|
第6回 駿河ボクシングアワー
場所/静岡県藤枝市・静岡県武道館
日時/2011年7月17日 13:00開始
第1試合 スーパーバンタム級4回戦
●石神準也(平石) 判定0−3 安藤 光(西遠)○
今回がプロデビュー戦の、サウスポー石神。
対する安藤は、デビュー戦で黒星を喫した後の、復帰戦となるプロ2戦目。
石神が軽いフットワークからスピーディな攻撃を仕掛ける。
安藤は序盤は後手で回ることが多かったものの
徐々にディフェンス・攻撃面ともに、的確性を見せ、キャリアの差を感じさせる展開を披露。
一進一退の展開だったものの、的確に捉えていた安藤が判定勝利。
第2試合 ライト級4回戦
○青木クリスチャーノ(駿河) TKO 3R 尾形謙一(三津山)●
2008年4月ぶりの復帰戦となる青木クリスチャーノ。
対する、2009年度スーパーフェザー級中日本新人王・尾形も、2009年11月ぶりの復帰戦。
“久々同士”の顔合わせとなる一戦。
尾形がサークルし、クリスチャーノが仕掛ける展開。
クリスチャーノがロープに詰めて連打を仕掛ければ、
尾形がロープ際から打ち返す、スリリングで一進一退の試合。
3ラウンド、両者がもつれ合った際に投げ飛ばす形となったクリスチャーノに、減点1。
しかしその後すぐに、クリンチをする尾形に対しても、ホールディングで減点1が科せられる。
試合再開後、打ち合いを制してロープ際でクリスチャーノが連打を放つと、レフェリーが試合をストップ。
復帰戦同士の一戦は、クリスチャーノに軍配が上がった。
第3試合 67kg級6回戦
○多田友樹(沼津石川) TKO 1R サンチャイ・シンマナサク(タイ)●
アマチュア出身の多田が、6回戦でプロデビュー戦。
対戦相手はタイのサンチャイ。
サンチャイは昨年5月に岐阜で行われた安達寿彦戦を見たが
その時の印象は、テクニックも戦意もある好選手。
試合開始からスピーディなリードブローでペースを握ろうとする多田。
ペース争いの中では、サンチャイの重いブローが捉えそうになる場面も。
しかし、打ち合いの中で放った多田の右強打が、サンチャイのガードの隙間を的確に捉えダウンを奪う。
前のめりに倒れ、立ち上がろうとするも足元がおぼつかないサンチャイに、レフェリ−が試合を止めた。
第4試合 スーパーバンタム級6回戦
○山崎智也(駿河) 判定3−0 高山祐喜(新日本カスガ)●
2007年度スーパーバンタム級中日本新人王・山崎は、昨年2連敗を喫しているため
なんとしても勝ちたい今回の試合。
相手は、新日本カスガジムの高山。
スピードのある足運びにフットワーク、ジャブ・ストレート。
ヒット&アウェイのアウトボクシングをこなす。
山崎は、高山のスピードのある動きをリング中央から冷静に追う。
山崎の的確性か、高山のスピード・手数か。
判定をつけるのが非常に困難な試合、ジャッジは3者ともに山崎の的確性を指示した。
第5試合 フェザー級6回戦
○村松翼(駿河) 判定3−0 朝岡泰史(タキザワ)●
2010年度フェザー級中日本新人王のタフなファイターの村松は
ここ2戦は勝ち星に恵まれず、今回は復帰戦だった。
対するは、“ウルフ”朝岡。
一部ファンから大きな期待を寄せるチャンピオン候補。
試合序盤から前進を続ける村松と、的確に相手に打ち込む朝岡。
朝岡は手数を出し、的確性もあるものの、いかんせん体格差があり
ダメージングブローにまで結びつけることは出来ない。
対する村松はもらっても前進をやめず、徐々に手数を増やしていき、ペースをつかんだ。
ヒット数や技術では朝岡が上回ったものの、見栄えの差で村松が勝利をモノにした。
第6試合 60㎏級6回戦
●下田賀彦(駿河) 判定0−3 高山慎司(松田)○
