根底には何処までも呪術的な、そして耽美的なオーラを漂わせています。
恐らくは、この記事の一枚目に貼り付けたバンド・フォトの、中央にいらっしゃるオッサンが男性ヴォーカリストとして在籍するDaniel Bryntseなる人物だと思われますが、そのコミカルな容貌に似合わない、非常にシリアスな声質の持ち主です。
正直に申し上げると、1stフル・アルバムにあたる『Forevermore』、2ndフル・アルバムにあたる『Throne Of Void』を試聴したところ、楽曲そのものの完成度は比較的高いものの、プログレッシヴの要素は無く、まだまだドゥーム・メタル界に蔓延するバンドの一つという印象を拭う事は出来ませんでした。
本作にあたる『Bliss Of Solitude』をリリースした事により、一気にメロディ・センスが開花したと言って良いでしょう。それ以降、このIsoleというバンドは、どのフル・アルバムもゴシック・ドゥーム・メタルの入門書として最適なバンドとなったと思います。
逆に、ただひたすら長々とした暗黒耽美の旋律を追求するドゥーム・メタラーの目には邪道の存在へと映るのかも知れません。
The Metal Archivesには、カナダ出身のFuneral Circleを始めとする、似た音楽を提供する何組かのバンドが紹介されていますが、このIsoleのような個性的なバンドは、未だかつて発見する事が出来ずにおります。
7分から8分、11分にかけての楽曲が多く、そして7曲57分と、圧倒的な大作志向の元、楽曲を製作し、提供するバンドのようですが、ドゥーム・メタル界としては比較的普通の事なのかも知れません。
長々と同じ旋律を反復するドゥーム・メタルには飽きてしまった、という音楽マニアにこそ強く推奨したい一枚へと仕上がっています。
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