消費税増税 次の課題、首相余力は?課題山積…四面楚歌2012/08/10 23:25更新
この記事に関連するフォト・情報記事本文 社会保障・税一体改革関連法が10日、成立し、「政治生命を懸ける」としてきた消費税増税に道筋を付けた野田佳彦首相だが、新たな課題に取り組む余力は果たして残っているのか。「一票の格差」是正を含む衆院選挙制度改革関連法案、平成24年度予算の4割の財源確保に不可欠な特例公債法案、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加など残されたテーマは多いが、首相は四面楚歌(しめんそか)に置かれている。(加納宏幸)
関連法の採決直前、後見役の藤井裕久党税制調査会長が首相執務室を訪れた。
「よく頑張った。君が最高責任者としてぶれなかったことが、今日の結果だ」
二人三脚で増税路線を敷いた藤井氏の賛辞に笑顔でうなずいた首相。衆院の「一票の格差」が違憲状態にあることを理由に、藤井氏が「憲法違反の首相になってもらいたくない」と、早期の衆院解散を戒めると、「分かっています。当然です」と答えた。
首相は今国会で「一票の格差」是正を目指す考えだ。10日夜の記者会見でも「格差是正は、違憲状態だから一日も早くやらなければいけない。法案処理が私の責任だ」と明言した。
ただ、格差是正を実現しても、選挙区の区割りと周知期間で、あわせて最短半年は必要とされる。自民、公明両党との3党合意で「近いうちに信を問う」と言いながら「一票の格差」是正に意欲を見せることが野党には延命策に映る。
自民・石原氏「首相の頭は10月解散」2012/08/11 10:40更新
この記事に関連するフォト・情報記事本文 自民党の石原伸晃幹事長は11日午前の読売テレビの番組で、野田佳彦首相が自民、公明両党との党首会談で「近いうちに」と確認した衆院解散・総選挙の時期について「首相の念頭にあるのは10月だ」との見通しを示した。
石原氏は「(衆院小選挙区の)0増5減で、最高裁が『違憲状態にある』といったことには手をつけないといけない。与党がやらないので、今度も野党があとを押すしかない」と強調。今国会で「一票の格差」是正を含む衆院選挙制度改革関連法案を成立させた上で衆院選を実施することになるとの見通しを示した。
一方、平成24年度予算の財源確保に不可欠な特例公債法案の解散前の成立については「たぶん時間切れで届かない」と語った。
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