元日本ランカーで、不利な試合ほど力を発揮する“火事場の馬鹿力”でボクシング界を賑わせた
ベテラン下田が久々のリング。今回がラストファイトと紹介されていた。
対するは、2008年度スーパーバンタム級中日本新人王・高山慎司。
序盤からスピード・パワーともに世代交代を感じさせる差があり
高山のワンサイドKOが見られるであろう展開。
しかしキャリアで10戦上回り、かつては日本ランキングにも名を連ねた下田だけに
技術に幅があり、決定打を打たせず、逆にスウィッチを披露するなどし
自分のブローを的確に当てる場面が多い。
しかし力強さがまるでなく、ポイントは高山に流れる。
そのままダウンシーンも見られず、判定で高山勝利となった。
第7試合 ウェルター級8回戦
●中嶋祐介(平石) 判定0−3 田中慎吾(西城)○
日本ランク10位に名を連ねる中嶋は、ランカー初戦。
対する田中は、4連敗後の試合となるこの一戦で、ランキング入りを狙う。
試合は、中嶋がサークルし、田中が追う展開。
中嶋は、戦意が感じられないほどにクリンチを執拗に繰り返す。
田中はクリンチをされても強引に打ち込み、強気な姿勢を見せる。
3ラウンド(?)に、田中が攻め込んだ際に強打が捉え、中嶋ダウン。
足元がおぼつかない深刻なダウンだったが、ゴングに助けられる形に。
その後は一進一退の打ち合い。
田中が前進して強振すれば、打ち終わりを中嶋が的確にワンツーを打ち込む。
試合は判定へもつれ込み、ダウンを奪った田中が勝利。
この日一番に会場が沸いた試合だった。
第8試合 54.5㎏級8回戦
○柘植雄季(駿河) 判定0−3 児玉卓郎(岐阜ヨコゼキ)○
昨年度全日本バンタム級新人王の“駿河の閃光”柘植が、地元でメインイベンターとして登場。
全国高校選抜3位・インターハイベスト8という輝かしいアマチュアキャリアを誇り
プロデビュー戦からいきなりメインイベンターを務めたほどの逸材。
昨年度は全日本新人王に輝く快挙を見せ、今回がプロ10戦目。
近々、日本タイトル獲得のため、負けられない今回の一戦の相手はなんと、
元日本バンタム級1位“岐阜の破壊王”児玉卓郎。
現東洋太平洋王者の大橋弘政戦や、元日本王者の大場浩平らとの伝説とも言える死闘は
ボクシングファンの間では有名。
ホープvsベテランの、試合前から注目度の高かった一戦。
試合は、スピードに乗る柘植がジャブとフットワークで終始ペースを握る。
しかし児玉も、堅いガードと最小限の動きで急所へのヒットは一切もらわずに、前進して圧力をかけ続ける。
ラウンドを追うごとに柘植がギアを上げていき、ヒット数を増やしていく。
児玉もひるまずに前進を続けるものの、柘植は闘牛士のようにかわす。
6ラウンド、左ボディブローでダメージを与えると、コンビネーションを打ち込み、レフェリーストップ。
柘植の底知れない才能と、児玉のベテランの意地が交わる、凄い試合だった。
そんな感じで、いい試合ばかりでした
今回感じたのは、“世代交代”
メインの柘植選手と児玉選手の試合もそうでしたし、
下田選手と高山選手の試合も、確実に世代交代を感じさせる試合でした。
また、会場には
元日本ライトフライ級王者・増田信晃さん
元日本バンタム級1位・村越裕昭さんや、矢吹敬さん、増田稔さん、鈴木憲さん、百々晃瑞さん……
一時代を築いた、かつての名ボクサーたちが勢揃いしていて
後輩たちの試合に胸を躍らせている姿が見られました。
時間が流れていることを感じました。
ニューヒーローの柘植雄季選手。
偉大な先輩ボクサーたちを超え、
チャンピオンベルトを巻く姿を見れる日も
近い日なんじゃないかなと思いました。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


