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これは一休さんがやり込められたお話です。
其れは年もおしせまった、みぞれ降る夕暮れの事です。
一休さんは一人鴨川を散歩し今出川まで出来た時
一人の乞食が褌1つでふるえていル野をみつけてしま今した。
あたりにはさえ切る物も無く。小屋があるわけでもない。
この寒空 この乞食は何所で休むかは知らないが・・・
ブルブル震えながら流からひるったらしい食物をあさって食べているのです。
一休さんふと足を止め 言葉を書ける前に上着を脱ぎかけていました。
一休さんも散歩帰りです 他にはなにもありません。見るに見かねて
『おお寒かろうて。さ、これでも少しは役に立とうから、お付け名され。
私はまだ袈裟も法衣も付けているから、お前よりましだ。
さ、えんりょうはいらなぬ。』
*なかなかできないですよね〜私なんか怖くて側にもいけない*
一休さんは つかつかと乞食さんのそばまで行くと その手に渡してやりました。
だが しかし・・・
当の乞食さんは只不振な面持ちで 一休を見返しただけで、何も言わない。
可哀想にこ奴は唖の乞食それにしても頭ぐらい下げてるなりしてもよかろう、謝礼すべきじゃが・・・
一休さんがそう思ったのも無理もないほど、小袖を手にした乞食は、
喜ぶどころか 可って五月蝿そうに不承不承の顔であったそうな・・・。
一度は、しかたがないとおもい生きすぎようと下1クウもこれは少し不愉快であった。
かって、自分の師華曳禅師が 街で下駄の鼻緒がきれた、弱っていた際に 門口からこれを見つけた
お内儀さんがお困りでしょうとすぐに家の中から布切れを持ってきて自らすげかえて与えたが・・・
その時 師も礼も意わずに行き去った事があった。
その事を一休はそのお内儀さんから聞いたことがあったので・・・
師に問いた返事が 「あ、そうであだったか 、あのときは嬉しくて嬉しくて、
心の中で何度も何度も御礼をしていて 感謝の気持ちで一杯であった」 と答えた。
あの時の師は胸の中で御礼を言い過ぎてつい声に出していう御礼の方は忘れてしまっていたのであっだ。
嗚呼!! そうか と この乞食もそうかも知れん と一度は心してみたが・・・、
あの態度は 全く逆に不服そうに振舞っていたである。これではならぬ、
一休は思い乞食の所にひきかえし、口をきった「お前はなんじゃ僅か1文2文の銭に頭を下げていな
がら私が小袖を与えたのに礼の一つもを言わないのかい」。
さ〜あ 乞食さんはどう 言ったのかは 皆で考えよう。
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