|
2019年08月31日10時00分
当記事は、「お気に入り登録(ファン登録)の方向け」です。
出典:株探無料HPで、各種指標・TOPニュース・人気テーマ・人気ニュースなどが見れて便利です。株式評論家 富田隆弥 ◆「米中関係」の動向に振らされるマーケットだが、日米株価ともチャートは踊り場を形成している。9月相場はこの踊り場からの放れ方向がまずポイントになるが、米中対立の泥沼化やリセッション(景気後退)懸念、香港デモや中東情勢など地政学リスクを抱えているだけに、乱高下の地合いがまだ続くことを想定しておく。 ◆23日は中国の報復関税に怒ったトランプ大統領が「中国から米国企業の撤退を命ずる」とツイートすると、NYダウ平均は一時745ドル急落した。だが、28日は米通商代表部が9月から実施する制裁第四弾の追加関税の引き上げ(10%→15%)を発表したものの、NYダウは258ドル上げ、29日には中国商務省の報道官による「9月も交渉継続、冷静な態度で問題解決に前向き」とのコメントが伝わると大きく続伸、一時2万6400ドルを回復して23日の急落分を取り戻した。 ◆このように乱高下するNYダウだが、日足チャートは概ね2万5500〜2万6400ドルでの往来、踊り場にある。移動平均線で見ると下値は200日線(2万5610ドル近辺)を意識し、上値は75日線(2万6290ドル近辺)や25日線(2万6210ドル近辺)を意識した往来だが、29日の上昇で25日線と75日線を抜いてきたので、往来上放れに突き進むことができるのか注目される。 ◆このNYダウの動きに歩調を合せる日経平均株価。8月6日に2万110円の安値をつけてから2万100〜2万700円での往来が続くが、29日夜間の日経平均先物が2万700円台に乗せて25日移動平均線(2万750円処)に差し掛かった。こちらも踊り場から上放れを試すところと言える。 ◆日本株の裁定取引残高(23日現在)を見ると、裁定買い残が4808億円と過去最低水準になる一方、裁定売り残は1兆9059億円と過去最高水準に膨れている(倍率0.25倍)。このように売りが溜まっている日本株だけに、25日移動平均線を抜いて踊り場を上放れるなら買い戻しを誘って日経平均は75日移動平均線や200日移動平均線、ネックラインの重なる節目「2万1000〜2万1250円」を試す可能性が出てくる。 ◆ただし、そうなっても安心できない。日本は10月から消費税が上がる。天候不順もあり消費不振が鮮明で、7-9月期の企業業績は円高に伴い期待薄とあれば株価の上値はあまり欲張れない。9月上旬は日柄的に変化日が重なり、メジャーSQ(9月13日)を控えてポイントになりやすく、上昇するなら高値示現リスクを募らせることを承知しておきたい。そして、反落するならまた急落と荒い展開が続くことを想定しておく。 (8月29日 記、毎週土曜日に更新) 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ ※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。 このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。 |
全体表示
[ リスト ]






